カオルの不定期日記



ロックは古いのか?? 2011年05月04日(水)

  ロックは古いのか??    カオル



「古い唄を見習わなければ。
 だけど自分自身が古い唄にならないように。
 古い唄が好きなのはかまわない。
 だけれど自分が古い唄になってはダメだ」


かつて「ロックである」ことが
とても刺激的で
ある世界では
そこそこの市民権を得ていた時代がある。

いずれにしても「前の世紀」の話だ。

さて。
「ロック的なもの」というのは
いつだって新しい風とともに時代を熱くさせた。
ほとんどは「前世紀の遺物」を踏みつけて
またはうまく融合してゴーっと吹き荒れた。

旧態依然を否定した新鮮な価値観。
うっとうしい現実をぶち壊して
幻想と情熱で息苦しいほどの恍惚。

それは革命的で野性的だった。
当時は。だ。

これは2011年5/4時点で
47歳の横浜チンピラ詩人カオルの「私見」である。
同世代でも「ロックに対して」は別の意見があるだろうし
前の世代や新しい時代の子供たちとっては
「そもそもロックとかどうでもいいし」って可能性もある。

時は流れてロックは保守的の象徴になった。
それがカオルの「ロック的スタイルの印象」だ。

時代はとっくに変わっていて。
「いわゆる全盛機の前世紀のロックは
 とっくに古い古い化石なんだ」
ちっとも新しくないんだ。
長髪で歪んだギターをギューンとやっても新しくない。
アンプを燃やしたって誰も見ちゃいないんだ。
結局オレたちは時代を変えることなんてできなかったじゃないか?
死ぬまでロックンロールって叫んでたヤツらはどこにいった?
しがみついてるだけじゃあダメなんだ。

オレはおおいに反省をしよう。

変わらなければいけないんだ。
ビートルズだってローリングストーンズだって
不良のガキどもがはじめた20代の音楽じゃないか。
「好きであること」はかまわないだろう。
だけど演るニンゲンは
つくり発信するニンゲンはそれじゃあダメだ。

そう想った。

いつだってロックは
ヒリヒリとビリビリとしていなきゃ。
 

無音詩人 2011年02月25日(金)

  2011 2/24(thu) 21:00pm
夜はまだまだ寒い


ツイッターをはじめた。
マリさんに勧められたのと
「やるだけやって文句を言おう」と考えていたのだが
思いのほか楽しい。

感じたこと。
「やがて世界は無音になる
 進化とは寂しいモノだ」

これは村上春樹「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」の
博士のコトバ。

もちろんモノがぶつかれば音がするから無音はない。

しかし。
会議や討論などを「例えばメールなど」でやると
なにを言ったか記録に残るし
怒鳴ったり会話を強引に割り込んでくることはなくなるのでは。
またちょっとした嘘なんかもなくなるのではと
ツイッターをやって想った。
国会中継を観ていて心底想った。

オレとレインの議事録より抜粋

レインが総理大臣になる。
政策。
火山も大雪も自衛隊は活躍しない。
戦争関係はいっさいしないのなら自衛隊はいらないから
来年度より防衛費ゼロ。

天下りは認める。
ただし天下りのヒトの所得の90%が税金。
禁止するとその網を破るヤツが必ずいるから。

国会議員の給料は
「国民の平均所得」にする。
国会へは徒歩か自転車で。
選挙のときは自転車に乗るのだからとレインはいう。

宗教法人も課税。

北方領土や尖閣諸島はレンタルか販売。

終身刑をつくる。
中国と軍事同盟を結ぶ。
「いま中国強いし同盟なら攻められないから」とレインはカタル。

オレもレインも無音でテレパシーで会議をする。


超能力はある。
それはスプーンを曲げるとか霊視だけではない。
たとえば100mを10秒以内に走るヒト。
「超」能力だ。
イチロー選手もすごい能力だ。

てなこともレインと無音で。

冷蔵庫も含むすべての電源を順番に切ってみた。
夜の世界はほんとうに静かだ。


また毎週。
 

なぜなぜ詩人 2011年02月04日(金)

  2010 2/3 (thu) 1:00am
外はきりりと冷えている


想像して欲しい。
真夜中に迷彩柄のステテコ風ヒートテックをはいて
iPodの佐野元春「ワイルドハーツ」に
合わせて鼻唄をうたいながら
寒い台所で大根と白菜を浅漬けしているオレを。

