カオルの不定期日記



いろいろ詩人 2009年01月19日(月)

  2009 1/19 (mon)
晴れているし寒くはない。夕焼けに期待している。


オレは虹が好きだ。
コドモの頃は「レインボーマン」というヒーローテレビが好きだった。
むずかしいコトバが多いけれど
中沢新一さんの「虹の理論」という本が好きだ。
小学校の絵の授業の時に
「この七色を混ぜたらどんないろになるだ?」と
「ものすごい色」を妄想していたが結果は「灰色」だった。
七色とは個性の象徴で
灰色とは凡庸の象徴の気がする。
つまらないけれど「灰色の世界」とは意外と穏やかな世界なのかもしれない。

先日写真家のミラクールにおもしろいことを教えてもらった。
「カラスは人間の眼から見ると黒ですよね。
 でも鳥の眼から見るとレインボーなんです」
偶然帰りにカラスの羽をゴミ捨て場付近で拾った。
よくヒカリに照らしてみると
「水たまりにガソリン」のようにうっすらと七色に輝いていた。
ものすごく「地味なクジャク」のカンジだった。
ハトのクビも七色に見える時がある。

日本では基本的に「白いもの」を表現する時に「白」という単語しかない。
でも白でも紙の白や白髪やマグカップや錠剤も微妙に違う。
確かアラスカの方だったと想うがその地方では
「白を表す単語の種類」がものすごくたくさんあるそうだ。
なんだかそういうのって「豊か」なカンジがする。

適当マシーンの例。
「ねえ。コートが欲しいわ」
「何色のコート?」
「もちろん白ね」
「じゃあ何色の白?」
「うーん。ムーンホワイトもいいけど
 クリスタルホワイトも捨てがたいわ。
 あ。あの雪露白も素敵ね」
「オレは意外とスモーキーホワイトがいいと想っている」

なんか素敵なデートだ。

しかしなぜ黒人はその肌の色で
白人に毛嫌いされたのだろう。
なぜ黄色人種も「カラード」なんだろう?
オレのイメージでは黒の方が強そうだけれど。

なぜに緑の黒髪を茶色などにするのだろう?
なぜに赤いプールがないのだろう?
オレは色について色々な疑問がある。
誰か知り合いに「色の専門家」がいたらメールをくれるように頼む。

オレはシルバーが好きだ。
ゴールドはあまり好きではない。
いや。金色は好きなんだ。
ただ「ゴールドに執着するヒト」が嫌いなんだな。
白も黒も好きだ。
赤い服はあまり着たくない。
黄色のTシャツを選ぶ時は元気な時が多い。
悪夢の断酒直前二日酔い地獄の時期は
白か薄いブルーの服しか選べなかった。
ウツの時にチャイナタウンの赤は嫌だった。
女性の下着は圧倒的に黒が好きだ。
かき氷を食べる時にはハワイアンブルーか緑のヤツを選ぶ。
ソーダ水の色は大好きだ。

レインの「輝く黒毛とブルーアイ」がとても好きだ。
オレの肺も腹も真っ黒だ。

なんだか塗り絵がしたくなってきた。

じゃ。
また毎週。
 


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