カオルの不定期日記



ロールプレイング詩人 2008年07月25日(金)

  2008 7/24 (thu) 22:20pm
今日ぐらいの暑さは好きだ。


朝8時に起きて鶴見区主催の肺がん検診にいってきた。
なんというか「ロールプレイングゲームの主人公」のようだった。

目覚ましが鳴る。
「勇者カオックスよ。
 旅立ちの時が来た。
 さあ新品のリュックを背負ってまずは駅へ行け」

持ち物。
薬草(タバコ2箱)。
小銭。
旅人の服(短パン サンダル)
宝の地図の入ったリュック。

駅へ向かうが改札の混雑で戸惑うがレインの声が聞こえる。
「にゃままま!」
勇者カオックスはガッツを振り絞り改札を抜け電車へ。
サンダルの素足を踏まれるが耐えて経験値10獲得。レベル2へ。

鶴見駅前で野生のお巡りさんにタバコを注意されるが
呪文「ケムニマクー」が功を奏し見事回避。経験値45。レベル3。

自動販売機で「聖水(午後の紅茶)」を120ゴールドでゲット。
少し休み薬草(タバコ)で体力を回復。
地図を確認。

途中の防具屋で「強そうなTシャツ」を発見するが高額のため断念。
目的地に到着。

まず迷宮(区役所)の入り口で「案内人」に場所を訊ねる。
「疲れるけれど階段を登ればすぐ目印があるわ。3階よ。
 そこに受付ばあさんがいるからこの書類を渡して。
 エレベーターは楽だけれど『勇者の証し』がないと乗れないの」

階段をのぼり何度も廊下を曲がり
「福祉 還付 納税 原本」など見慣れない異国の文字に惑わされながらも
受付ばあさんにのところへ到着。
聖水をもう半分以上飲んでしまった。

「勇者カオックス。
 今度はこの書類を2階の青いシャツを着たお兄さんへ渡して
 ハンコをもらったらもう一度案内人のところへ行くのよ?
 そしたらもう一枚書類をくれるからまたここにおいで。
 大丈夫?もういっかい最初から言いましょうか?」

はい いいえ

カオックスは「いいえ」を選択。

階段を下り2階の青いシャツ兄さんのところへ。
「ではこの書類の赤枠のところに記入して。
 え?印鑑を持ってない。ん。困ったなあ。
 じゃあ迷宮の入り口のそばにハンコ屋さんがあるからそこへ」

もう旅なんかいい。
もう嫌だ。
リセットだ。
しかしその時レインの声が。
「にゃまま。にゃまあ。にゃままま」
よし。
あきらめないぞ。

迷宮の外に出て薬草(タバコ)で体力回復。
ハンコ屋のおじさんに「事情」を説明して「シャチハタ」を拝借。
「指定箇所にカオックスのハンコ」を押した。
こう言う時にカオックスというありふれた名前は便利だ。

無事に迷宮の「青シャツにいさんミッション」クリア。
1階の案内人に新たな書類をもらい3階の受付ばあさんのところへ。
「はい。ではこの書類に記入したら
 肺がん検診マンにこれを渡して。
 これは『不思議なパス』よ。なくさないように。
 廊下をずっとまっすぐ行って突き当たりを右」

肺がん検診マンのところには長い行列が。
もう嫌だ。
行列なんかしたくない。行水がしたい。
このゲームはオレには難易度が高すぎる。
しかしその時レインの声が。
「にゃまままま〜」
がんばろう。

やっと順番が。
そこで「魔法の問診票」に記入しろと検診マンに命ぜられる。
書いたら「待合室の看護婦マン」にそれを渡せと。
「タバコ歴30年。日に20本」と正直に書く。
「カオックスは中学生のコロから吸ってたのですね」と笑う看護婦マン。
「いま痰は出ますか?」
「出ません」
「じゃあレントゲンだけでいいですね。
 ではこの『金の診察券』を持ってレントゲンマンのところへ。
 場所はここの真下よ」

階段を下りレントゲン室へ。
「キミが勇者カオックス君だね。話はきいているよ。
 まず上半身ハダカになってそのカゴへ服を入れなさい」
服を脱ぐ。
たぶん気のせいだろうが朝より「痩せている気が」した。
「カオックス君。その銀のネックレスを外しなさい。
 そうしないとレントゲン魔法が効かないのだよ」
「え。これは旅立ちのお守りにもらった大事なものなんです。
 クチでくわえれば肺の辺りは写らないのでは?」
「カオックス君。外さなければゲームオーバーで最初からだよ。
 キミはセーブも復活の呪文もメモってないでしょ。
 わたしが外すのを手伝ってあげるから」
カオックスはしぶしぶ銀のネックレスを外す。
「大きく息を吸ってー。はい留めて。
 はーい。今度は横を向いてもう一枚。
 はい終わり。結果は後日郵送します」

