カオルの不定期日記



相棒詩人 2008年06月30日(月)

  2008 6/30 (mon) 1:00am
雨だ。


7/6から始まるレコーディングが「19時から深夜2時」なので
オレはその時間に「体内時計」をあわせようとしてこんな時間まで起きている。
レインもなんとなくいっしょに起きている。
可愛いヤツだ。

新曲ができた。
サビの歌詞だけ以前からあった。
他をどうしようかなあと想って
「そうだ。塚本がノーギャラでプロデュースや宿の手配をしてくれている。
 アイツの歌詞をコラージュしたりで敬意とかどうだろうか」と。
モゴモガ考えていたら塚本から「参考に」と歌詞がメールで大量に。
シンクロニシティ。

この曲の「強引な転調」も塚本のアイデア。
塚本ファンならすぐわかると想うが
「2番の歌詞」はアイツの歌詞をコラージュしたモノだ。

1番は昔バイトでいっしょだったベトナムの青年へ。
2番は「カオルのレコーディングのプロデュース」という「苦行」を
やってくれる「キング オブ 酔狂」塚本へ。
そして3番は我が愛しのレインへ捧げる。

あ。
オマエらたちは(誤用。オマエら or オマエたち)
そろそろ念願のボーナスシーズンじゃないか。
もしかしたら「カオルレコーディングにカンパしたくてうずうず」じゃないのか?
くふふ。
遠慮すんなよ。
歌詞カードに名前載せるぞ。
例えば「恋人募集のケンイチ 090―0000―9990」とかもアリだ。
1回500円募金するより100円を5回やれば「5個名前」も可能だ。
みんな。ガッツをみせる時だ。
頼んだぞ。

では。


相棒たちのバラッド     カオル

今日も オレは 生きて 暮らした
なんのためか わからないけど

今日のバイトの相棒は「ガイジン」 スパイスみたいな名前だった
ふたりでやたら重い荷物を 海を渡る船に積んだ
夕焼けの空に5時のサイレン ボスにカネをもらいにいこう
ah…  カタコトのコトバで「さようなら」

今日も オレは 生きて 暮らした
なんのためか わからないけど
夜になって また陽はのぼる
究極のマンネリが 胸に沁みる


古い地図を捨てた相棒は そのうち風になるのだろう
千鳥足で橋を渡って 儚いメロディー ハモろうぜ
ギターとピアノと内緒話 オレたちは「次の事件」の共犯者
ah… 常識にケチをつけるんだ

今日も ヤツは 泣いて 笑った
唄を編んで 影に捧げた
人を信じて また裏切られ
究極のマンネリが可笑しくなる


ただいま 留守番ありがとう黒猫レイン 今日の朝より愛してるぜ
アクビしながら聴いておくれよ つくりかけの子守唄さ

今日も ふたりは 生きて 暮らした
なんのためか わからないけど
おはよう オヤスミ そしてまた明日
究極のマンネリが愛しくなる

今日もオレは とにかく生きている
なんのためか 知ったこっちゃない
 

書類詩人 2008年06月26日(木)

  2008 6/25 (wed) 21:00pm
今日も晴れた。


オレはこの世で「とても最悪な組み合わせのひとつ」として
「歯磨き直後のトマトジュースとメンソールのタバコ」とかじゃないかと。
今日ついでに(誤用)もうひとつ発見した。
それは「古い陽気なジャズと甘やかされたお子様の悲鳴」だ。

歯医者に行った。
そこはいつも具合のいい音量でジャズが流れている。
隣にはしつけの悪そうなガキが
「虫歯ガリガリマシーン」に怯えてすごい悲鳴をあげていた。
治療器具を乗せる台を蹴飛ばしたり罵声を吐いたり。
オレの感覚だと医者や看護婦さんはムリとしても
ママが「ケツをひっぱたくような惨状」だったのだが
「痛くないでちゅよー。ケンちゃんは(仮名)いいコだもんねー」とか。
そのカンジで日常ケーキなどをたらふく喰わせているのだろう。
ジャズのウッドベーシストは惑わされずに4ビートを刻んでいた。
さすがプロだ。

