カオルの不定期日記



美学など詩人 2009年07月07日(火)

  2009 7/6 ( mon )
雨のひと月曜日はいつでも憂鬱とカーペンターズが唄ってる。


そんで今日は雨の月曜だ。
つゆでゆーつだ。
オレは土砂降りの中区役所に行った。
ところが。

んー。

なんのトラブルもなくスムーズにいった。

いまオレはキンカンを虫にやられたところと
クビのイガイガいたい所に塗った。
キンカンのニオイが好きだし効能書きが気に入っている。
「虫さされ 肩こりに キンカン」
我が国には「二兎を追うものは一兎も得ず」ということわざがあるが
キンカンはずっと「変わらずに」なんとなく21世紀まで愛されている。
ミチコママがキンカンが好きで
ガキの頃は蚊に食われても転んでもぜんぶキンカンだった。

前回の「横須賀電話詩人」について
クラブチッタのブッキングマネージャー宮本氏からメールがあった。
それはQ&Aに載せるが後にもメールが来て嬉しかったので添付。

「俺達も若者や現代という感覚とのギャップに違和感を感じる年齢になったよね。
祐やフトシ、カオル達クラスのミュージシャンになってくると、
「聞いてくれる人が居る限り唄い続ける事に意味が有る」って言うでしょ。
俺は、それに加えて、今後の音楽シーンを支えていくスタッフに、
本物の意味を教える為にも唄い続けて貰いたい訳。
例の唄宴なんて、会場としてはペイラインどころか、
出演者にもギャラ渡したいし、そうかと言って皆んな動員無いし(笑)
赤字イベントじゃん。
でもさぁ、下手したら最先端の人気アーティストばかりと仕事していて、
アマチュアの大事さを理解していないスタッフに成りかねない
チッタのスタッフが、彼等の様な酸いも甘いも味わって来たミュージシャンと直接、接しながらやり取りする事によって、色々気付く訳。
そう言うのが大事だと思うんだよね。
まぁ単純に、俺が気心知れた連中と遊べる空間として利用してるとも言えるけど。

明後日はLOOKかぁ。ヒロシくんによろしく!」


このメールは今日オレが受けとった中で2番目に嬉しいメールだった。

オレは思う。
やはり大切なのは「美学」で「それを貫く意志」だと。
そしてもっと大切なのは
「貫くといっても意固地やムダな頑固はダメで
 新しく触れた価値観などに柔軟に対応し
 自分の美学を再構築し研ぎすませることだ」と。

イタル画伯が「カオルに読ませたい本があったんだけど
 題名忘れちゃったからかわりにこれをよんで」と
立川談春「赤めだか」という本を借りた。
談春さんが立川談志師匠の弟子になり修業時代について主に書かれているが
立川談志というヒトは「美学しかないヒト」だと感じた。
そしてそれを徹底的に貫いているヒトだと。
落語家だけあって文章のリズムもよくておもしろい本だった。
しかし「題名を忘れた本」が気になる。
つーか。
忘れんなよ。だ。

美学というのは「ライフスタイル」かもしれないし
「人生に対しての向き合い方」かもしれない。

生きる上でいちばん必要なモノは「金」だと思う。
生きる上でいちばん大切なモノは「美学」だ。
何度寝て起きてを繰り返しても決して変わらないものだ。
それはどんな本にも書かれていないし
どんな神様も教えてくれない。
そういう類いの本もあるけれどそれは「そのヒトの美学」だ。
そういう教えを説く宗教もあるけれどそれは「そこの美学」だ。

美学の語源などは知らない。
「美しく学ぶ」のか。
「学んで美しくなる」のか。

ちなみにオレは「悟る 悟りの境地 悟りを開く」というのが嫌いだ。
悟ったら。
それでゴールじゃんか。

だからカオルは無宗教で
レインを神と仰ぎ日溜まりで昼寝の修行をしている。

にゃまっまま。
 


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