カオルの不定期日記



アバターなど詩人 2009年12月28日(月)

  2009 12/27 (sun) 18:30pm
月がだんだん丸くなっていく。


ワンマンのは夜風呂に入れなかったので銭湯のいちばん風呂に。
夜はマリさんのライブにいってきた。
ギターの岩田さんに「アバターって映画よかったよ」と教えてもらい
さっきその映画を観にいってきた。

内容なんかはまったく知らずに
「3DのSFみたいな映画」とだけの前情報しかなかった。
日曜で人気作品らしく混んでいた。

開演まで1時間以上あったので本屋へ。
ずっと買えなかった村上春樹さんの新作と
立川談志の本を買った。
オレは本屋が好きだから2時間ぐらいはヒマがつぶせる。
そして想う。
「この大きな本屋にはいったいどれぐらい本があるのだろう。
 駄作や興味がない本が80%だとしても
 オレの残り時間ではぜんぶ読むことは不可能なんだな」と。
ビデオ屋やCD屋でもおなじことを。
だからとにかく「はずれ」を引かないことを心がけている。

ここから次の「ブイーン」まで
「映画の内容にも関するはなし」になるから
「カオルの感想などききたくねー」というヒトは飛ばしてね。

3D用の眼鏡をかける。
確かにすごく立体的なんだけれど
はじめは字幕やスピードに目が慣れなかった。
ストーリーが進むにつれて
「んー。確かに迫力はあるが別に2Dもいいんじゃないか」と感じた。
物語はよくある「勧善懲悪 最後に正義が勝つ」なのだが。
アメリカ映画なのに「アメリカ軍が負ける」というのが
個人的にはポイントだった。
そして「戦争の現場のシーン」になる。
そこでオレは「なるほど。3Dでなければこの恐怖はわからないな。納得」と。

誰に感情移入するかは個人差があるけれど
「武力によって自然を破壊し地下資源を盗ろうとするアメリカ軍」が
間抜けに想えてくるし
「大地とともに暮らす部族や軍を裏切り戦死する女性戦闘員」が
なんだか素敵に想えた。

小学生的感想文風にいえば
「戦争をするヒトはくるくるパーだと想いました。」だ。

ブイーン。

オレは暴力が嫌いだし恐ろしいけれど
少年期にはある程度の「ケンカ体験」があったほうがいい。
「加減/殴られた痛み/リアル」がわかるから。
勉強ばっかして教員免許をとった若い先生が
パニックになって小学生を拳で殴ったりする。
ガキが悪さすればケツを平手で想いっきりひっぱたけばいい。

たぶんこの文章を書いているいまでも
世界のどこかでは映画のような戦争があったり
ちいさなアパートや街角でも「ちいさな戦争」があるのだろう。
やはり「生」でみる現場や今回の3Dには「痛み」がある。
たけしさんが言っていたけれど
「痛みを想像できない暴力シーンがいちばん怖い」と。
オレも同感だ。

アバターはなかなかいい映画だった。
個人的には「準主役的な女性科学者」が
「煙草を持っているシーン」というのが気に入った。
キャメロン監督の「作品の意図」はもちろんわからないけれど
細かい箇所に「ブラックジョーク」があったように想えた。

ブイーン。

鳩山ポッポーはバカのだろうか?
来年10月から煙草が100円ぐらい値上げになる。
すげーしょぼい。ハンパだ。
「増税目的」なら1000円とか2000円にすればいい。
嗜好品というモノはそういうものだ。
ビールが3倍の値段になっても好きなヤツは飲む。
値上げしたらやめるというヒトは
本来そのヒトの「嗜好」とは違うのじゃないかなあと。

とにかくオレがわからなかったのが
「国民の健康を守るという見地にたって」というわけのわからん台詞だ。
煙草が健康に本当に有害だと科学的に立証されているのなら
「法律で禁止。そんな危険なものは国は売りません。みなさんの健康のために」
でいいんじゃないか?

そして「それじゃあ4割いる煙草愛好家が可哀想だ」なのなら
「外国煙草の個人輸入オッケー」や
「煙草農家がオリジナルを発売するのはいい」にすればいい。
もちろん「消費税5%」は金額にいれて。

ダメ?

オレもアバターのように
「日本国政府がスモーカーチームに負ける小説」と書けばいいのか?

訊くことじゃないな。

まあ。

今日はこの辺で。

シュイーン。
 


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