コーヒーをわかしながら
野菜をギュウギュウと塩揉みする。
重しをして米を洗う。
手が冷たくて嫌になった頃にコーヒーが仕上がる。

こんな風にわざとらしく
快適に暮らすのはけっこう好きだ。
わざわざ凍えて熱いコーヒー。

星新一さんの短編にこんなカンジのがあった。
「贅沢に飽きた大金持ちが友人を別荘に招待する。
 別荘は僻地の奥にある。季節は冬。大雪。
 友人は寒くて遭難しそうになりながら到着。
 別荘内は別天地のように快適な暖房。
 大金持ちは薄着で友人を出迎える。
 友人はたちまち汗だくになり薄いアロハシャツに。
 ふたりは外の冬景色を眺めながらきりりと冷えたビールを飲み談笑」
たぶん70年代頃の作品だと想う。
子供の頃はこの「贅沢なカンジ」がわからなかった。
だいたいビールを飲んだことさえなかった。

だけどなぜかこの話を特によく覚えている。
(よくわからなくて何度も読み返したのかもしれない)

30歳の時には玄関マットを洗うバイトをしていた。
夏は行水感覚でいいのだが冬はとてもきつかった。
軍手長靴雨合羽。洗ったマットの洗剤をバケツの水で流す。
それの水を切り干していく。とても重たい。
帰り道に自動販売機でワンカップ大関を買う。
まず手を暖める。フタを開けるとすぐに冷めてしまうから。
腰をヒドく痛めてやめてしまったが好きなバイトだった。

洗い物などをして手が冷たくなるとよくこの頃を想い出す。
でも酒を飲みたいなとはまったく想わない。


〜 すべての「なぜ」にいつでも答えを求めてたあの頃
  いつか自由になれる日をアテもなく夢見てた 〜
  「佐野元春 ワイルドハーツ冒険者たち」より


「なぜ/どうして」という感覚。
そういう好奇心や疑問がなければヒトは満たされないし進歩しない。
ミステリー映画などは最初に「なぜ?」を提示して
次第に「解明」していき最後に「オチ/どんでん返し」をやる。
クイズも謎解きも研究も同じだ。

オレもそういう好奇心が強いのだが
最近「なぜ? まあいいか」となることが増えた。

いい音楽や絵画。
素敵な景色などに触れた時に
オレは「なぜこれがいいのか?」とは考えない。
ただひたすらにしびれる。
また自分の作品でもずっといいなと想える曲や
みんなが慕ってくれるものは「なぜできたのか?」と訊かれても
まず答えられない。

リンゴが落ちるのを見て引力を発見したニュートン。
星新一さんも言っていてオレ自身も経験があるのだが。
ニュートンは日々ずっと考えている。
「なぜに。地球は回っているのに我々は遠心力で飛ばないのか」
星新一さんは小説のスジや「オチ」を考える。考え抜く。
アタマがブイーンと回転する。
でも納得した文章が書けない。
しょうがない。
今夜はもうあきらめて風呂に入ってブランデーを飲んで寝よう。
アタマの回転はクールダウンする。
風呂に入る。
お。あ。そうか。
さっきまで苦労していたアイデアがすーっとまとまる。
風呂を飛び出て書き留める。
考え疲れたニュートンはリフレッシュのために散歩に出る。
気分が変わり思考回路も変わる。
そして偶然ニュートンはリンゴが落ちるのを見た。
お。あ。落ちたぞ。
これは下に引っ張るチカラだ。
吹き飛ぶどころか下に落ちたぞ。

集中して考え抜いて緊張した脳。
休憩して休んだ時にひらめくことが多いとカオルは推測する。
思考パターンが変化するのではないだろうかと。


今度イタル画伯に訊いてみようと想うのだが
「絵の始点と終点」が気になるときがある。
彼は。彼女は。
この絵のどこにまず筆を置きどこで「完成。おしまい」としたのか。
画家によってまったく違うのだろうけれどたまに気になる。
それとも「そういう意図的な感覚」はないのだろうか。

まあいい。
うん。
まあいいんだ。


それにしても腹が減る。
なぜか。
生きているからだ。
「生きている実感がない人」は
てってーてきに断食するといい。

死者と生者のちがい。

1 死者は腹が減らない
2 死者はもう嘘をつかない
3 死者は唄わない

と想っているのだが実際はどうなのだろうか。

まあいい。
死んだ後の「お楽しみ」だ。


くしし。
 

イビキ詩人 2010年10月15日(金)

  2010 10/14(木) 1:10am
雲の切れ間から半月。


カーステレオの音楽と
ワイパーのリズムがシンクロするとちょいと嬉しい。
(伏線)

ごほん。

「電撃破局!カオル17回目の玉砕!原因はイビキ!?」

レインハウスで困っていることは
隣のじいさんのイビキが夜うるさいだ。
また日中の爆音演歌にも閉口する。
オレはイビキがすごーく苦手で
「オンナのイビキ」が原因で電撃破局を決行したこともある。

