カオルの不定期日記



せいりちゅー詩人 2010年05月10日(月)

  2010 5/10 (mon) 10:30am
なんとなく晴れている。

12時間熟睡したのでフレッシュだ。

整理しよう。
やるべきことが山盛りのマウンテンだ。
いつもはひとりでやるのだが「紙上整理」してみよう。

*15日のカラス
 これは12日のリハでみんなと相談すればいいだろう。
 白い服を探さなきゃだ。

*パーマ
 前回のがもう落ちてきたのでもう再トライするか?

*erosの新曲とひとりようの曲
 両方ともメロディーはできているのだが詩が浮かばない。
 というか「作詩モード」に脳がいかない。
 5/28のワンマンでは露ロザリオ/ラブレター/ハレルヤをやりたいから
 新曲は間に合わなくても大丈夫かな。

*冬物コートなど
 これを書いたらやろう。

*謝甜記のママに「ちらし持ってきて」と。
 ママはライブもみたいと言ってくれた。
 関内に精神科も美容室グリッターもあるから
 近々まとめていくか。

ブイーンブイーン。

電話した。
14日に精神科→美容院→謝甜記を予約した。
急がば速攻。

続き。

*名古屋京都のことやメルマガ
 まだ両日とも詳細が出ていない。決まり次第メルマガ。

*絵本関係 
 印刷所にすべてのデータを送ったので
 先方からの色校正の日程を待つ。
 単純計算だと売り切れて元を回収できるかどうかだ。

あ。メールと電話しなきゃ。
いまやろう。

よし。
こんなもんだな。
なんとなく優先順位が見えてきたぞ。

そうだ。
オレは発明をしたい。
「生理が楽しくなるクスリ」だ。
この錠剤を生理になってから1粒飲むと
期間中「たのしー。ハッピー」になる。
きっとバカ売れするだろう。
オレとレインは大金持ちだろう。
問題は成分だ。
レインのツメの粉末を煎じて
オレのライブ終了後の指先の脂を混ぜて
青い薔薇の花びらを抽出して
コナコーヒーとピースの葉を砕いて
銭湯の湯気とレインハウスのわき水で濾過して。

くふふ。
大金持ちじゃ。

そういえば。
そういれば。
そう言えば。
総入れ歯。

「海賊盤/山賊盤」に「あたり」があるの知ってた?
CDがはいってる黒い部分をはずすと
「メッセージとかコイン」が入ってるのが10枚に1枚あるんだよ。

紙上整理。
なかなか悪くない。

また毎週。

ちょー。
 

こっぱみじんぎり3詩人 2010年05月04日(火)

  2010 5/3 ( mon ) 21:30pm
やっと春らしくなってきた。


先日NHKの「クローズアップ現代」を観ていた。
この番組はけっこう好きだ。

そこで「学食(学生食堂)にひとりで入るのが怖い」という特集が。
オレは最初の3分ぐらい「なにがどうなのか」理解できなかった。
ひとりで学食で食事をできない学生が増えている。
オレはいじめとか料理の味とか危険性を想像したがぜんぜん違った。

理由。
「学生食堂でひとりで食事をしていると
 トモダチがいないヤツと想われるのが嫌だ。怖い」と。
だからトイレで軽食をたべる生徒もいる。
この傾向は有名無名大学に関わらず「増えている」そうだ。

学生を男女3名ずつぐらい集めて座談会。
みんなずっと携帯を握りしめ
話の途中でもちらちら携帯を気にしている。
そして誰もが「アドレスの登録件数がトモダチ数値」と判断してた。
メールが来たらすぐに返信。
内容は「いまテレビになんちゃらっていうタレントが出てておもしろいよ」など。
ある女子学生は登録件数が700を越えて
メモリーがいっぱいになったので新しいのを買ったと。