まあいい。

オレは麻酔が効きにくいタイプ(「体質」ではなく「構造」と医者は言った)
らしくて前回の治療の時に7回も麻酔を注射した。
「痛かったら左手を上げてください」と言われ
すごく痛かったので「横断歩道をまだ真面目に渡るガキ」のように
左手はあげっぱなしだった。

今回「歯茎が痛い」と申告すると
「前回の注射の傷跡が完治してなくて痛いのです」と言う。
悪い例えだが「早くて冷たくていけないクスリの中毒者の左手」みたいらしい。
さらにオレの左の奥歯の下には「神経が4本」あるらしい。
通常は「神経が3本」で日本人には「7:3」の割合で4本が存在すると。
要するに「治療に時間がかかる」みたいだ。

まあいい。

午前中には区役所に行った。
「自立支援手帳の更新手続き」だ。
それにしても「自立支援」とは「なんだかなあ」というネーミングだ。
たくさん書類を書いたので疲れた。

その後は銀行に行った。
先日つくってもらったカードの「スイカ機能 ビザカード」が嫌で
それを「ごく普通のに変えてくれ」と。
たくさん書類を書いたので疲れた。
「ビザとかクレジットってなんですか?」と銀行員に尋ねたら
トマトジュースに浮かんだ歯磨き粉を見るような表情になった。

そして「400円でやれる」というので
「健康診断」みたいなヤツに行った。
結果は来週わかるらしいが問診のカンジでは「健康」らしい。
採血・検尿・心電図。(さいけつ けんにょう しんでんず)
身長は164cm 体重53kg ウエスト75cm。
血圧がかなり低いらしくて「80ぐらい」とか言ってた。
問診票とかたくさん書類を書いたので自宅の住所を暗記してしまった。
「600円でやれる」というので来月「肺ガンの検査」にも参加する。
「痰も検査すると1650円」というのだが
ちょっと高いので「痰はいいです」と断った。

なんとなく想ったこと。
区役所にも病院にも銀行にも「掃除係」がいた。
お医者様や支店長などは「感謝 報われる」コトもあるだろうが
「掃除係のヒトはどうやってプライドを保つのだろうか」と。
オレも20代の頃掃除屋をやっていたが
あれは「手を抜こうと想えばいくらでも」って仕事で人柄がよく現れる。
パチンコ屋の床のガムを剥がしたり
真冬の夜中の2時に足場を組んでガラスを磨いたり。
その時のオレは「選択肢」がなかった。
長髪でいつでも休めるバイトはそれしかなかった。
あまりにも寒い夜はワンカップを飲みながら働いた。

まあいい。

これからニューアルバム「バラッドキング」に
収録するつもりの新曲の詩を書く。
「サビの詩」はすでにあった。
他をどうしようかなあと考えていた。
そうだ。「塚本の過去の詩をコラージュするカンジとかどうだろう」と。
その旨を塚本にメールしようとしたら
あら不思議。「塚本が13曲分ぐらいの自分の歌詞」のメールが来た。

まあいい。

今回のような「軽い日記」は脳のストレッチにちょうどいい。
もちろん「科学的な根拠」などなにもないけれど。


ちゃお。
 

ジャンパー詩人 2008年06月25日(水)

  2008 6/24 (TUE) 22:40pm
夏を予感させる天気だった。


オレは「重ね着」というのが本当に苦手で
例えばこの季節は「米軍払い下げのジャンパーにオーバーウォール」に
野球帽をかぶっている。素肌だ。
30歳ぐらいの時に福生の米軍基地のフリーマーケットで買った。

もう気分はTシャツと短パン・サンダルなのだが
電車もファーストフードもそこら中で冷房がオレには強すぎるから。

前にも書いたけれど
オレは「夏用 冬用 春秋用 それぞれ2組の服」だけで充分だ。
まあ「ライブの服」はバリエーションが欲しいけれど
私生活にはそれぐらいでいい。
ジーパン2本。Tシャツ3枚。ジャンパー2つ。コートひとつ。
アロハ2枚。長袖2枚。帽子が3つぐらい。

