カオルの不定期日記



ノンアルコール依存症詩人 2009年12月15日(火)

  2009 12/14 (mon) 22:22pm
雨も雪も降っていなかった。


酒をやめてから打ち上げでの飲み物に困るようになった。
たいてい水かライブの飲み残しのレモンティー。
ソフトドリンクのメニューはどこも似たようなもんで
ウーロン茶/コーラ/オレンジジュースなど。
正直飽きてしまう。

先日のショーボートで終演後に
「ノンアルコールビール0.00%」というヤツを飲んでみた。
アルコールが入ってないからやはりジュースなんだけれど
オレはこれが気に入ってしまった。
1時間ぐらいの間に4本飲んで
「たいていみんな1本ですよ」と台信取締役に苦笑いされた。

このペースで「ホントのビール」を飲んでいたんだなと想うと
やはり恐ろしくなる。

脳のどこかが「これはもしかしてビールでは!!」と反応して
なんとなく「気持ちいいホルモン」を出しているような気分になる。

オレは。
今度は。
「ノンアルコール依存症/ノンアルコール中毒」になるのだろうか。

しかしこのジュースには危険性も伴う。
「ホントのビールに対してのハードルが下がる」し
打ち上げでホントのを間違えて飲んでしまうかもしれない。

だからこのジュースは現状「処分保留」にしてある。

ブイーン。

オレとレインはこたつしかないお湯のでないレインハウスで暮らしている。
オレたちは生活力はぜんぜんぱーだけど
生命力はけっこうグーだ。

週2回は風呂に入らない。
ドライヤーがないから自然乾燥。
洗濯機も電子レンジもない。
レインは風の日も雨の日も夜でもベランダに出たがるので
オレはこたつに足を入れて厚着をしている。
寒い時はレインと追いかけっこをして汗をかく。
電気代もガス料金も基本料金だ。
けっこうエコロジーなオレたち。

ブイーン。

A君という青年が裁判官になった。
彼いわく「ボクがカオルさんの事件の担当になったら基本無罪です」と。

彼は初期のベルズでギターを弾いていた。
あまり上手ではなかったがフレーズとかなかなかシブいものがあった。
ベルズに出なくなりいつのまにかストーミーマンデーでバイトをしていた。
「ここにはギターの達人がたくさん出るから」と。
そして彼は超有名大学を卒業し司法試験を受けた。

12/10のライブのとき女王カズキちゃんと
「そういえばA君ってどうしてるの?」
「ああ彼は今夜かアシタに弁護士か裁判官の決定が出るらしいの」
「なぬ?司法試験受かったのか」
そんな話をしていたら突然A君登場。
「いまショーボートでじゅんさんと湊さんのライブみてきた帰りです。
 そんで報告にこようとストーミーに来ました」
「結果は?」
「裁判官です」
「すげー。じゅんたちには伝えたか?」
「なんか言いそびれて」
「じゃあクリスマスに逢うからオレが言っとくよ」

オレは嬉しかった。
彼は「勉強一筋」ではない。
恋もしたり仲間とばか騒ぎをしたり。
ストミーで礼儀とギターを学び
実際にタフなもめ事の現場にもいた。
そういう「アンダーグラウンド的実体験」がある人間が
裁判官になるというのはとても素晴らしい。
彼は「被告になってもおかしくないヤツらとの体験」がある。
それが素晴らしい。

カズキちゃんも
「すぐパクられそうなバンドマン多いから
 ライブが入ってたらその日だけ仮釈放ね。
 カズキが嫌いなヒトは無期懲役で」と裁判官を困らせていた。

ストーミーのバイト君にはやめた後NASAで働いたり
空手の世界チャンピオンとか強者が多い。

ストーミーにノンアルコールビールはあったけかな?

また。
 


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