がーーーー。
あ”〜〜〜〜〜。

オレなんか登録件数50もないぞ。
携帯なくしてな。

とにかくだ。
「大学生」というカタガキの人間が
そんなに脆弱なハートで未来のニッポンダイジョブかよって想う。
そいつらがお子様を作成しその価値観で教育をすると。

オレはもう「次世代のために」とかどーでもよくなった。
そんなガキ知らねーよ。
しかも学校が入学式の翌日から
「学食は怖くない/トモダチの作り方」とかセミナーすんだぞ。
はい。
みなさんごいっしょに。
「ありえな〜い。ていうかキモイんだけど〜」

オレには「トモダチの基準や定義」がわからないけれど
そういう風に呼んでもいいかなと想うヤツらはいる。
でも。
オレたちは基本的に「なにか用事がなければ連絡をとらない」なんだ。
わざわざ飯を食いにいったりとかないんだ。
バンド仲間はスタジオか楽屋かステージの付き合いしかない。
それで充分だ。

飯はひとりで食べる方が好きだ。

あのさ。
「群れ」るのやめようよ。
おんなじような髪型でおんなじような服を着て
どうでもいい話題を流行の場所で。
テレビのお笑いタレントの言葉遣いまねたり。
そうすることで「仲間意識」っての芽生えるってのがわからない。

ミチコママなんか高校の入学式にも
ライブハウスでやった結婚式にも来なかったし
先日の誕生日もなにもなかったよ。
オレもなにもしなかったけど。
高校の時にタバコでオレは2回停学になって
その時だけは渋々来てくれたけど。

だいだい男子学生が「入学式に親の同行を認める」こと自体アウト。
「大学に親が来たらみっともないからやめてくんね?」だろ?
パパとママといっしょに学校いくとボクちゃんはうれしーのか?


気になるは「その学生の親の年齢」ってオレぐらいなんだよな。
40代から50代前半ぐらいの。
トモダチがよ。
小学校の先生やってんの。
遠足の前に携帯電話が鳴りまくるんだって。
「あの先生。遠足のお弁当箱はどれぐらいのおおきさの物がいいのでしょうか?
 あまり他のお子様と差があってもあれでしょ?」
オレは「そんなの知らねーよ」でいいんじゃないかって言ったら
そういうバカママはPTAで大問題にするらしいんだよ。
遠足の弁当なんかおにぎり3個と鳥の唐揚げとみかんでも入れときゃいい。
てめーのガキが普段喰ってる量より多めに入れときゃいい。

バカすぎる。

ノストラダムスの予言は本当は当たっていて
すでに我が国は滅んでいるのではないのだろうか。


じゃいならぶー。
 

9年目詩人 2010年04月30日(金)

  2010 4/30 ( FRI ) 00:7am
今年も3分の1が終わった。

誕生日よりも「5/1断酒記念日」の方が
カオルには重要だ。
そこそこ達者でやっていれば自動的に誕生日はやってくる。

荒淫夜のごとし。
(ぶぶー。よいこのみなさんへ。
 正解は「光陰矢の如し」です)
酒をやめて丸8年。9年目に突入。
「なんで酒やめたのさ?」ってヒトはこの時期の過去日記を。

ブイーン。

なんの脈絡もなく「サラミ事件」について書こう。

あれはカオルが5歳の頃。
身もココロも肺も上履きも新品だった頃。
未来は希望で満ちあふれていた。
しかし。
このサラミ事件でカオルは「最初の希望打ち砕かれ体験」を。

その日のランチタイムのときとなりには仮名ケンちゃんが座っていた。
オレの弁当はごく普通のヤツ。
白米梅干し卵焼き。
しかしケンちゃんのヤツは猛烈だった。
白米の上にびっしりと輪切りのサラミが敷き詰められている。

オレは驚くより好奇心だった。
そのワイルドでジャンクでエキゾティックな物体に釘付けに。
「ケンちゃん。あの。非常に厚かましいお願いなのだが
 そのロックなカンジの食品とわたしの卵焼きを交換してはもらえまいか?」
ケンちゃんはさらっと「いいよ。こんなの食べ飽きたから卵焼きの方がいい」
交渉成立。
オレはゆっくりサラミを噛んだ。
うめー。超うめー。噛めば噛むほどうめー。
新品の舌先に染み込んでくる油がうめー。
これより美味いモノなどこの世に存在しねーな。