この国から「冬と梅雨と極端な冷暖房」がなくなれば
さらに半分ですむ。
地球温暖化を願う気持ちはまったくないけれど
「横浜市が沖縄になればいい」とよく想う。

米軍払い下げジャンパーの背中には
天才画家イタルの「直筆の絵」が描いててある。
クレジットを見ると「1998」なのでもう10年だ。
さすがに戦闘服だけあって頑丈だ。
ただ「絵が色褪せるのがすごく嫌」で
10年間で5回ぐらいしか洗濯をしていない。

今日はそのジャンパーを(ジャンバー?パーかバーか?)
丁寧にぬるま湯で手洗いをした。
予報ではアシタは晴れるというコトなので
すでにベランダに干した。

そのジャンパーの着心地も絵もとても気に入っている。
過去に10回ぐらい「駅のホームやライブハウス」で
見知らぬヒトから「その絵はオリジナルか?どこで売ってるのか?」と
訊ねられた。
なんだか自分が誉められているようで鼻が高かった。
そのジャンパーには
「クラスメイト」をもじって「グラスメイト GRASS MATE」とある。
わからないヒトにはわからないだろうが
わかるヒトはクスクス笑ったりしている。

胸には「US ARMY」の文字が縫い付けられている。
オレはその横にミチアキさん(ex TENSAW)にもらった
「NO WARの缶バッジ」をつけている。
今日はバッジをつけたまま洗濯をしたので錆びちゃわないか心配である。
だって「平和が錆びたら困る」だろ。

なんだか急に映画「グッドモーニングベトナム」を観たくなった。
ダッシュをすればまだ「TUTAYA」に間に合いそうだが
オレのカードはとっくに期限切れだった。

そうだ。
今日また「動画サイト you tube」に新作をアップした。

祭りのあと
http://jp.youtube.com/watch?v=nYwdbyufLN8
カオル スモーカーズナイト セッション
http://jp.youtube.com/watch?v=54Qd9aWJH78

それでは。
また毎週。

ブイーン。
 

レコーディングなど詩人 2008年06月17日(火)

  2008 6/17 (tue) 12:30pm
誰もが責任逃れをしたくなるような曇り空。


忙しくハードな日々だったがとても楽しかった。
うつの時期は「ライブ後の虚無感」で苦しんでいたが
いまは「休息と次の祭りの準備」でしなやかに楽しい。

o-west  「無条件幸福」
千葉ルック「カオルック〜スモーカーズナイト」
入間so-so 「ジェネレーションズを唄う会」
どれも「カオル主催」なので
リハや映像作りやノベルティーグッズの準備が大変だったし
ものすごくエネルギーを使ったが「上出来だった」と自負している。
それぞれの「ライブ報告書」は順次HPにアップしていく。
膨大な写真がありそれをセレクトしてくだけでも2日はかかるだろう。
とにかく「ジェネレーションズをつくってよかったぜ」と
しみじみ想った3本のライブであった。

寝不足と栄養不足で歯と歯茎がけっこう悪くなって痛い。
アシタは歯医者で「神経治療」するかもだ。
いまはバファリンを多めに飲んでがんばっている。

5月の後半から「CD製作用募金」をはじめた。
現段階で「宿代 食費 交通費 ピアノ調律代」ぐらいは集まった。
あとは「プレス代 録音代 イタルのギャラなど」を工面する。
引き続き募金をよろしくな。
「募金者名簿」は歌詞カードに載せるからな。

レコーディングは伊豆のグランドピアノがあるスタジオで
7/6から4泊5日でやる。
プロデューサーは塚本晃。(食材の買い出しと調理・運転・ギターも担当)
ただあいつは「プロデューサー」という肩書きがめんどうらしくて
かわりの「肩書き」を考え中。