「レインハウスの詩人が困っています!
 隣人のいびきをピタリと止めた方には
 ビッグな懸賞金を20億ポンド!
 またワケアリの黒猫も歓迎中!」

しかし。
この辺は「行って来い」というかバーターというかお互いサマである。
隣人はイビキと演歌攻撃をしているが
こちらはにゃまっまままとロック爆音である。
長屋だから仕方ないと。

隣人のイビキと
100円ショップで買った時計の針の音がシンクロしてもなあ。
概算すると隣人のイビキのテンポは63ぐらいだ。

嗚呼。
オレが圧倒的独裁者であったら!!
射殺とか処刑とかって言うと想ったか?
きゅーでんに住むに決まってんだろうが。
宮殿。
オレは風呂の蛇口のライオンを
強そうな黒猫にするね。
瞳はエメラルドだ。

ブイーン。

レインは黒猫だけれどわりと野次馬である。
さっきまでオレはフトンにいた。
イビキが気になるので起きて時計の電池を抜いた。
ったくオレの耳ってばよー。とほざきながらこれを書いていると
レインもアクビしながらもヒゲをぴんとはって
「にゃふああまあ〜 じけん〜?」とノロノロやってくる。

毎日毎晩ベランダで見張りをしているので
レインは「違った物音」に敏感である。
ベランダの側は駐車場で基本的に車しかない。
だからバイクが入ってくるとレインはうなる。
いつもと違う子供の鳴き声がするとキョロキョロする。
レインの好きな音は
「かつおだいすきの袋の音」だ。
数種類の袋を用意してがしゃがしゃ鳴らした。
レインは聞き分けた。
なかなか番犬として優秀だ。

レインが鳴いてねだる時は基本的に3パターンだ。
1ごはんくれ 2窓あけろ 3ブラシをやれ
3はさらにふたつにわかれる。
3−A甘えさせろ 3−B耳掃除しろ
他にも「謎のダッシュ 謎のコトバ」がある。

最近ひとつ解明したのは「もう寝よう」だ。
これは驚いた。
レインがナキワメク。
上記のどれをやっても落ち着かない。
オモチャでも遊ばない。
オレは電車内のiPodにイラツク仮面のようになる。
「レイン。わかんねー。うるせーよ。具体的に言え。
 ジェスチャーでもいいがもうめんどーだから寝るぞ」
電気を消してフトンに入る。
するとレインがダッシュで枕元でゴロゴロと。
何度やってもおなじ結果だ。
枕元で朝まで寝ている時もあるけれど
オレの座椅子やライブカバンで寝ることも多い。
とにかくいちど暗くしてフトンにオレが入るとピタリと鳴き止む。

今夜もそうだった。
24時近辺に「君が代詩人」を書いていた。
しかしレインがにゃままっまままで集中できない。
見張りでもオヤツでもない。
仕方がないからフトンに入ると枕元ゴロゴロ。
とたんに静かになる。

いまはオレの脱ぎすてたバラッドキングTシャツで寝ている。
「事件性はない」と判断したのだろう。

そんな風にしながらオレとレインの結束は強くなっていく。
チリの地下で希望を棄てなかった作業員のように。

アタラシイ「わざ」もできたのだが
破廉恥すぎて実写はできない。
「レイン。ちゅちゅっ」というと
レインはオレのクチビルをペロンと舐める。
レインハウスに来訪したヒトは目撃している可能性が高い。

レインと暮らす人生は
レインと暮らさない人生よりも
ずっと素敵だ。


終わろう。
 

久しぶり詩人 2010年10月11日(月)

  2010 10/10 (sun) 22:00pm
どちらかといえば雨。


夏が終わって
オレはずっと自然に暮らせるようになった気がする。
ニンゲンとしてリアルな現実社会で生きていこうじゃあないかと。
まあ覚悟が定まったわけだ。
社会とは「できるかぎりの最小限だけ」関わればいい。
あとはうわの空でノンシャララっと。

貧乏臭くケチケチ暮らすのは趣味じゃない。
あぶく銭は仲間や後輩に飲ませる方がいい。
日本中が景気ワリーからさ。
せめて。
オレぐらいは羽振りのいいフリしてやろうと想ってね。
パッとやろーぜ。

いまサントリーのオールフリーを飲んでいる。
ゴキュゴキュ。
ぷぱーっと。
いいカンジだ。
断酒者仲間からは「フリービールは超危険」と言われる。
いいの。
オレはフリービールの味好きだから。
これは酒じゃないから。
キケンはうまく操ればいいカンジだ。
レインも冬物ダンスからにゃままっま。
レインダンス。
レインってばよ。
あぶねーよ。
この前はおちこったろ。
いやあ。
あれは見物だった。


こんな時代だからこそ誇り高く。
安物の下着は具合が悪い。
「ここは見えないから」って手抜きじゃあダメだ。
そこが大事だ。


想像してみよう。
妄想でもいい。
自分がいちばん望んでいる状況を。
カネか。
500兆円ぐらいあれば足りるか。
気にすんな。
想像は無税だ。

オンナか?
どんなオンナと何をするんだ?

