カオルの不定期日記



果報は寝て待て詩人 2009年10月14日(水)

  2009 11/14 (wed) 19:00pm
陽が暮れるのがはやくなった。


たぶんオレはカラオケよりも「待つこと」が苦手だ。
行列にならんだり何かの「結果/回答」をじっと待つのが苦手だ。

オレはいま5つの案件の「結果/回答」を待っている。
期日がくればわかるものもあるし
いつまで待てばいいのかわからないものもある。
とにかくその5つは
オレが「考えたり急かしたり要求してもムダ」なタイプのことだ。
だからオレは「5つの案件に対して想定できることはすべて想定して
 特に自分がいちばん望まない回答を想定してただじっと待つ」しかない。

その待つ時間はイライラというより
「悶々と途方に暮れている」というカンジだ。
気がまぎれるように掃除をしたり映画を見たり
針金ロボットをつくったりしているのだが
ふと「考えてもムダなそれら」のことを考えていたりする。

オレはこういうときに友人に「相談 愚痴」は言わない。
まず「誰かに愚痴を吐き出せばスッキリする」というオトコではない。
むしろ「愚痴ったこと」に後ろめたさを感じてしまう。
また「相談」もしない。
友人はなにかしらのアドバイスや励ましをくれるだろうが
オレは「自分で決めたい」といつも考えている。
たとえば占い師でも誰かの助言でも
それが「ダメだった」ときに「それのせいにする」からだ。
自分で決めれば誰かのせいにすることはない。

こういう状態の時に「女性に相談や愚痴」というのは
依存症のカオルにとって危険だ。
同情だか愛情だかわけがわからなくなって
よけいにぐちゃぐちゃになってしまうパターンがほとんどだ。

でもいちばん危険なものはやはり「酒やクスリなど」だろう。
待ってる間に酔って酔いつぶれて気を紛らわせば楽になる。
だけどオレはアルコール依存症だから飲んではいけない。
オレは何年もかけて「オレと酒は無関係なもの」と想えるようになった。
ブラジルのイタリア大使館の大使のムスメが
「買ったばかりのアクセサリーをなくした」ことが
オレとはまったく無関係なように。

まるでラブレターの返事を待つ女子高生のようだ。
ポストを開ける。
ピザ屋のチラシと電気料金の領収書しか入ってない。
でもオレは乙女ではない。
桃色吐息ではなくタバコ臭いため息を。

ブイイーン。
ブブブブブイーン。

オレには夢がある。
それはどんなカタチでもいいから
「カオルのライブに300人はほぼ確実に集まる」になりたい。
そして客の呼べないオレをずっと応援してくて来たライブハウスを
ぜんぶまわってささやかな恩返しをしたい。

だけど「その方法」がわからない。
「ただ唄い続けること」しか思い浮かばない。

ブブブブイーン。

「果報は寝て待て」ということばがある。
オレもそうしたいのだけれど
隣人のいびきがかなりの爆音で
昼間は演歌が騒音で
電話や老夫婦が大声で
あまり長く寝ていられないのだ。

時計を見る。
書きはじめてからまだ30分ぐらいしかたっていない。
まるで「仕事中の時計」のようだ。
ぜんぜん針が進まない。

音楽家である以上「こういう状況を唄に」とも想っているのだが
いいコトバやメロディーが浮かばない。

正直に言って「けっこうつらい」けれど
「読者諸君にできるコトはなにもない」んだ。
これを読んでくれただけで充分だ。

サンキュー。

また毎週。
 


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