オレはダッシュで家に帰りミチコママに懇願する。
「実は今日のランチタイムで素晴らしいモノを味わった。
 明日の弁当にぜひそれを多めに頼みたい。
 ケンちゃんの情報によれば駅前のスーパーで売っているらしい」
「いいけど。その食べ物なに?名前は?」
「嗚呼。我が輩としたことが。しくじった。
 その食品名を訊いてくるのを忘れた」
「じゃあムリ」
「ちょっと待たれ。よし。
 わたしはそれを描いてみよう。
 それを見れば一目瞭然」
オレはまず弁当箱サイズの長方形を描いた。
その中に500円玉ぐらいの円を描いた。
なにかが足りない。そうだ。あの脂肪だ。
オレはその円の中にちいさな丸をたくさん描き薄紫色に塗った。
「これがその食品の絵だ。力作だ。
 明日の弁当愉しみにしている。
 さて。わたしはジャイアントロボを観る時間だ。よろしく頼んだ」

翌日。
オレはワクワクしていた。
今日のランチタイムでオレはかつてない至福を味わうのだろう。
油物の後の一服はきっとたまらないであろう。

ついにそのときがきた。
わたしは初めてパンドラの箱を開ける先人のように
慎重にゆっくりとフタをとった。

時が止まった。
いや。オレの脳が思考停止したのかもしれない。
「カオル君。それなに?」と訊ねるケンちゃん。
「わからない。わたしはいま非常に困惑している」
「ちょっとオレも食べてもいい?いっしょに食べよう」
ふたりは「レンコンの煮物」を食べ始める。
「んー。しゃくしゃくするね」
「そうだな。かなり淡白だ」
「ボクらがこの味を理解するには4半世紀ぐらいかかるね」
「ケンちゃん。わたしはさっき希望が壊れる音を聞いたよ。
 それはね。とっても虚しいヒトが虚しい鐘を叩いたような音なんだ」


くしゅしゅ。

また毎週。
 

1円と5円詩人 2010年04月25日(日)

  2010 4/23 ( fri ) 18:00pm
霧雨じゃ 濡れて歩こう とぼとぼと



オレは1円玉と5円玉があまり好きではない。
いや。
ちがうな。
彼らにはなにも罪はない。
むしろ彼らの「使い道のないカンジ」にシンパシーさえ感じる。

オレは198円という値段に困る。
200円渡すと1円玉が2枚返却される。
オバサマたちは「208円」を渡したり
「ちょうど」にしたり中には「203円」を出すヒトもいる。
レジの行列に彼女たちは気がつかない。
買い物袋をレジにどしっと置き
「確かちょうどあったはずなんだけど」と財布をごそごそと。
彼女たちの目的は「おおきい単位の硬貨」をなるべくつかわないようにすること。
後列ででノンアルコールビールと
200円を握りしめているオレのことなど眼中にない。
オレがイライラしようが
富士山が爆発しようが彼女たちは
訓練されたスパイのように「目的達成」に命を懸けている。

オレはレジの行列に迷惑をかけずに「小銭君」をうまく使えないかと。
「1円玉4枚と5円玉1枚の計9円」を
レジに向かう途中に握りしめていれば
「すべての端数に対応できる」とやっていたのだが。
なぜかレインハウスに1円5円は増殖していく。