動物園!!

そいつはいいね。
1日中トラを眺めてるなんざぁまあ酔狂ですな。
黒猫レインに黄色いしましま描いたら虎模様。

オーケーボーイズ。
ガタガタ言ってもしかたねー。
オレたちは認めよう。
すっかり時代は変わってしまったと。
オレたちはあっさり取り残されてしまったのかもな。

なんかさ。
サイズとか容量ってあるじゃんか。
なんかさ。
そのサイズにニンゲンの方が
「はみ出さないように」って合わせてるカンジでさ。
なんでそんなややこしいことをするのかねえ。
規格外のオトコ。

オーケーガールズ。
あきらめな。
白馬の王子様たちは
ひとりのこらずミナゴロシにされたんだ。
いつまで待っても来やしないさ。
それよりバスに乗り遅れるなよ。


調子のいい野郎はムカつくけどさ。
調子が悪い野郎よりマシかもなあ。

カオル。
レインをつまみにオールフリー。
予想よりも元気です。

くしし。
 

kaoruのアジト通信〜直送便〜 vol.118 2010年09月07日(火)

  猛暑見舞いもーしょあげます。
今年の冬はすごく暖かいのでは。
逆に春が遅いのでは。

チカゴロのカオルはなかなかいい顔をしている。
その証拠に猫と虫がよってくる。
病原体やおしとやかな女子はよってこない。

バンドをやってステージの上がとにかくたのしい。
死ぬまで真剣に遊びながら生きようと想う。
テレビの番組でインドネシアだかタイに
「生き神様の少女」がいたが
レインの方が「ありがたいカンジ度」が高いと想った。

erosはさいこーにかっちょいい。
オレの予感では「21世紀初頭」の「風」のような
バンドになるんじゃないかなと想っている。
前のバンドが解散してからだいたい20年。
やっと素晴らしいバンドができたよ。

おりゃ。
「カオル」と表記されている時は弾き語り。

9/26(日) 千葉LOOK 「秋の夜長SPECIAL~VSシリーズ」
出演:カオル/加藤卓雄
18:30/19:00 2000円/2500円 ドリンク別
〒260−0015 
千葉県千葉市中央区富士見町1−6−2  TEL 043−225−8828

この日はどうしても来て欲しくて
だから9月は弾き語りのライブを入れなかった。
毎年恒例の「セッション」は必見だ。


10/1(金) 西荻窪Terra  03−3395−7611
18:30/19:30 2500円 ドリンク別
eros ワンマンだよ。
初めての店だ。大西さんが紹介してくれたんだ。
運転手など大募集中。


10/9(土) 稲毛海岸野外ステージ 090−8857−3934(斎藤)
http://www.cga.or.jp/004014/index.html
入場無料 11:00〜16:00
the blondie plastic wagon / 加藤卓雄 / カオル / shane(ex trico)
GAUCHE / the strange drama / 無人島レコード / 或るミイ / weep
katyusha / 瘋癲野朗 / ザ・モーレツアタック40's / ユダ(HONEY MAKER)
司会:サイトウヒロシ 出演順は当日アミダクジで決まります。


10/20(月) 高円寺ショーボート 03−3337−5745
erosです。 3バンド予定。 詳細未定。


10/23(土) 渋谷SONG LINES
詳細未定。弾き語り予定。
大島のバンド(erosのギター)と対バン。いいバンドだよ。


10/26(火) 元住吉Powers 
「愛臭ナイト2」 出演 カオル/奈良大介/岩田浩
今回も「投げ銭ライブ」だ。
チケット代なし。ドリンクの義務もなし。
終演後に「投げ銭箱」が会場に回ります。
それがオレたちの「稼ぎ」になる。
前回来たヒトはわかるけどすごく「ライブ/現場/ハプニング」だよね。
18:00開場 20時頃開演(早くやる可能性もあり)


