カオルの不定期日記



書類詩人 2008年06月26日(木)

  2008 6/25 (wed) 21:00pm
今日も晴れた。


オレはこの世で「とても最悪な組み合わせのひとつ」として
「歯磨き直後のトマトジュースとメンソールのタバコ」とかじゃないかと。
今日ついでに(誤用)もうひとつ発見した。
それは「古い陽気なジャズと甘やかされたお子様の悲鳴」だ。

歯医者に行った。
そこはいつも具合のいい音量でジャズが流れている。
隣にはしつけの悪そうなガキが
「虫歯ガリガリマシーン」に怯えてすごい悲鳴をあげていた。
治療器具を乗せる台を蹴飛ばしたり罵声を吐いたり。
オレの感覚だと医者や看護婦さんはムリとしても
ママが「ケツをひっぱたくような惨状」だったのだが
「痛くないでちゅよー。ケンちゃんは(仮名)いいコだもんねー」とか。
そのカンジで日常ケーキなどをたらふく喰わせているのだろう。
ジャズのウッドベーシストは惑わされずに4ビートを刻んでいた。
さすがプロだ。

まあいい。

オレは麻酔が効きにくいタイプ(「体質」ではなく「構造」と医者は言った)
らしくて前回の治療の時に7回も麻酔を注射した。
「痛かったら左手を上げてください」と言われ
すごく痛かったので「横断歩道をまだ真面目に渡るガキ」のように
左手はあげっぱなしだった。

今回「歯茎が痛い」と申告すると
「前回の注射の傷跡が完治してなくて痛いのです」と言う。
悪い例えだが「早くて冷たくていけないクスリの中毒者の左手」みたいらしい。
さらにオレの左の奥歯の下には「神経が4本」あるらしい。
通常は「神経が3本」で日本人には「7:3」の割合で4本が存在すると。
要するに「治療に時間がかかる」みたいだ。

まあいい。

午前中には区役所に行った。
「自立支援手帳の更新手続き」だ。
それにしても「自立支援」とは「なんだかなあ」というネーミングだ。
たくさん書類を書いたので疲れた。

その後は銀行に行った。
先日つくってもらったカードの「スイカ機能 ビザカード」が嫌で
それを「ごく普通のに変えてくれ」と。
たくさん書類を書いたので疲れた。
「ビザとかクレジットってなんですか?」と銀行員に尋ねたら
トマトジュースに浮かんだ歯磨き粉を見るような表情になった。

そして「400円でやれる」というので
「健康診断」みたいなヤツに行った。
結果は来週わかるらしいが問診のカンジでは「健康」らしい。
採血・検尿・心電図。(さいけつ けんにょう しんでんず)
身長は164cm 体重53kg ウエスト75cm。
血圧がかなり低いらしくて「80ぐらい」とか言ってた。
問診票とかたくさん書類を書いたので自宅の住所を暗記してしまった。
「600円でやれる」というので来月「肺ガンの検査」にも参加する。
「痰も検査すると1650円」というのだが
ちょっと高いので「痰はいいです」と断った。

なんとなく想ったこと。
区役所にも病院にも銀行にも「掃除係」がいた。
お医者様や支店長などは「感謝 報われる」コトもあるだろうが
「掃除係のヒトはどうやってプライドを保つのだろうか」と。
オレも20代の頃掃除屋をやっていたが
あれは「手を抜こうと想えばいくらでも」って仕事で人柄がよく現れる。
パチンコ屋の床のガムを剥がしたり
真冬の夜中の2時に足場を組んでガラスを磨いたり。
その時のオレは「選択肢」がなかった。
長髪でいつでも休めるバイトはそれしかなかった。
あまりにも寒い夜はワンカップを飲みながら働いた。

まあいい。

これからニューアルバム「バラッドキング」に
収録するつもりの新曲の詩を書く。
「サビの詩」はすでにあった。
他をどうしようかなあと考えていた。
そうだ。「塚本の過去の詩をコラージュするカンジとかどうだろう」と。
その旨を塚本にメールしようとしたら
あら不思議。「塚本が13曲分ぐらいの自分の歌詞」のメールが来た。

まあいい。

今回のような「軽い日記」は脳のストレッチにちょうどいい。
もちろん「科学的な根拠」などなにもないけれど。


ちゃお。
 


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