ん?
クリアしたのか?
もうエンディングか?
つまらんゲームだ。
誰のシナリオだ?
画像はリアルだったが。

まだ午前中なのに午後の紅茶を飲み切ってしまった勇者カオックス。
ふと見ると行きは閉まっていた「カジノ」が開店。
ちょっと遊んでささやかに儲けましたとさ。

おわり。
 

ンーイブ詩人 2008年07月24日(木)

  2008 7/23 (wed) 22:00pm
今日も暑かった。


ベタベタするからこの季節は使わないが
冬は乾燥でカイカイのカサカサするので
「コエンザイムQ10 スキンローション」というのを使っている。
500mlも入っているからなかなかなくならない。
今年の冬で4年目になる。
たぶん「熟成」されて効果が倍増だ。

44歳になってタバコもプカプカなのに
「わりと肌綺麗かも」なのはこの熟成だろうぜ。

くふふ。

アシタは「鶴見区主催の肺がん検診」の日だ。
いちおう予約は入れたのだが朝9時入りだからムリかも。
自覚症状はないしコエンザイムを塗ってるから大丈夫だろ。

くふふ。

どうしてオレはお中元をもらえないのだろう?
サラダ油とかは欲しくないからか?
たぶん社会的地位がないからだろう。

7/27のワンマンの日には
ライブ終演後に線香花火をステージでやろうと想っている。
これはオレなりの「企業努力」だと想って欲しい。
サーマーフェスなんぞでは
いい時間帯にバンバカドンドカと打ち上げ花火をやるから対抗するの。

くっふっふ

シミやそばかすに非常にいいという「モンタレノイドSVC」ってご存知か?
んなわきゃねーだろ。
4秒前にオレが適当マシーンででっちあげた成分だからよ。

あー。

あー。

27日のワンマンでリクエスト募集中。
ブログのコメントに書いてね。
来られない人でもいいよ。

オレの脳は逆回転。
ンーイブ。
ブイーン。

また毎週。
 

手紙詩人 2008年07月20日(日)

  2008 7/18 (fri) 22:00pm
晴れ。時々雨。


先日ショーボートした時に(ショーボートに出演した時に)
「歌詞カードなどのファイル」を忘れてしまった。
高円寺までとりにいくのは難儀なので
「着払いで宅急便」をお願いした。
でも「着払いじゃない」だったのでありがたかった。

ブッキングマネージャーの台信くん直筆の短い手紙が。
「先日はお疲れ様でした。ファイルお送り致します。
 又、次回のライブを楽しみにしています。
 身体に気を付けてください。 台信」

オレはブログやメルマガで住所を公開して
「エサとかカネくれー」と騒いでいるが
酔狂な方々がたまにいろいろ贈ってくださる。
たいていは「カードや手紙」が入っていて
オレは気に入ったヤツは壁に貼ってある。

手紙というのは嬉しいモノだ。
たまにライブのギャラをもらう時に
封筒に「今夜は楽しいライブをありがとうございました。
    またよろしくお願いします」と書かれていたりすると嬉しくなる。
その「手書きの手紙の内容」というより
「今時そういうコトにわざわざ時間をさくというモチベーションが軸」で
店が運営されているんだなあと感じられるのが嬉しいのだ。

オレの曲に「ラブレター」というのがある。
〜ささやかな願いを 手紙に書いたよ
 宛先は雲の上 前略神様
 いままでの過ちを手紙に書いたよ
 宛先は海の底 水に流すのさ

 揺れ動く世界に 手紙を出そうぜ
 飛び交うんだラブレター 悲しみの大地を愛で埋め尽くせ〜

この曲をつくったのは30歳のときなんだけど
「郵便局が民営化されたらば
 幹部連中がこの曲をCMに使いたいと
 菓子折りやビールケースを持ってオレのドアをノックするに違いない」と
真剣に想っていたのだがぜんぜんあらわれない。