11月は「関西方面にいきたいな」と考え中。


11/8(月) 横浜THUMBS UP 045−314−8705

erosでやるぞ。対バンは。。。。。。


2010.11.20 “暗黒秋櫻” at 高円寺ShowBoat

出演: Sakura/IKUO(b)/YUKI(g)/RYO(g)/DEN(b)/カオル(詩人)/CIRCUIT9: 穐田“C9”哲也(vo)/あらケン(g)/満園庄太郎(b)/野田ゆたか(dr)/
Lion Heads: 華山昌昭(vo)/小林香織(dr)/吉田とおる(org)
開場 18:00 /開演 18:30
料金: 前売\4500(税込) - 当日\4800(税込) *drink代別
発売日: 2010年9月25日(土)
発売元: ローソンチケット 0570-084-003(Lコード: 73546)  e+ http://eplus.jp
高円寺ShowBoat 03-3337-5745
*高円寺ShowBoat 先行発売: 2010年9月18日(土) 17:30〜
ShowBoat
03-3337-5745
info@showboat.co.jp
http://www.showboat.co.jp
 
サクラの誕生日だ。
楽しい夜にしたい。
みんなも楽しくなるように協力してね。

この日は弾き語りじゃないがメンバーは当日発表。


11/28(日) 関内STORMY MONDAY 045−664−2085

erosのワンマンだよー。日曜日だよー。

とかやってんともう今年も終了か。


12/1(水) 元住吉Powers 044-455-0007
投げ銭ライブに erosも挑戦だ。18:00/20:00


12/26(日) 千葉ルック
「単独犯〜カオルCD発売記念ワンマンライブ」

オレの2010年はある意味この日のためにあった。
千葉のルックにはエレクトリックピアノがなかった。
オレが出演する時にはレンタルしてくれた。
ある日「カオル専用」のエレピを買ってくれた。
そういえばウチにはエレピなかったから
カオルを口実に買おうかなって店はあった。
例えば名古屋のシゲさんのell size.だ。
でも。
「専用」だぜ。

だからオレは「その男気に対してなにかしたかった」だ。
よし。
不利な場所と条件で弾き語りのワンマンをやろう。

そんでCDをつくろう。
斎藤ヒロシが買ってくれたピアノを使って録音しよう。
金子マリさんにもお願いしてみよう。
今回は密売はしない。

目標は100人だ。
カオルの人気ではかなり高いハードルだけれど
低いハードルを余裕で飛ぶより必死でやりたい。
3月から隔月でルックに出演しているけれど
いまのところ「反応」はとても少ない。

これからのライブで「単独犯のチケット」を手売りする。

よろしく頼む。
 

体験学習詩人 2010年07月19日(月)

  2010 7/19 ( mon ) 11:30am
夏になると気分がいい。


チカゴロのカオルは「生つぶやきブログ」ばっかで
きちんとした文章を書いていない。
今日はリハビリをかねて。

この前銭湯にいった。
14時からのいちばん風呂だ。
いつもは「開店待ちの老人たち」ばかりなのだがその日は違った。
小学生5年生のガキどもが20人ぐらい。
みんなあちょーおりゃーでひーと大はしゃぎ。
20代ぐらいの先生は「他のヒトに迷惑をかけないように」と。
まあガキはうるさいぐらいの方がいい。
みんなそろって黙ってカラダを洗っていたら気味が悪い。

帰り際に番台のオバサマに言われた。
「うるさかったでしょう?ゴメンなさいね」
「なにをおっしゃるウサギさん。
 カオルはなんてこたーありやせん。
 ツルピカの新品ボーイは楽しそうでね。
 それにしても?なんか祭りとか部活ですか?」
「お兄さん。よくぞきいてくれました。
 これはね。体験学習というヤツなんですよ」
「ん?」
「あのねお兄さん。最近はマンション育ちの子が多いでしょ?」
「でしょ?」
「それでね。みんなお風呂の入り方を知らなくて」
「ぬな?でひー。意味分けわかめ。風呂の入り方?」

オバサマいわく
「5年生ぐらいになると恥ずかしがって水着を着たり
 カラダを洗わないで遊んでいたり。
 そんな子が増えたから公共のマナーも学べる銭湯に白羽の矢が」

ピキ。。。
ピキーン。

あ〜ん?
風呂の入り方なんてこの世に存在すんのか?
きたねーと思ったところをゴシゴシ石けんでやるだけだろ。
だいたいよ。
若いオトコの先生さ。
チンポをタオルで隠していたぜ。
ありゃダメだ。
「オトナは毛がはえてんだ」とここぞとばかりにアピールしないと。
だいたいよ。
せんせーがチンポ隠しても他のヤツらは毛がボーボーなんだよ。
あ。
せんせーもはずかしーのか。
オンナと旅行いっても隠すんだな。

こっぱみじんぎりじゃ。

ガキどもはでひーバオーンとやっていたけど
体験学習となりゃーはなしゃー別でござる。
5名が座る。カラダを洗う。後の5名が前の背中を洗ってやる。
次の5名は湯船につかる。最後の5名は歯を磨く。
それぞれの時間は7分。それをローテーションだ。
カラダをそっこー拭けば30分だ。

