カオルの不定期日記



ロックは古いのか?? 2011年05月04日(水)

  ロックは古いのか??    カオル



「古い唄を見習わなければ。
 だけど自分自身が古い唄にならないように。
 古い唄が好きなのはかまわない。
 だけれど自分が古い唄になってはダメだ」


かつて「ロックである」ことが
とても刺激的で
ある世界では
そこそこの市民権を得ていた時代がある。

いずれにしても「前の世紀」の話だ。

さて。
「ロック的なもの」というのは
いつだって新しい風とともに時代を熱くさせた。
ほとんどは「前世紀の遺物」を踏みつけて
またはうまく融合してゴーっと吹き荒れた。

旧態依然を否定した新鮮な価値観。
うっとうしい現実をぶち壊して
幻想と情熱で息苦しいほどの恍惚。

それは革命的で野性的だった。
当時は。だ。

これは2011年5/4時点で
47歳の横浜チンピラ詩人カオルの「私見」である。
同世代でも「ロックに対して」は別の意見があるだろうし
前の世代や新しい時代の子供たちとっては
「そもそもロックとかどうでもいいし」って可能性もある。

時は流れてロックは保守的の象徴になった。
それがカオルの「ロック的スタイルの印象」だ。

時代はとっくに変わっていて。
「いわゆる全盛機の前世紀のロックは
 とっくに古い古い化石なんだ」
ちっとも新しくないんだ。
長髪で歪んだギターをギューンとやっても新しくない。
アンプを燃やしたって誰も見ちゃいないんだ。
結局オレたちは時代を変えることなんてできなかったじゃないか?
死ぬまでロックンロールって叫んでたヤツらはどこにいった?
しがみついてるだけじゃあダメなんだ。

オレはおおいに反省をしよう。

変わらなければいけないんだ。
ビートルズだってローリングストーンズだって
不良のガキどもがはじめた20代の音楽じゃないか。
「好きであること」はかまわないだろう。
だけど演るニンゲンは
つくり発信するニンゲンはそれじゃあダメだ。

そう想った。

いつだってロックは
ヒリヒリとビリビリとしていなきゃ。
 


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