カオルの不定期日記



体験学習詩人 2010年07月19日(月)

  2010 7/19 ( mon ) 11:30am
夏になると気分がいい。


チカゴロのカオルは「生つぶやきブログ」ばっかで
きちんとした文章を書いていない。
今日はリハビリをかねて。

この前銭湯にいった。
14時からのいちばん風呂だ。
いつもは「開店待ちの老人たち」ばかりなのだがその日は違った。
小学生5年生のガキどもが20人ぐらい。
みんなあちょーおりゃーでひーと大はしゃぎ。
20代ぐらいの先生は「他のヒトに迷惑をかけないように」と。
まあガキはうるさいぐらいの方がいい。
みんなそろって黙ってカラダを洗っていたら気味が悪い。

帰り際に番台のオバサマに言われた。
「うるさかったでしょう?ゴメンなさいね」
「なにをおっしゃるウサギさん。
 カオルはなんてこたーありやせん。
 ツルピカの新品ボーイは楽しそうでね。
 それにしても?なんか祭りとか部活ですか?」
「お兄さん。よくぞきいてくれました。
 これはね。体験学習というヤツなんですよ」
「ん?」
「あのねお兄さん。最近はマンション育ちの子が多いでしょ?」
「でしょ?」
「それでね。みんなお風呂の入り方を知らなくて」
「ぬな?でひー。意味分けわかめ。風呂の入り方?」

オバサマいわく
「5年生ぐらいになると恥ずかしがって水着を着たり
 カラダを洗わないで遊んでいたり。
 そんな子が増えたから公共のマナーも学べる銭湯に白羽の矢が」

ピキ。。。
ピキーン。

あ〜ん?
風呂の入り方なんてこの世に存在すんのか?
きたねーと思ったところをゴシゴシ石けんでやるだけだろ。
だいたいよ。
若いオトコの先生さ。
チンポをタオルで隠していたぜ。
ありゃダメだ。
「オトナは毛がはえてんだ」とここぞとばかりにアピールしないと。
だいたいよ。
せんせーがチンポ隠しても他のヤツらは毛がボーボーなんだよ。
あ。
せんせーもはずかしーのか。
オンナと旅行いっても隠すんだな。

こっぱみじんぎりじゃ。

ガキどもはでひーバオーンとやっていたけど
体験学習となりゃーはなしゃー別でござる。
5名が座る。カラダを洗う。後の5名が前の背中を洗ってやる。
次の5名は湯船につかる。最後の5名は歯を磨く。
それぞれの時間は7分。それをローテーションだ。
カラダをそっこー拭けば30分だ。

なんかさ。
「終わってるよなー」だ。
ママは「ケンちゃんよい体験したねー」とケーキかよ。

ガクなんかさ。
オレがガクの家に泊まりにいった時さ。
2年生だけど「家の風呂のルール」教えてくれたぜ。
さらに「カオルの歯磨きはなってない」と4分ぐらいやらされた。
去年泊まった時はいっしょにサウナと水風呂はいったし。

ガク。えらい。
小生意気なガキに育ってくれ。

ひとり。
やや太めの少年が印象的だった。
「なあ。おにーちゃんはおとなしいね。
 しっかりカラダ洗ってえらいやね」
「あの。
 ボク。
 家に風呂がないから。
 いつもここ来てるし」

おー。
銭湯仲間よ。
オマエもタフに小生意気に育て。
仮名夢太朗少年よ。
オマエのその真の体験がオマエをタフにする。
夢太朗。
ガク。
ついでにレインもいっしょにシュプレヒコールを!!

銭湯万歳。
銭湯万歳。
銭湯番台。
先頭漫才。

おわりじゃ。
 


- Web Diary ResVersion ver 1.09 -