なんかさ。
「終わってるよなー」だ。
ママは「ケンちゃんよい体験したねー」とケーキかよ。

ガクなんかさ。
オレがガクの家に泊まりにいった時さ。
2年生だけど「家の風呂のルール」教えてくれたぜ。
さらに「カオルの歯磨きはなってない」と4分ぐらいやらされた。
去年泊まった時はいっしょにサウナと水風呂はいったし。

ガク。えらい。
小生意気なガキに育ってくれ。

ひとり。
やや太めの少年が印象的だった。
「なあ。おにーちゃんはおとなしいね。
 しっかりカラダ洗ってえらいやね」
「あの。
 ボク。
 家に風呂がないから。
 いつもここ来てるし」

おー。
銭湯仲間よ。
オマエもタフに小生意気に育て。
仮名夢太朗少年よ。
オマエのその真の体験がオマエをタフにする。
夢太朗。
ガク。
ついでにレインもいっしょにシュプレヒコールを!!

銭湯万歳。
銭湯万歳。
銭湯番台。
先頭漫才。

おわりじゃ。
 

選挙詩人 2010年07月11日(日)

  2010 7/11 (sun ) 21:00pm
政治のような曇り空。風やや強し。


いま池上さんの選挙速報を観ているのだが。
個人的には「今回の選挙の結果/予測」に
投票したヒトたちの「意志がわからない」という印象を受ける。

今回の日記は「投票に行ったヒト」だけに書くので
いかなかったヒトは関係ない。
今後消費税が上がろうが徴兵制が復活しようが
幼稚園が高くなろうが投票に行かなかったヒトには
「グチや不満を言う資格はない」ので
自動的に時代に流されているしかない。


さて今回の選挙のおおきな争点のひとつに「消費税10%」がある。
その前に。
よく「欧米諸国に比べて日本の消費税は安い」という発言がある。
確かにフランスやスエーデンは25%ぐらいなので
「数字だけみるとおっしゃる通り」にみえる。
しかし。
実体はそうではない。
欧米では外車やピアノなど贅沢品には30%以上の消費税がかかる。
しかしスーパーマーケットなどで売られているような
タマゴや食料品/日用品は「0%」だ。
消費税は「品物別」にさまざまに設定されていて
それをトータルすると「25%」になる。
みんなが普段使うモノは無税で「消費税の使い道」が明らかにされている。

もし日本が「一律10%」になったら
実際に国民が支払う金額は欧米諸国よりも高くなり「30%以上」と
世界でいちばん「税金の高い国」になる。

速報。
現段階での投票率は「58%」だと。
半分近くのヒトが自分の暮らしに「なにも意見がない」のか。
ふむ。
「投票するヒトや政党」がなければ「白紙投票」すればいいのに。
国民のみなさまがおバカさまなんだな。
政治家は「国民のみなさまのために」と適当マシーンだが
オレは「国民がばかなんだ」と想う。
日本の警察の検挙率は世界でもトップクラスらしいが
オレは「警官が優秀」というより「国民が世界一おとなしい」と想ってる。
オレが前回民主党入れてたら暴動してたよ。

今回の選挙では2大政党の自民党も民主党も
「消費税10%」とマニフェストしている。
その税金が「何に使われるのか」の説明もなしに。
ギリシャは国の借金が60兆円で沈没したけれど
日本の借金は900兆円だ。赤ちゃんからおじいさんまで
ひとり700万円の借金があることになる。

消費税10%あげても経済効果は「せいぜい50兆」らしい。

オレの感覚では「消費税があがるのは嫌だ」と想うヒトは
必然的に「民主党と自民党以外」に投票するしかない。
冒頭で「今回の結果/予測」に「投票者の意志が見えない」と言った。
なんか「なんとなく」な気がする。

どうして柔道のねーちゃんに入れるんだろう?
彼女はオリンピックにも出ると言っている。
オリンピックと政治は兼任できるのだろうか?
そういう不安がある。
彼女は圧倒的に当選した。
オレには「国民はおバカさま」としか想えない。

「政教分離の原則」はもう喋る気もしない。
どんな時代でも「政治と宗教」が結びついてよい結果になったことがない。
例外もあるだろうけれど
基本的に「創価学会の会員/信者」のヒトは「公明党」に投票する。
それは個人の意志(例えそれが学会の指示だとしても)だからいいのだが
なぜ選挙前に友人などに「公明党に入れて!」と電話しまくるのだろう?
いい迷惑だ。
また「じゃあ。。。」と入れちゃうヤツはほんとうにおバカさまだ。

オレが想定する最悪の選挙結果は
「自民党がいちばん票を稼ぎでも過半数には足りないので
 65年間ずっとやってきた公明党との連立」だ。
900兆の借金をつくったのは自民党だ。

