カオルの不定期日記



イエローサブマリン詩人 2010年01月05日(火)

  20010 1/5 (tue) 20:00pm
これぐらいの気温はレインハウスでは「暖かい方」だ。


「カオル君。キミのアリバイを確かめたいんだけど」
「アリバイ?」
「先週の金曜日はどこでなにをしてましたか?」
「あまり曜日と関係ない暮らしをしているから。
 よく覚えてない。スケージュール帳にはなにも書いてない。
 たぶんレインハウスでゴロゴロしていた」
「誰かそれを証明できるヒトは?」
「レイン」
「人間でいないかな?」
「電話の履歴を見ればわかるかも」
「携帯はレインハウスじゃなくてもかけられるから。
 パソコンの履歴があればそれを」
「ちょっとまって。
 んー。その日は誰にもメール出してないな。ブログの更新も」
「その日にね。新聞勧誘員がノックをしたけど返事がなかったと言うんだ」
「だって。新聞屋なんか居留守使うよ。新聞嫌いだから。
 だいたいさ。アンタは誰なの?
 なんでオレのアリバイを?」


いまビートルズの映画(アニメ)「イエローサブマリン」を観ている。
はじめて見たのは中学2年生ぐらいだったと想う。
それから10回以上観ているけれど本当に素晴らしすぎる。
デジタルのない時代にどうやってつくったのだろう。
誰かダビングか売っている場所を知らないか?
少し高くても欲しい。


「わたしは警察でも探偵でもない。
 簡単に言えば何でも屋だ。
 ある人に頼まれた。名前は明かせないが」
「じゃあさ。極端言っちまえば。
 めんどくせーからオマエ帰れ。でもいいんだよな?
 別に罰金とか法律とか関係ないんだろ?」
「その通りだよ。
 でも。アリバイを立証できないと
 カオル君には呪いのようなものが取り憑くよ」
「呪いのようなものね。
 恐喝よりも新興宗教の勧誘よりも新聞屋よりタチがわりーな。
 たぶんオレには10個ぐらいの呪いがすでにかかってるから。
 ひとつぐらい増えてもあまり気にならない」


イエローサブマリンはみんなに観て欲しい映画のひとつだ。
コドモといっしょに観ても楽しい。
絵のセンスが最高にイカしてるんだ。


「カオル君。キミはいまココロがささくれているだろう。
 寂しくて痛くて眠れないだろう。昨日もこたつで寝ただろう。
 カオル君のアリバイの証明は『カオルのココロの治癒』にもなるんだよ」
「あのよ。確かに昨日こたつで寝たけどよ。
 そこまでわかんならさ。オマエがオレのアリバイ立証しろよ。
 ココロもまあよくはねーしな」


7日はベースの大西さんの家に行く。
マリさんの16日のイベントで弾いてもらうんだ。
すっごく愉しみだ。
オレはマリさんのライブにいっても
「よし。この曲はベースに集中しよう」とかあるからな。


「カオル君。わたしはカオル君がつくったものだよ。
 そしていまは夢の中だ。
 カオル君はすべてわかっているんだ。気がついてないフリをしているね」
「わかんねー。うざってーやろうだ。
 夢だろうが現実だろうがオマエは気に入らん。へーこいてぷーだ。
 わたしはカオル君だと?じゃあオマエ。レインを抱いてみろ」
「いいよ。レインおいで」


昨日は疲れてこたつで朝まで眠っていた。
メガ覚めてもレインはオレの胸の上にいた。
そして精神科に行って採血をしてきた。

今日は銭湯に行く。

明日は。
なにか約束があったような気がする。


ピリーン。
 


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