カオルの不定期日記



夢々詩人 2008年11月14日(金)

  2008 11/13 (thu) 23:00pm
雨も雪も降っていなかったと想う。


井上陽水さんの大ヒット曲に「夢の中へ」という曲がある。

こんなカンジの歌詞。

「探しものは何ですか? 見つけにくいものですか?
 カバンの中も 机の中も 探したけれど見つからないのに
 まだまだ探す気ですか? それより僕と踊りませんか?
 夢の中へ 夢の中へ 行ってみたいと思いませんか?
 〜以下省略」

オレは昨日知ったのだが
この歌詞は「家宅捜査」のことを揶揄(やゆ)した唄らしい。
もちろんご本人から直接きいた訳ではなく
音楽業界の「風のウワサ」として知ったので
陽水さんは「は?ぜんぜんちげーよ」かもしれないが。

しかしすごいセンスだと想う。
2番はもっと「うむむな詩」があるのだけれど
全文を載せてしまうのは失礼だし
「2番知りたい」と陽水さんの曲が売れたらオレも嬉しい。
オレは「誰かひとりだけオマエが想う素晴らしい詩人を
    言わないと靴に蜂蜜を入れる」とか脅されたら
迷わずに「井上陽水さんです」と答える。

陽水さんの詩集「ラインダンス(たぶん絶版)」によると
(すごい詩集なんだぞ。でも見つけにくいものなんだぞ)
年表に昭和51年9/10に大麻取締法違反で逮捕とある。
そして2年後に「white」というアルバムを出した。
以下は完全なカオルの主観。勝手な解釈。
収録曲の「青い闇の警告」の歌詞はどうしても「留置所内」のイメージがする。
そして「white」というのは
かなりシュールな歌詞なのだけれど
オレにはどうしても「潔白」というイメージが。

〜ミルクを飲んでも同じでしょうか?
 甘いミルクを飲んでも白いだけです〜「井上陽水white」より抜粋。
〜この町のみんなが臆病になり
 秘密を持つ事は禁じられている〜「井上陽水 迷走する町」より抜粋。

カオルの「適当マシーン解釈」だったら
井上陽水さんほんとうにごめんなさい。

先日の日記に「カオル家宅捜査事件」を書いた。
「誰かがカオルを告発」した。
裁判所はそれを受理して「捜査令状」を発布した。
「1%でも疑い」があれば許可は出る。
極論を言えば「あいつ悪い事やってるの見たよ」だけで許可が出る。
それが「適当マシーン」でも。
よく考えるとすごく恐ろしいことだ。

オレは普通の人に比べれば「叩けばほこりの出るからだ」かもしれない。
でも「誇り」だってある。
オレには「売るべき仲間」もいないし
「オレを売るような仲間」もいない。
「探しもの」は見つからなかった。
オレは「むしろ徹底的に探してくれ」と捜査員に頼んだ。
「尿検査もしてくれ」と頼んだ。
最初は頭ごなしだった捜査員もだんだん柔和になった。
「いやー。ガサ入れしても出ない場合もけっこうあるんだよ。
 いま強化中でさ。慶応の学生もオレたちの仕事なんだよ」とか。

ないものは出ない。
知らないものは知らない。
誰かが「バーゲンセール」にオレを売り飛ばしたのだろうが
オンボロの中古品カオルを警察は買わなかった。
捜査令状を見たときはビックリしたけれど
結果的に「カオルは絶対に無実だと警察が証明してくれた」のでイエスだ。

オレは推測した。
誰かがカオルを告発した。
なぜ?
1 告発すると自分に利益があるから
2 オレが困るのを見ると嬉しいから 恨み

逆に言えば「オレが酒をやめた頃から カオルの音楽活動に
協力してくれたり支えてくれたヒトたち」は100%ない。
得や利益になるどころか自分が怪我をする恐れだってある。
だから「カオルの音楽仲間」はあり得ない。

「嫌がらせ 恨み」に関しては「特に女性の該当者」が多すぎて困る。
絞り込めない。
しかし。
何事にもヒントがある。
捜査令状の「捜査をすべき場所」には「カオルの部屋限定」と書かれていた。
その場所も間取りも正確に記されていた。
オレの家は古本屋とその倉庫なども入れるとぜんぶで10部屋ぐらいある。
つまり「その間取りを実際に見たコトのある人間」しか
オレの部屋を「ピンポイント」で指摘する事はできない。
ブログに「カオルとレインは古本屋の2Fに居候」とよくオレは書くが
2Fにだって5部屋はある。「適当マシーン」じゃムリだ。

そうすると該当者は激減する。
多く見積もって約ひとりから3人ぐらいだと想う。

「LSD詩人の日付」を見ると無茶苦茶な年月日になっているので
なんだか「アレは夢の中へだったのかなあ」という気分になっている。
だいたい「どっちが夢で現実の証明」とかできないし
もしかしたらオレは「生きている」と思い込んでいるだけかもしれない。
だいたい「現実」ってなんだ?
とかいうのはデカルトとかハイデッカーが「哲学」している。

それにしても。
夢の中へ。
行ってみたいと想いませんか?
とは。
すごい歌詞だ。
美しく危うい。

明日はライブだ。
夢見心地で唄うんだ。
もちろんノンアルコールだ。

〜許し合う事は 簡単な事じゃない
 ゆっくり静かに変わればいいさ〜「カオル曲 sweet revolution」より抜粋。

またね。
 


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