アシタからまた時代が変わるな。
みんなが黙っているからヤツらにいいようにされているんだ。
悔しいね。

選挙の前にこの文章を書くと「誘導/示唆」になってしまうので
オレはそれをしなかった。

じゃあ。
楽しい日々を。
 

げーめー詩人 2010年06月30日(水)

  2010 6/29(tue) 22:15pm
なんだか天気がぶっ壊れている。


まいにち程よく忙しくて
なんとなく楽しい。
冷蔵庫はないのが困る。
すぐにお茶が腐ってしまう。
1日半ぐらいで味がおかしくなる。
オレはガキの頃に拾い食いもしていたから免疫があるけれど
レインの水やご飯が困る。

ブイーン。

げーめーを考えるのが好きだ。
使うアテはないのだが芸名を考えるのが好きだ

ヨアソビ ワルサ君 (不良君限定)
オダ マリ(小田マリ)
そのうち かいこ(園内快子)すぐにクビ。
かなりさいこ(ぶっ飛んでるヒトに。香成彩子)

加藤タオル

オレはタオルが好きだ。
チャーリーブラウンの仲間のようにタオルが好きだ。

「元々はタオルって名前だったんですよ。
 昭和39年には手ぬぐいとか雑巾と呼ばれてたんですね。
 だけどアメリカさんのカンジがカッコいいと時代がね。
 親としては息子が汗を拭かれたりちょっとあれでしょ?
 そんなわけでカオルに戒名したんですよ」
〜偽ミチコママ談〜

ホンモノのミチコママは元気に「ふるほんや」をやっている。
誰か話し相手になってくれ。
そして「カオルは素晴らしい」と適当マシーンで頼む。
間接的親孝行術。
住所はHPの通販のヤツ。
徒歩3分。マクドナルドの道まっすぐ右側。


ブヒーン。
部品?

いまブログで動画をやっている。
セルフ動画だ。
「関東のライブに来られないカオル組のヒトビトに
 なにかできないだろうか」と。

ツイッターだと絵が見えない。
ポッドキャストだとその機械がないとダメだ。
また「配信」というカタチを好まない。
なぜか?
例えばブログは「受け手が好きな時間に予測してくる」だけれど
メルマガやポッドキャストは「カオル側からの一方的」な感じがする。
だからある程度「コトバの選択」が必要になる。
それは不自由だ。
でもブログならその辺は「お互い様」なムードになる。
You tubeは「自分でアップするモノではない」と考えている。
誰かが自由にやってくれるコトは大歓迎。

試行錯誤中だ。

ライブの生中継も考えたのだけれど
パソコンを持ち歩いたりそのセットをしたり
また観る側が「スカイプやiChat」に加入しないと難しい。

現在「あまり重くない動画でブログを携帯電話で」がベターだと考えている。
「ずっと生中継」というのも考えたのだけれど
それはやりすぎだろうしだいたい機材がぜんぜん足りない。

オレの「目的」というのは「多くのヒトに発言などをきいてもらいたい」だ。
「お金など」は「二次的」なモノで
そういうコトを中心に考えるとたいてい愚劣でしくじる。

もっと効率よく多くのヒトに
「カオルのコトバ」を広げる方法はないだろうか?
ライブの楽しさや「適当マシーンの効能」を語りたい。
成功すれば「動員/CDの売り上げ」にも繋がるが
やはりそれは「副次的なモノ」と考えた方がいい。

ようするに「5秒ぐらいみんながにやりとすりゃあ本望だよ」なんだ。
誰にも聴いてもらえない唄ほど悲しいモノはない。
オレはみんなが働いて稼いだお金を放って頂いて暮らしている。
みんなの税金の一部が「福祉的なモノ」としてオレとレインを助けてくれる。

そんなコトを考えている。
「カオルにとって面倒で手間のかかることは
 観客にとってラクチンで楽しいこと」
前回ぐらいの日記の「巣鴨の銀行のやり方」を取り入れたんだ。

「行動/実行」しないと能書きたれる資格はないからな。

けっこうセルフ動画は楽しいんだ。
レインも乱入するしね。

つづく。
 

人間の証明詩人 2010年06月26日(土)

  2010 6/26 ( sat ) 18:00pm
今年も半分終わるな


松田優作が出演している「人間の証明」という映画がある。
できるだけ多くのヒトに、特に若いヒトに観てもらいたい。
(はじめて自然に「、」が打てたぞ!!)
オレは近所のTUTAYAで借りた。
もし可能があればそのDVDが欲しい。
二文字で言えば「くれ」だ。切望してんだ。せつぼー。