そのちいさな世界では
百円ライターは使い切る前になくなるし
1円と5円は増えていく運命にあるようだ。

オレはポケットにある1円玉と5円玉を木製サラダボールに入れておく。
ハイチの災害の時にぜんぶ郵便局に渡したのだが
すでにサラダボールの4分の1ぐらいある。

何度も言うが彼らはなにも罪はない。
彼らはオレをいじめないし暴れたり野蛮な唄をうたうわけでもない。
ただサラダボールの中でひっそりとしているだけだ。

「詩人とレイン。なんかごめんね」
「ん?どうした?」
「にゃま?」
「ボクたちさ。あんまり価値ないから。。。」
「オレだって中古品だしレインだって野良猫だよ。
 たいして価値はないさ」
「でもボクらは5円玉君より価値ないんだ。
 それに5円玉君は針金ボロットの部品になったりさ」
「心配すんな。ちかいうちにさ。望んじゃいないけれどさ。
 またどこかで災害なんかが起きる。
 その時には郵便局に連れて行くからな。
 オマエらが20人ぐらいで助かるヒトもいるんだぜ」
「詩人。オレたちもここでずっと暮らせないかな」
「いいけどよ。ホントに価値なくなっちまうぞ。
 スーパーのレジとかでがさつに扱われてきたから
 ちょっとナーバスになってるだけだよ。
 そのうち硬貨の本能が騒ぎだすからさ」
「詩人。あの曲かけて」
「ん?ピンクフロイドか?」
「そう。マネー」

レインはこたつに寄りかかってうたた寝。

最終章。

ある夜。
夫の暴力に耐えられなくなった妻は
泥酔して高いびきの夫を殺そうと決めた。
なんて見苦しいスガタ。
力と屁理屈だけの酔っぱらい。

妻は靴下にサラダボールの中の1円玉と5円玉を詰めて
夫のアタマを何度も殴りつけた。

妻は靴下を逆さまにしてコインをぶちまけると
血の付いた靴下を厳重に裂いて生ゴミといっしょにゴミ捨て場へ。
そして警察に電話。

「ドアベルが鳴って宅急便だと言うのでドアを開けた。
 マスクをしたオトコが入ってきて夫を殴り現金や貴金属を持ち去った。
 小銭には目もくれずに」
妻はそう警察に説明した。
「奥様のそのアザは犯人に?」
「そうです。本当に恐ろしかった」
妻は想った。
はじめて夫の暴力が役にたったわ。


See you boys.
Good night girls.
 

こっぱみじんぎり2詩人 2010年04月22日(木)

  2010 4/22 ( thu ) 8:00am
もうすぐ5月なのに寒いぞ。


たとえば夏に帰省するとする。
おばあちゃんは孫に熱いほうじ茶を出す。
「冷たいの飲みたいだろうけれど
 暑い日には熱いお茶がいいんだよ。
 熱いから気をつけてね」

また冬に鍋焼きうどんを注文する。
「お嬢ちゃん。この鍋の鉄のふたは熱いから。
 気をつけてとってね」

こういうのは好きなのだが。
が。がが。がががががががが。

ファーストフードなどのホットコーヒーに
「大変お熱くなってますので
 注意して下さい。またカップは衝撃に弱いので強く握らないで云々」

こっぱみじんぎる。

あのな。「ホットコーヒー」と注文するんだよな。
だから熱いのが出てくる。カップは柔らかい。
そんなもん触りゃあわかんだろ?カンでわかんだろ?
いらねーよ。
それよかエコに協力してんなら
例えば「CDやペットボトルや使い捨てられたストロー」なんかを
リサイクルして専用のカップつくれよ。
使い捨てのちょろいカップと印刷代と
専用カップを洗う手間や人件費はわかんないけどさ。
ボケ。

NHKニュースを観ていた。
大学の入学式やなんと入社式に
「生徒や新入社員より親の方が多い」と。
確かに親はふたりいる場合が多いからな。

こっぱみじんぎり。

あのな。
大学5万歩ゆずって「記念にビデオ」はしかたなく許すが
(でもあの必死になって最新型のビデオ回す親のスガタが
 醜悪にみえるのはオレだけだろうか?)
「入社式」に親が来るのは狂ってる。
「ひとり立ちの日」だろ?
親が来てどーすんのよ。
親バカなバカ親。