アルバムのタイトルは「バラッドキング〜ballad King」にする。
どうも「バラード」と「バラッド」は意味が少々違うらしく
wikipediaをじっくり調べて「バラッド」にした。

収録予定曲。

* ハダカのレディのバラッド
* リンダ
* しみったれワルツ
* 雲をつかむような話
* チェインスモーキングブルース
* 祭りのあと〜あとの祭り
そしてもう1曲「新曲」をつくりたいと考えている。

それでひとつお詫び。
メルマガなどでは「初夏に塚本とツアーに行くぜ」と豪語していたが
「オミヤゲのCDが先じゃないか」となってツアーは「延期」になった。
必ず行くから待っててね。

募金で集まった「大量の小銭」を銀行に入金する途中
オレの貯めていた1円と5円にプラスして
募金の「ごく一部」を「地震の町」に募金してきた。

カオル用メモ。
6/19 レコーディン用リハ
6/20 渋谷 打ち合わせ

ブログ黒猫物語の新作と「引っ越し準備と挿絵描き」。
ライブ報告書。
Q&A「うつの克服法」。
新曲作り(MDやアイデアメモの整理)。
レコーディングの音作りのイメージと方向性。資料集め。機材。歌詞。
部屋の掃除 (麦わら帽子捜索 夏用の掛け布団)。
自立支援手帳更新手続き。
後輩バンドなどにもらったCDを聴いて感想メール。
靴磨き。

くふふ。

銀行の帰り道に歯が痛かったけど
駅前で「雨の日も風の日もビラを配っているネパールの少年」の
熱意に胸を打たれ「ニルバーナ」でカレーを食べた。
レンズ豆のカレーは優しい味がした。

そんなかんじだ。
 

ガム詩人 2008年06月10日(火)

  200008 6/8 (sun) 23:59pm
中途半端な天気だった。

あらすじ。

オレは髪の毛を脱色するのが昔からけっこう好きだった。
でも歳も歳だしめんどうなので3年ぐらい前からやめた。

そのせいかオレの髪の毛は漆黒でわりとすべすべしている。
きっと「両親の遺伝子のバランス」がよかったのだろう。
愛猫のレインもその遺伝子を引き継いでツヤツヤである。

今朝起きてアクビをしながらブラシをした。
ん。髪の毛が毛玉のようになってひっかかる。
脱色の頃はよくあったし
ある一定の長さ以上になるとそういうコトはかつてもあった。
しかしその場合は「いきなり」ではなく「予兆」がある。

なんだろう。
呪いかな?
何度もブラシをして気がついた。
毛玉の正体は「ガム」だった。
枕を見るとべったりとガムがついている。
ああ。
オレのCDタイトルと同じ「詩人は夜明けにガムを吐く」だなあ。
夜中にガムを噛んで睡眠薬を飲んだ。

つーか。
枕カバーのガムはなかなかとれない。
ミチコママが憤慨する。
ヤバい。飯抜きになってしまう。
裏返しにしてそっと洗濯カゴに放り込むしかない。
オマエらミチコママにチクるなよ。
「秘密」が増えて距離が縮まったろ。
な。
すでにオマエらは「共犯」だからな。

再プレスした「詩人は夜明けにガムを噛む 2008年度バージョン」は
「歌詞カードにイタル書き下ろしの透かし絵」
「盤面の色」「裏ジャケットのコンセントが抜けている」だ。
6/11より発売。
ちなみに「古いバージョン」は残りが10枚ぐらい。
古いのを買ってくれたヒトには気紛れで「新しい歌詞カード」をあげる。
新しいのを買ってくれたヒトに「サイン」をせがまれたら
「盤面の銀色の部分」に「油性マジック」でサインをして
「もう1枚買うハメ」にとか荒技も考えている。

有言実行。

なんの話だったけかな。

くふふ。

すでに30行ぐらい前のことは覚えてねーよ。
すでに「過去」だ。

よし。
レイン。
ガムのところにタオルをかぶせて寝よう。

あちょー。

→ カオルとレインにガムとりマシーンを!! ←
(クリックしてもムダさ)
 


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