カオルの不定期日記



未来のガク様詩人 2009年12月19日(土)

  2009 12/18 20:00pm
寒い。


不意に「さっきゅうびん」というコトバが浮かんだ。
「早急便」だ。宅急便よりスピードがよさそうだ。
佐川急便がつかうなら「佐急便」がいい。
コピー使用料は1000万円。
「ちっとオマケできないか?」と言われたら100万でいい。

ブブブブイーン。

さっきレインが脱走した。

4分で帰ってきた。

ブイーン。

レインハウスにはCDやMDやカセットやラジオなどを聴く装置がない。
プレステをテレビにつないでCDを聴いたいた。
パソコン用のちっこいスピーカーを買ってアイチューンで。
いまハリーが唄っている。
「野良猫のマネなんてしなくていいよ」
いいフレーズだ。

ブイーン。

オヤジの通夜には親友のガク様も来てくれた。
ガクのママからお便りが来た。

「カオル、ミチコママは大丈夫ですか?

子供たちで励ましのメールをと考えていますが、
長女は担任の先生が亡くなったり、カオルのお父さんのこともあり、
想う所もあるようですが、言葉や感情に表現できない様子です。
次女は本をもらいに行ったとき元気だったのにねぇとしょんぼりしていました。
ガクは「オレ、死ぬの怖い。カオルのお父さんは怖くなかったかなぁ」と一言。

最近、ガクに大根買ってきてーと頼んで500円渡したら、
80円の大根を買ってきました。
おつりをよこせと要求したら、42個のガムに変身してました。

「こういうの、大人買いって言うんだよなー」と、本人大満足の様子。

ガクはこの前会ったイタルおじさんのことがえらく気になったらしく
(カオル注:絵本やカオルCDのジャケットを描いたイタル)
「オレ、ニキ(イタルのムスコ)のお父さんが言ってたみたいに
 左利きでギター弾いてジミヘンになっちゃおうかなー」と言ってました。

「あんた、ジミヘン知ってんのかさー」と長女に突っ込まれ、
「ギター燃やす人」と得意げに返答。

大体、当たり。

ガムは全部、はずれ。」


シャレていてスマートな楽しく美しい文章だ。
27年前「カミソリエミー」と恐れられていた少女もいまはママだ。

オレはあまり学生時代の記憶がない。
小中高と合わせてもぜんぶで「10シーン」ぐらいしかない。
中学の時にオレは生徒会の役員になった。
これには「もくろみ」があった。
当時オレの行ってた中学にはどっちか忘れたが「白しかダメ(黒?)」という
なんだかわからない「校則」があった。
それが気に入らなかった。靴下なんか何色だっていいじゃねーか。
生徒手帳の「規約」みたいなのを熟読した。
要約すると「生徒会の会議で生徒の3分の2ぐらいがイエスと言えば校則は変わる」と。

だからオレたちはチームを組み生徒会に立候補して根回しをした。
その成果もあって講堂での会議では大半が「イエス」と挙手してくれた。
嬉しかった。

でも。
変わらなかった。
理屈を説明された気がするがよくわからなかったし
先生に殴られた意味もいまでもわかってない。
でも。
「権力」「体制」というものは理解した。
それは漠然と「オレの未来につきまとうんだろうな」と
15歳のカオルは予見し現実になっている。


ガクの近況報告は本当に嬉しい。
学校の先生たちはガクの自由な想像力を尊重して欲しい。
少なくとも奪ったり押さえたりしないで欲しい。
ガクは去年夏休みの最終日にお姉さんに
ふざけて塗られた黒いマニュキュアを落とさずに学校に行った。
ガクは叱られてカミソリエミーは担任に呼び出された。

ふう。

先生さ。
たかが姉弟の遊びじゃないか。
「おねえさんにやられちゃったの?
 おもしろいけれどアシタは落としてきてね。
 きっとママが落とし方を教えてくれるわ」
それじゃダメなのか?

オレにもガクにも「未来」しかない。
もちろん「可能性とその量」はずっとガクの方が多いけれど。

ガク。
すべては「想像力とセンス」なんだ。
オレはそう想っている。
それを開花させるために「お金」は必要だけれど
イタルの才能やガクのセンスは「100億」でも買えないんだ。

漢字が読めるようになったら読めよ。

タイトルは「未来のガク様詩人」にしておく。

あちょー。
 


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