専門学校や精神科や友人からも訊いたんだが
面接や医師や先生が子供に質問しているのに親が答えるんだよ。
「あ。はい。うちのマー君は優しい性格で」
「すいません。本人にお答えしてもらいたいので」
「マー君は人見知りだし喋るのがヘタで」
ボケ。トンカチ。オタンコ。
お子様もママの饒舌をさえぎっててめーで喋れ。

だから軟弱で脆弱なコトバを喋ったり
オレンジジュースをストローで飲むような青年があふれるんだよ。
マー君。
オレのローディーになりマリさんに叱られろ。

ったくよ。

「木っ端みじん切りシリーズ」はしばらく続けるぞ。

じゃいなら。
 

下宮詩人 2010年04月14日(水)

  2010 4/14 (wed) 22:00pm
もうすぐ5月なのに寒い日が多い。どいつもこいつも狂ってやがる。


しもさん。
そりゃあないぜ。
まあ逝っちまったモンはしょうがねーけどさ。
17日のライブ終わったら
例のレコーディングの件で電話しようと想ってたんだよ。
アテにしてたのによ。

さっきマリさん電話で泣いてたぞ。
マリさん泣かしちゃマズいだろ。
マリさんの役目はお客さんを泣かすことだからさ。
「あのこはいいこだったよ。中学生のときから制服でライブ来てたの。
 せっかく更生してがんばってたのにね」
しもさん。
今度のマリさんのストーミーのPAどーすんだよ?

2月だっけな。
マリさんのライブでメンバーがミスしたのにさ。
しもさんが「PAが原因です」みたいな態度で客席にアタマ下げてさ。
あれはイカしてたよ。プロだな。
オレが親指立てたらさ(THUMBS UP!)照れちゃってよ。
帰り際に「カオル。電話待ってるからさ」って言ったよな。

結果的にだけどよ。
嘘ついたな。

ったくよ。
死にてー死にてーわめいてるヤツもいるしさ。
しもさんみたいに塀の中と娑婆の往復してさ。
やっと更生して「長生きして親孝行する」ってさ。
それなのにお母様に発見させるなんてさ。
今度逢ったら殴るからな。

寂しいよ。

オレ言ったじゃんか。
「しもさん。ヘロよりスピードより酒の方が怖い。酒はヤバい。
 24時間どこでも買える。どんなドラッグより強烈だ。
 やめろとはいわないけどさ。記憶なくすまで飲んじゃダメだ」って。

アシタはサムズでマリさんがライブだから
打ち合わせついでに様子みてくるからよ。
ちゃんとマリさんに謝らないとぶっ飛ばされんぞ。

しもさん。
17日のライブはしもさん想って1曲ぐらい唄うよ。
しもさん。
お疲れさん。
新聞のカタスミにも載らないような小さい死だけどさ。
オレはたぶん忘れないよ。
たぶんね。

また。
 

女子高生ガム詩人 2010年04月10日(土)

  2010 4/10 (sat) 18:00pm
まだ外は明るいぞ。


HP日記にも書いたような気がするのだが
以前「女子高生ガム事件」があった。

あらすじ。
たぶん21世紀になってからの話。
オレは電車に乗っていた。車内は夕方前でガラガラ。
ある駅で女子高生がふたり乗ってきた。
化粧もしていなくてスカートの長さもあまり短くない。
なんとなく「有名市立お嬢様高校」の雰囲気。
彼女たちはオレの隣に座った。
話している内容も言葉遣いも容姿も綺麗な女の子だった。

オレは本を読んでいた。
なんか肩を「つんつん」とされるカンジがする。
たぶん話に夢中なんだろう。
でもまた肩をつんつんする。
顔を上げると女子高生が笑っている。
「どうしたの?」とオレが訊ねると
「はい。これあげる」と1枚のガムをくれた。
ん?なんでガムを。確かに詩人はガムが好きだが。
「あのさ。どうしてガムなんだろう?」
「だってお兄さんちょっとかっこいいから」
「んー? こういうの最近流行ってるの?よくやるの?」
女子高生は女子高生らしく手をパンパンたたきながら
「はじめてだよねー」と笑っている。
わけがわからない。

ふたりは次の駅で会釈をしながら電車を降りた。

ずっと釈然としない。

それを先日の大阪の打上で女子たちに尋ねた。
回答をまとめる。

1 からかって反応を楽しんだ。
2 なにかの罰ゲーム。トモダチが隣の車両で見ている。
3 可能性は2%ぐらいだがカオルの誘いを待っていた。
4 ファンでは?