いまからでも遅くはない。
カオル読者の親戚親兄弟恋人奴隷などに「郵便局関係者」がいたら
ぜひ「ラブレター」を推薦して欲しい。

さらに「チェインスモーキグブルース」も「日本たばこ産業」を
2%ぐらい意識してつくった曲なのでこっちもお願いする。

オレは歌詞の「完成形」を清書する時にはパソコンでやるのだが
制作途中の段階ではノートに手書きをする。
たまにコトバがあふれてきてペンを動かすスピードが追いつかずに
とても「悪筆」なのだが
何度も「手書き」をした方が歌詞を覚えられる。

オレは携帯でメールをするのがすごく嫌いだからiモードに加入してない。
でも誰かの電話番号を入力したりする時に名前をひらがなで入れるのだが。
あの「予測変換」という機能が猛烈に嫌いだ。
説明なんかできないけれどスイカに蜂蜜をかけて食べる方がまだマシだ。
例えば「台信の名前入力」で「だい」だけ入れると
だいすき 大学 だいすけ だいたい 大事 だいぶ 大丈夫
ダイエット 代表 代理店 大歓迎 第一 大人気 ダイエー
大統領 大部分 代金 all right(だいじょぶってこと?) 大根
大規模 代行 第三者 大臣 大豆 大胆 大地 台所 ダイレクト
大リーグ 大胆 抱いて 大募集 抱いた 台無し 大好評 ダイアナ。

まだあと50個ぐらいあるけど面倒だからやめる。
もしかしたら「ダイからはじまるコトバを探そう」とかで作詩には
便利かもしれないのだけれど。

ブイーン。
(唐突に話題を変える擬音。
 エイゴではバイザウェイだっけ。
 古い日本語では「閑話休題」だっけか?)

人生とは。
生まれた時に。
「水が満タンのボトル」をもらうようなものじゃないかと。
毎日ボトルから水を飲む。
水は減りそのぶん「空気の領域」が増えていく。
水は「未来」で空気の領域が「過去」だ。
もらったばかりのときは未来がボトルにいっぱいある。
でも飲んでいくと過去が増えていく。
ヒトによってペースは違うけれどその「シクミ」は変わらない。
たまに「ボトルを割られる」コトもあるけれど。

ポリスというバンドに「メッセージ イン ア ボトル」という曲がある。
オレは邦訳をしっかり読んだ記憶も定かではないし
英語を理解する能力も低いので「ぜんぜん違う」かもしれないが
下記のように「その歌詞」を想っている。

〜オレは絶海の孤島でたったひとりで暮らしている
 淋しい 誰か助けて欲しい
 そんな願いを込めて空のボトルに
 「SOS」と書いた手紙を入れて海に流した
 でも誰からもまったく返事が来ない
 だからオレはボートを漕いで海へ出た
 なんと海上はたくさんの手紙入りのボトルだらけだ
 どのボトルにも「SOS」と書かれている
 なんということだ
 世界中のヒトビトはみんな淋しくて救いを求めているんだ〜

念を押すがこれは「カオルの思いこみ ねつ造」の可能性も高い。
「超意訳」かもしれないけど
「海上にSOSのメッセージが入った空のボトルがたくさんプカプカ」というのは
すごい光景だなあと想い
「手紙詩人のオチ」として書きたくなった。

もし。
人間に「会話」という能力がなくて
すべての意思の疎通が「手書きの手紙だけ」だったら
この世はもっと静かでノンビリする気がする。
いいか悪いかはわからないけれど。

ニンゲンは「言語」を手に入れて
文学や歌詞などの素晴らしいものを手に入れたが
同時に悪口や嘘や暴言も抱えることになった。

オラ。バシッ。オタンコ。ナスナス。
トンカチ。オリャー。ボコボコ。

コトバの暴力。

たまにオレは「女子を軽くぶつ」をしてふざけることがある。
「可愛いコ(を) ぶってんだ」と。
あまりウケない。


さよおなら。っぷう。
 

健康詩人 2008年07月02日(水)

  2008 7/1 (tue) 15:00pm
もう7月だぞ。今年も半年過ぎだぞ。


ヤバい。長生きしたらどうしよう。

健康診断の結果が出た。
まったく異常なし。メタボリックとか糖尿とかもなにもなし。
成人病とかそういうのも採血検尿心電図では問題なし。
まあ少し血圧が低いのと(85−50)
「善玉が少なくて悪玉コレステロールがちょっと多い」ぐらいだ。
オレのコレステロールも「悪玉の方が多い」というのが
個人的にはなんとなく嬉しい。
まあ食生活がよくないからインスタントラーメンと菓子パンは控えろと。
そして「たくさん歩け」と。