さて。

この映画のコトを「カオルの実体験」と
レンタルDVDの「劇場パンフレットの文章」を元に書く。

昭和52年。
1977年に「人間の証明」は劇場公開された。
カオルは中学1年生。13歳。
大好きな松田優作が出ているから
「太陽に吠えろみたいな刑事物」と思い込んで観にいった。
刑事も殺人事件もあるのだけれど「謎解き映画」じゃなかった。
オレは終演後すぐにジョー山中さんが唄うエンディングテーマを買った。
不確かな記憶ではドーナツ盤で500円だったと想う。
西条八十の詩集は実家にあった。
(ジョー山中さんは冒頭に出てくるジョニーヘイワードを演じています)

それから30年以上過ぎて観直してすぐに繰り返し観て
オレは「自分の原体験」をその映画に発見してしまった。
帽子/詩/タバコ/ロック
「ハーレム」というコトバをこの映画で知った。

角川文庫の角川春樹さんがこの時代に「商業映画」を仕掛けた。
よくも悪くもそれは商業的に大成功した。
原作はベストセラーになりキャッチコピーの
「読んでから観るか。観てから読むか」が印象的だった。
まあ角川文庫も角川映画もよろしくねってことだ。

それまで日本映画は「黒澤明の映画」をのぞけば
日活ロマンポルノやヒーロー怪獣映画でほとんどがインディーズだった。
「人間の証明」はなにもかもが違った。
まず制作費が当時の金額で1億円だ。
(ポルノ映画の予算は数十万円)
セブンスターが120円の時代。
家庭用ビデオテープもウォークマンもなかった。
ゲームセンターが24時間営業。インベーダーゲーム!
家には黒い電話機が1台。電話がない家もあった。
そんな時代に「角川映画」は後の「バブル時代」を予見するかのように登場。

さて。
どうしてオレは今頃この映画をまた観ようとしたのだろうか。
先日「DIG WEDNESDAY詩人」を書いた。
マリさんには誉めてもらえたしファンレターも頂いた。
でも個人的には「もっとタイトにルーズに書けないか」と満足はしていない。
マネーとパワー/カネと権力/愛と心をずっと考えていた。
渋谷から帰る東横線の中で漫画「鉄コン筋クリート」を読んでいた。
やっぱこの漫画はサイコーだね。
自由が丘の辺りで読み終えた。
そのとき突然アタマの中にジョー山中さんの唄が。
なんの脈絡もなくエンドロールのようにメロディーが流れたんだ。
「mama do you remember?」
ああ。
なんだっけ?
これ。
オレの大好きな唄だ。
聴きたいな。
ママードユリメンバー ジオールドストローハット ユーギヴントゥミー
口ずさみながらTUTAYAへ。

オレはいま4回目を観ながら書いている。

この映画の舞台は戦後30年頃の(1975年頃)東京とニューヨーク。
そして終戦直後の横須賀とアメリカ兵。
冒頭のファッションショーは山本寛斎の実際のショーと
映画のいまでいうコラボレーションだそうだ。共同作業。
名優たち。ファンキーでロックな音楽。

それから33年。
本当に「時代は変わったんだな」と想う。
景色も価値観も愛のカタチも音楽も。
そしてオレは「この時代の方がオレには合っているな。
いまの時代はややこしいな」と痛切に感じた。
「祭りのあと」の「変わらない場所」ってこれだよなと。

劇場パンフレットには監督の佐藤純繭さんがこう語っている。
「人間の限りない愛とやさしさに推理とサスペンスをまじえて
 ドラマティックに描いてみたい」
オレは「その通りの作品になった」と想っている。
日本人。アングロサクソン(白人)。黒人。そして戦争。

うむ。

あなたが。
真剣に。
集中してみれば。
精神的な病の出口の方向ぐらいは見えると想う。
あなたは。
自分が不幸だと思い込んでいるかもしれない。
「人間の証明」を観ながら自分の状況を置き換えてみて欲しい。
例えばこの映画の「回想シーンで米兵に小便をかけられる男性の生涯」と
ジョニーヘイワードや「海辺で海藻を拾うばあちゃん」と置き換えて欲しい。
(オレはここのシーンがいちばん好きなんだ。
 海辺の老婆と松田優作。タバコ。タイミングが凄い)

やはり映画を語るもんじゃないな。
「百聞は一見にしかず」だ。

ジョー山中さんのエンディングテーマは少し歪んでいる。
声が強いので少し歪んでいる。
現代は「デジタル」で「そういう汚れ/毒」を排除している。
この音楽の「質感」を体感して欲しい。
この時代のカネと権力と愛と価値観。
必要以上に消毒をしてはダメなんだ。

(TUTAYAの名誉会員とかになれないかネ)

http://ja.wikipedia.org/wiki/人間の証明
 


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