「2%の確立の根拠」はわからないけどS子が断言した。
オレは「ふたりいっぺんには相手できねーよ」とか言えばよかった。
まだまだ「現場対応能力」がなってねーな。
2%でも可能性があるのならやってみるべきだ。

ファンならそう言うだろうが。

まあ女子高生にからかわれるというのは
ある意味得難い体験なのだが
なぜに「オレ?」なんだろうか?
オリーブとかに「からかいやすい男性のタイプ10」のうち
9つぐらいが当てはまっていたのだろうか?

ガムをくれた少女たち。
真相が知りたい。
オレを「長期にわたり靴の中の小石のようなイガイガなカンジ」にさせるのが
目的だとしたらキミタチの目論みは大成功だ。

さて。
任務に戻る。
また水面下で「秘密プロジェクト」をはじめたのだよ。

くししのしーっと。
 

誕生日詩人 2010年03月30日(火)

  2010 3/29 ( mon ) 20:00pm
まだ寒いな。


宮崎のアニキにもらった黒い高級傘を盗まれた。
レインハウスのドアの屋外テレビのところに置いてあったのだが。
犯人に心当たりがある方はレインハウスの詩人まで。
賞金はカツオフレッシュパック食べ放題です。
また「ワケアリ」の黒猫さんも歓迎します。

もうすぐ誕生日だ。
でもオレはあまり誕生日に「思い入れ」というのは少ない。
誕生日はなんとなく食事をして暮らしていれば
わりとすんなり訪れるからだ。
個人的には「5/1 断酒9年目突入」の方がアイツ。

46年。
あまり実感がない。
でも人生の半分は過ぎたんだろうなとは想う。
いまのところ「徒花(あだばな)のような人生だな」と。
徒花:花は咲くけれど実を結ばない花

「酔生夢死」ということばが好きだ。

毎年たのまれもしないのに
自主的にやっている「ヒッピーバースデー」は愉しみだ。
去年は渋谷クレストでやった。
コインロッカープレゼントや写真詩集プレゼントをした。
ながい階段にも工夫をした。

今年はそういうアイデアはいまのところない。
でも「 eros 初ライブ」が愉しみでしょうがない。
アシタと2日がリハだ。
なんとか新曲を間に合わせたいと考えている。
お客さんといっしょに誕生会を終演後にできたらと考えている。

毎日ライブの準備で忙しい。
ピアノには影響がないけれど右手の薬指をヤケドした。
レインが風邪気味でなかなかよくならない。

密かにだけれど。
オレはすごく燃えている。

おりょー。
 

こっぱみじんぎり1詩人 2010年03月24日(水)

  2010 3/23 ( tue ) 23:50pm
雨。夢子の誕生日。


チカゴロすぐに腹が減る。
多い時は日に3回もご飯を食べる。
粗末な食事だがインスタントは食べない。
たまにミチコママのご飯を食べると美味しいなあと想う。

ビーン。

チカゴロはiPodを常に持ち歩いている。
はじめは「1000曲も入るのか」だったけど
もう容量がほとんどない。

MDからハードディスクレコーダーに変えた。
これは便利だ。
バンドのリハをすぐにメンバーに送れる。
(というか。みんな自分で録音して下さい)
erosのリハの音源を聴いていると楽しくて
いろいろなアイデアが浮かんでくる。
あと2回しかリハはないけれど
4/5にはなんとか10曲は仕上げたいと考えている。

デジタルの台頭で世界は変わった。
よくも悪くも変わった。
それ以前は迷惑メール自体が存在しなかった。
しかしいまは「それにさえも慣れつつある」だな。

カセットテープで録音していた時間は「巻き戻しの時間」がイライラした。
デジタルになってそれは解消されたけれど
操作を間違えると一瞬でデーターが消滅するという事故が起きる。
カセットの時より事故は増えた。