24日は肺ガンの検診だ。
ワンマンの前で忙しいからもしかしたらサボる。

本日からヨコハマでも「自動販売機でタバコはカードなしじゃダメ」になった。
どんどん健全で健康になればいい。
自動販売機の「熱量は全体の7%で温暖化にはよくない」らしいが
未成年のみなさまがタバコを吸わなくなるのでいいらしい。
そして「未成年はタスポカード」を持てない。
だから「タバコ販売機の深夜自粛は解除」らしい。

タバコを1000円に値上げするというウワサもある。
そうすると「税金が儲かるらしい」らしい。
しかし1000円に値上げをすると
「現在の喫煙者の90%近くが禁煙」するらしいので
そんなには儲からないらしいが健康になるのでいいらしい。

「正論」というのはけっこう苦手だ。
「タバコの煙は人体に100%有害。
 しかも副流煙は直接吸うタバコよりもっと有害。
 それは科学的に証明されてるのだよ。あ〜ん?」と正論されると
「ははあ。御説ごもっともで」とたじろぐしかない。

もしもだ。
ほとんどのヒトが禁煙して副流煙も減ったとしよう。
しかし「肺ガンや心筋梗塞」があんまり減らなかったとしよう。
そして「車の排気ガスは100%人体や温暖化に有害だと
    科学的に証明されたのだよ。あ〜ん?」とかなったら
「商用車に限り」とか「排ガス規制区域」とか「使用時間帯」とか
「人体に悪い排ガスをバラまくのだからガソリン料金3倍ね」とか。

「冗談」のつもりで書いていたのだが
なんだか「ひょっとすると」と想った。

うーん。

別にオレは「社会派」とかじゃないんだけど
「こんな制度になったらおもしれーな」というコトを。

現在は「地方や県によって税収や国からの恩恵」などの
「格差」が激しいらしい。
だったら。
「県とか市によって法律変えちゃえば?」とかマジで想う。

「わたしの県は麻薬と飲酒運転と指定場所以外の喫煙は即死刑です。
 動物虐待幼児虐待も即死刑です。
 税金は消費税のみでタバコは1箱50円です。ビールは1本20円」

「我が県は所得税は一律70%ですが光熱費はすべて県が払います。
 またサラリーマンの靴やネクタイ床屋代も経費で落とせます。
 タバコは10歳から吸えますが1箱2000円です」

「わたしの町は税金はありませんが罰金が激高です。
 駐車禁止は600万円。道路にガムを捨てたら200万円。
 ゴミの分別がダメな家庭は50万円。タバコのポイ捨ては1000万円」

「ボクの県は公務員の不祥事は終身刑です。公認売春地区もあります。
 税金は毎月くじ引きで「3%から90%」のどれかに決まります。
 ノラ猫ノラ犬に「エサ当番の義務」があります。
 インターネット落書きや虐待者は恐ろしい罰があります。
 病院はすべて無料です」

そんでみんなが好きな県に移籍すればいい。
どーよ。

ダメか。

今日はけっこう夏のカンジだったが
オレにとってはファーストフードも電車も寒かった。
「26度以下の冷房は人体に100%有害だと
 科学的に証明されているんだよ。あ〜ん?」
とか。

自分で言っててバカらしくなるが
「科学的に証明されている」ってコトバは
なんつーか「暴力的だなあ」と想う。

今日は精神科で「モンスターペアレント」なお母様を見かけた。
そんなに混雑していたカンジではないのだが(主観)
お母様は「受付順」が非常に気になるらしくて
何度も何度も「家のムスコの順番は何番目だ?」と受付係に詰問する。
そしてオレがたまげたお母様の一言。
「家のムスコの方が誰が見ても明らかに具合が悪いのに
 どうしてはやく診察してくれないの?」
病院なのでクーラーは28度ぐらいのいいカンジだったのだが
その一言で待合室の空気は冷凍庫のようになった。

いや。
まて。
オレが「先入観」で判断しているのかもしれない。
患者は「お母様」の方で「ムスコが付き添い」って可能性もある。
つーかそうあって欲しい。

オレの現在の心境を
頼まれてもいないのに「ことわざ」に例えるなら
「焼け石に水」である。

じゃあ。

またね。
 


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