カオルの不定期日記



マイケル詩人 2009年07月04日(土)

  2009 7/2 (thu) 20:20pm
涼しい。

オレは新聞もテレビもないから世情に疎い。
今日オレは「マイケルジャクソンの訃報」を知った。

ジャクソンファイブの曲はほとんど好きだ。
ビートもマイケルの声もメロディーも好きだ。
ソロになってからの彼の作品はあまり好きではない。
ムーンウォークにもあまり興味を持てなかった。
だから彼のことをよく知らない。

確か2003年頃だったと思う。
あるテレビで「マイケルの暴露番組」みたいのをやっていた。
当時「少年に性的いたずらをした」とかなんとか。
マイケルジャクソンぐらいの大金持ちになると
その金を奪おうとしたりヤキモチやいたり
勝手に逆恨みするような輩もたくさんいる。
その暴露番組を仕掛けた外国人もそのタイプだったと思う。
ヒドい内容だった。
彼のなにかを傷つけたり貶めたりする以外の目的は感じられなかった。
マイケルの家に泊まってイタズラされたと証言する少年も「仕込み」に感じた。

それからしばらくしたあと
同じテレビ局で「マイケルの反論番組」のようなモノをやった。
オレは英語がわからないから字幕に頼るしかないのだが
彼は「ものすごく真剣に真実に限りなく近いこと」を告白してる気がした。

「ボクは生まれて気がついたらリンカーンの後部座席で
 いつもたくさんのファンに囲まれていた。
 トモダチ遊んり遊園地なんかに行ったりなんてできなかった。
 毎日毎晩テレビ局かスタジオか自宅かライブ会場だった」

「ボクの父親は厳しかった。そして酔うと必ずボクの鼻のカタチをからかった。
 その鼻が何とかなりゃあもっと売れるのにとか」

「ボクは自分の縮れた毛にコンプレックスをもっていた。
 テレビ局なんかで会う直毛のさらさらした髪に憧れていた」

「ボクはある時に著名な女優と恋仲になった。
 次第に距離が接近して彼女の家に招かれた。
 性行為をした時にうまくいかなくて
 彼女はせせら笑ってボクはいまでもそれをひきずっている」

「夢だった遊園地を自宅に作った。
 そしてお金がなくてそういう場所に行けないコドモ達を招待した。
 ボクの寝室にはたくさんのベッドがある。
 そこでお菓子やジュースを飲みながらゲームをしたり
 ボクの作った話を聴かせたりとても楽しい時間だった。
 好きな所で寝ていいよとボクは言った。
 マイケルのベッドで寝てもいいかって少年もいた。
 もちろんだよ。今夜だけだけれど家族だから。
 もしかしたらボクが寝返りを打った時に彼の身体に触れたかもしれない。
 でも自分から性的ななにかをした記憶はない」

6年ぐらい前の番組で
少々記憶力が衰えているカオルだけれど
「大筋」はこんなカンジだったと思う。

オレの知り合いには何人かマイケルほどの規模じゃないにしても
「普通の少年時代 青年時代」を過ごせなかった有名人がいる。
エリートの政治家が庶民感覚を絶対に理解できないように
オレも「気がついた日々リンカーンでテレビ局」なんて理解できない。
だって世界中の多くのヒトが名前ぐらいは知ってるんだぜ。
一般の人から見れば「奇妙」な行動もオレは当然だと思ってる。

オレはマイケルジャクソンの死を嘆くでもなく
彼の「トラウマ」などを代弁するわけでもないが
なぜか書きたいと思った。

いままでは「枕」だ。(前振り)

マイケルジャクソンはビートルズの著作権の3分の1ぐらいを買った。
大半のヒトは「投資 金儲け」と考えていた。
でも真相は違うらしい。
マイケルはビートルズの大ファンで
自分の好きな楽曲がくだらない番組や映画で使用されるのが嫌だったからだと。
著作権を持っていれば自分が決められると。

そういう金持ちにしかできない「超ワガママ」は
オレは嫌いじゃない。

オレは彼がポールマッカートニーと共作した曲は好きだ。

しばらくは「死の真相 遺産の行方」とか
バカどもが騒ぐと思うけれどオレはどうでもいい。

ジャクソンファイブのCDを手に入れよう。
 


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