カオルの不定期日記



香木詩人 2010年03月10日(水)

  2010 3/9 (tue) 23:59pm
雪らしい雪が降った。


雪の中 eros のリハへ三鷹のスタジオへ。
まだ2回ぐらいしかやっていないのだけれど10曲仕上がりつつある。
誕生日ワンマンの初エロスが愉しみだ。
個人的には「人生最後に相応しいメンバー」だと想っている。

大西さんは遅刻したけれど
「そのぐらいでちょうどいい」と想った。

ドラムのあやちゃんは面白かった。
オレが「エロスというバンドの目的のひとつには回春がある。
 みんなが10代の時に憧れのロックスターのポスターを壁に貼った。
 あの頃にやりたくてもできなかったことをやりたい」と言った。
あやちゃんが言った。「アタシは生まれてない」と。
「あやちゃんにも10台のときあったろ。みんなのガキの頃のことさ」

ギターのオオシマも面白かった。
4/5の時に「次回のエロス」を告知をしたいからストーミーに電話した。
空いている日が5/11 26 31だった。
みんなの都合などで「5/26に決定」にした。
オオシマが言った。
「5/25だと覚えやすいから5/25がいい」

帰りは大西さんが車で立川まで送ってくれた。
大西さんは早稲田の文学部中退なので
話をしていて「会話のストレス」がなくて嬉しい。
最近では「五臓六腑/無頼/カタルシス」というコトバを
「聞いたこともない」というヒトが多くて気を使うから。

ブイーン。

豪邸を建てた弟は東急ハンズで主任をしている。
「ぜんぜん売れないから」と家族の分の「香木」をくれた。
知らないヒトのために。 HYPERLINK "http://ja.wikipedia.org/wiki/%8D%81%96%D8" http://ja.wikipedia.org/wiki/香木

薄く削って香炉などであぶりたいのが機材がない。
だからオレは見る人が見たら倒れると想うが
「直火ライター」した。
1分ぐらいで白檀のとてもいいカオリがする。
小山羊の頭蓋骨ぐらいの大きさで
間違いなくレインハウスで「最も高額なモノ」だ。
詳しい方がいたら調査をして欲しいのだが
「0.31 KGS M-1 山」という札がある。

とにかくほんとうにいいカオリがする。
民族屋などで売っているサンダルウッドお香とは政治家とピカソぐらいの差だ。

ブイーン。

4月発売予定のDVDは「カオルトレイン」というタイトル。
時間もエネルギーも大量に消費したけれどいいモノが出来た。
大絶賛だ。(オレとレインだけが)
しかし200枚をひたすら焼き増しするのは本当に疲れた。
ぜんぶは時間的にムリだけどランダムに「エラーチェック」もした。
ボロいプレイステーション2で観られたので大丈夫だと想っている。

はじめは「盤面印刷と値段」を考えて白い廉価版を買ったのだが
なにしろ1枚焼くのに40分くらいかかるしエラーが出た。
だから倍速対応のいいヤツを買った。
エラーも出ないし1枚7分ぐらいで焼ける。
ただ印刷が出来ない。
プリクラや黒猫のシールを貼ろうと考えたのだけれど
それがはがれて買ってくれたヒトのDVDプレイヤーが壊れたら困る。
考えたあげく盤面にはタイトルだけをマジックで手書きした。

できるだけ多くのヒトに観てもらいたい。(200しかないけど)

ブイーン。

3/17に新横浜ベルズの「ブルース研究会」なるものに
オレとヒサカタは乱入しようと考えている。
オレは「ブルース」という単語を歌詞で使用するけれど
ブルースには詳しくないし「まず唄えない」な。
和製ブルースには挑戦するけれど英語のヤツは「アレは聴く音楽だ」と。

ビリーホリデーの名曲「ストレンジフルーツ/奇妙な果実」という曲がある。
(これについては図書館の「新最後のアジト」に書いてあるはず)
最初にこの曲を聴いた時はあまりの威圧感というか
ビリーホリデーのエネルギーで胸が息苦しくなった。
和訳の歌詞を読んで愕然とした。
たぶんマリさんにもこの曲は唄えないのじゃないかと。

オレは個人的に想う。
ブルースは「苦しい日々(ブルーな日々)を楽しむための音楽だ」と。
いろいろな曲があるけれど基本的には「コードが3つ」しかない。
メロディーも歌詞もシンプルなモノが多い。
これは「曲のキーさえわかれば誰でも参加できるように」じゃないかと。
だからこそ「個人の力量が問われる音楽」だ。
そんなことはオレにはムリだから避けて通ってきた。

そんなことを即興で唄いたいと考えている。

いま雪は雨になっている。
道路が凍らないといい。
アシタは精神科の日だから。
都市にしか住んだことのないオレは雪に弱いのだ。


また毎週。
 


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