カオルの不定期日記



デンソン詩人 2007年04月27日(金)

  2007 4/26 (thu) 22:00pm
夜はまだ寒いや。


あらすじ。

小人気ブログ「黒猫レインと鬱病詩人」を書き始めたカオル。
忘れないようにと初日を「13日の金曜日」にしたカオル。
「週2〜3回のペース」と考えていたのだが
「レイン失踪」などの事件もあり結局ほぼ毎日書いているカオル。
ライブ活動休止をしたので現在のところ「ブログ活動」がメインのカオル。

「ブログランキング」というのがある。
はじめは「一応登録しとくか」というかんじだったのだが。
現在68位。ペット部門という激戦区で。
なぜか「バンド活動」というところにもランキングされていて11位。
オレは「ブログの世界」のコトはなんにも知らないのだが
書き始めて2週間経たないで「500位以下から68位」というのは
すげーのではと想っている。

正直オレはブログなんて興味がなかったしむしろ嫌いだった。
「HPとの違い」もわからなかったし日記も書いてるしね。

ある日あるオトコが「ブログに登録すると検索とかでHPにも誘導できるかも」と。
それは「休止中に出来ること」だとは想ったけれどピンと来なかった。

そのオトコ(仮名デンソン)が大人気ブログの「富士丸な日々」という本を
奥様とふたりで誕生日にプレゼントしてくれた。犬のブログだ。
おもしろい本だった。「こりゃあ人気が出るな」と率直に想った。

デンソンの奥様はお腹に赤ちゃんがいる。
デンソンはコドモと愛犬が遊ぶスガタを見たいと想っていた。
それが愉しみで通勤ラッシュや仕事にも耐えて暮らしていた。
でも。
愛犬がガンになってしまった。
たぶん治らないだろうと。
だから「コドモと愛犬の風景」は見られないかもしれない。

オレは言葉がでなかったので「短編小説」を書いた。
「鬱の詩人が愛犬と命・寿命を取りかえろ」と「神様に直談判」に行く話だ。
神様は「例外」を認めたくないのだが
「この小説の作者の頼みは断れない。わたしもこの小説上の神様だし」と困る。
でもオレは納得できるように書けなかったので発表はしなかった。
ただデンソンに「こういう小説を書いた」と伝えただけだった。

デンソンがスッキリした笑みをたずさえてこう言った。
「ボクは。ひとつ手に入れるとひとつ失うタイプなんです」と。

このコトバがオレにブログを始めさせた「原因」だ。
「引き金」は犬の富士丸君の作者の穴澤賢さんの本とその内容。

オレは。
ランキングも気になるし
HPに来てくれればいいと想ってるし
それがCDの売り上げに繋がったりライブにもと考えているが。
まあそれは「二の次」なんだ。

「黒猫レインと鬱病詩人」はなるべく
簡単でくだらなくて明るくて笑えるものをと考えている。
色んなヒトがそれを読んで5秒ほど笑ってもらえれば生きてる甲斐がある。

デンソンは「おち」が好きなオトコだ。
あいにくオレは「おち」を考えずに衝動でコレを書き始めてしまった。

よし。
ブログを書き始めたのが「13日の金曜日」と言ったでしょ。
そのホラー映画の主人公は
「ジェイソン」で「デンソン」と似てるでしょ。

ダメ?

殺人鬼ジェイソンにも親がいただろう。
その親からしてみれば
「うちの息子は何度死んでも必ず蘇るんですよ。ホホホホ」だろう。


終わりな。
 

ブログ詩人 2007年04月17日(火)

  2007 4/16(mon) 17:10pm
雨の日と月曜日はいつでも憂鬱で。


4/8の選挙には結局行かなかった。
以前はわざわざ「白紙投票」をしに行ってたのだが
ここ数年なんだか「いく理由」がわからなくなっているので。

今回ほんとうに嫌だったのが
「選挙カーの音量と名前の連呼」だった。
気持ちは理解できるが「大音量」すぎないか。
あんな爆音で候補者の名前を連呼されたら「こいつには入れない」と想ってしまう。

素朴な疑問なのだが。
なぜ「有権者用の候補者一覧パンフレット」みたいのがないんだろう。
候補者がお金を出し合って「宅配ピザのメニュー」ぐらいのモノをつくる。
顔写真・名前・政党名やオフィシャルHPなどが記入されている。
そして絶対に知りたいのが公約。
「オレには北朝鮮問題はムリだけど
 老人介護に関してはかなり自信がある」
「税金をすべて消費税にしてしまおう。
 その理由とわたしが考えている結果はHPで」
「わたしは多少の汚職はしてしまうかもしれないですけれど
 必ず拉致被害者を全員帰国させます」
とかさ。
「選挙カーのガソリンまき散らし」もなくなるし。
パソコンがないヒトのために「演説の時と場所」もあるといい。

そして「次回」の選挙には「公約達成率」なんかも書いて。
50%以下のヒトは立候補できないとかな。

ダメ?