まあオレはデジタルの恩恵と弊害を使い分けているが
「まだデジタルに詩は書けない」というのがなんとなく愉快だ。

カーン。

チカゴロいろいろなところで
「レインちゃんのブログ読んでますよ」
「日記の文章が好きです」と言われるのだが
あまり動員や売り上げとは比例しないようだ。

ジューン。

お茶のティーバックをくれ。
保存のきくブタの豚肉をくれ。

ひゅー。

今日の擬音では「ひゅー」がいちばんだな。

最後に。
我々は。
誰もが。
苦しむために生まれてきたわけではない。
だが苦しい時期が続く場合がある。
自分が原因なら自分を快復。
「他」に原因があるのなら戦う。
「旗を振るのは苦手だ」というヒトは
たとえばカオルを応援する。
曲にしてこっぱみじんぎりにしてくれるわ。

ガハハハハハ。

じゃいなら。
 

仮名鈴木さん詩人 2010年03月22日(月)

  2010 3/21 ( sun ) 20:40pm
ゆうべから風が強い。


オレもレインもなんだか暴風が楽しくて
窓を開けたままいっしょに徹夜でちょびと盛り上がった。

「暴」というコトバはわりと好きだ。
暴走/暴言/暴力/暴飲暴食/暴風雨など
逆に「強」というコトバはなんとなく嫌いだ。
強制/強姦/強欲/強情/弱肉強食など。

暴力的なオトコが暴風雨の中暴走しながら暴言を吐いたあと暴飲暴食。

強情で強欲なオトコが強制的に女性を強姦し「弱肉強食だ」とわめいた。

ブイーン。

「レインハウスのポストの謎」
あらすじ。
カオルは「ゴミの分別がなってない」と区役職員に指導を受けた。
「紙の分別」がとても難しい。
燃えるゴミと古紙の区別が。

だからカオルはポストに日々ぶち込まれるチラシを放置した。
家を買う予定も引っ越す予定もない。
ピザはひとりでは食べられないし結婚相談も借金も関係ない。
だからポストはチラシであふれていくのだが。
だが。
なぜか気がつくとチラシが掃除されている。
想像だけれど同じアパートの仮名鈴木さんのシゴトだと想っている。
鈴木さんは朝5時に外で体操をする。
よく会う。
必ずなにかオレに声をかける。
「加藤さん。昨日はお母さん来てたね」
「加藤さん。今夜は寒くなるらしいよ」
いちばん多いのが「加藤さんはがんばってるねー」だ。
特にがんばっている姿を見せているつもりはないのだが
ニセモノの金のブレスレットをした推定70歳の鈴木さんの目には
オレががんばっているように映るか社交辞令だ。
とにかく「ポストのいらないチラシ」が綺麗になっているのは嬉しい。
ただ「大事なお知らせ」なども相似されている可能性も否めないが
これ以上仮名鈴木じいさんに求めるのは強欲だと考えている。
いくつもいっぺんにうまくいくわけはないのだ。

ブイーン。

どんなタイプの女が好きか?と訊かれれば
オレは「秀吉の時代の某涸らしの蛍みたいな女性」と答える。
某涸らし。すごいカタガキだ。
ロックの匂いがする。

ブイーン。

いまNHKの「オヤジバンド日本一」を観ている。
出演者の年齢はオレとたいして変わらない。
オレもオヤジなんだ。
だからオレの言う逆はすべてオヤジギャグなんだな。
面白いバンドはいまのところいない。
なんだかしょぼいラブソングばかりでつまらない。
ガーッと噛み付くような唄が聴きたいんだ。

オレがつくればいいか。

よし。
新曲の「逃亡者」を完成させよう。
聴きたいヒトはぜひ誕生日ワンマンへ。

では。
でわ。

「でわ」のが素敵。

あちょー。
 


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