だってすごくうるさいんだよ。
「夢川夢二郎です。市民とともに歩む政治をします。
 ぜひみなさまのお力で夢川夢二郎を県政へ!!!」
わかんない。
「市民とともに歩む政治」ってのが全然わからない。
たまに「別々の候補者2台が信号待ち」の時の「ダブル演説」は最悪だ。
選挙のアナウンスしているオンナのヒトも似たような声とイントネーションだから。
「自民共産主党の夢川の県政に夢二郎は社会の格差のお願いします。
 みなさまの犬山犬二郎に市民がぜひとも歩む政治の夢川をお騒がせしております」
こんなカンジで入り交じって聞こえる。
敵の選挙カーがいると「ゆずりあう」よりむしろ「相手より声デカく」の気がする。

オレは「ブログ」を書き始めた。
そこには「レインとの怠い日常」を書いていこうと想う。
なぜブログなるモノを始めたかというと
人気ブログ「富士丸な日々〜穴澤賢」に触発されたからだ。
なるべく写真も載せようと考えている。
ゆくゆくは「カオルとレインの里親募集」になればいいと想っている。


おしまい。
 

レモン詩人 2007年04月09日(月)

  2007 4/7 (sat) 20:30pm
パラパラと雨の音がする


あるヒトが「本屋の丸善」のコトを話題にした。
オレは途端に「梶井基次郎 檸檬」を連想した。
たしかこの小説に「丸善」が出てきたはずだと。

探してみると本棚にあったので読み直してみた。
とても短い小説でこれぐらいなら「オレにも書ける長さかな」と想った。
京都の裏通りが舞台の不思議な味わいの小説だ。
「ココロを病んだ主人公」が果物屋でレモンを買う。
ふらっと入った「丸善」の書籍コーナーに
「レモンを時限爆弾だとわざと思いこみ」本の上に置いて店を出る。
レモン爆弾が「丸善」をこっぱみじんにする場面を思い浮かべながら。
あらすじはこんなカンジだ。

その31歳で死去した作家の「檸檬」という小説。
「現在のカオルの心境」と符合する文章が多くて妙な気分だった。

その例。

「またやって来た。心を押さえつける不吉な塊り」
「わたしは肺病や背を焼くような借金ではなくその不吉な塊りを恐れている」
「あれほど好きだった美しい詩のフレーズもココロに響かない。
 蓄音機を聴かせてもらっても最初の3小節ぐらいで帰りたくなってしまう」
「みすぼらしくて朽ち果ててしまいそうな景色に魅かれる」
「静かな旅館の清潔な糊のきいたシーツの上で
 1ヶ月ほど何も考えないで過ごしていたい」
(原文とは違う。読後にイメージしたモノをカオルなりに書いた)

カオルも「よくない状態の時にしか書けない文章」を書いてみたいと想ったが
それはなかなか難しい。

実際いまが「そのとき」なのだけれど
やっぱり書いていて「切れの悪さ」が嫌になる。

レモンやラグビーボールなどの紡錘形は「不安定」の象徴だと
村上龍さんは他に「米粒・ハルシオン(楕円形の睡眠薬)」を例に
「コインロッカーベイビーズ」でその「不安定なカンジ」を書いている。

引用が多いな。
ここまでか。
「この文は放置・お蔵入り」かなあ。

子供の頃。
カオルは絵の具の「レモンイエロー」という呼び名が大好きだった。
「ただの黄色」とはちょっと違うんだ。
その色を舐めたり嗅いだりしたけれどレモンのカンジでは全然なかった。

梶井基次郎さんは「どんな想い・状態」で「檸檬ーレモン」を書いたのだろう。

カオルは「裏DVDR盗賊盤」の「トラベリンシューズ〜香港」の映像に
「黄色が目だつように」編集をした。
なぜそんなことをしたかというと「綺麗だった」からだ。
「サイレントブルース」が「青」を基調にしているので見比べてもらいたい。

まとまりのない文章になってしまった。
だから活動休止をするんだけれどね。



おしまい。
 

桜詩人 2007年04月04日(水)

  2007 4/2(mon) 22:22pm
さっきチラリと雨が降っていた


こんなしけた町のどこに桜なんてあったのだろう?
家の前の乾いた排水溝の中に風に飛ばされ
吹きだまった桜の花びらが手ですくいとれるほど落ちている。
「ドブに落ちた桜」でも美しいなと想った。

たくさんの「花見客」に「期待」されたり
気象予報士たちの「開花予想プレッシャー」から解放され
散った桜はなんだか「ホッとしている」ように見えた。

「ン日が満開で見頃でしょう」
「う。その日までにオレたち桜は咲きまくらんといかん」
「おー。後輩か。オレだよ。先輩だよ。
 花見の場所取り頼むぞ。カラオケセットも用意しとけよ」
「う。カラオケと酔客か。桜としては満開にならないとマズい。
 でもみんなチラリとしか見ないんだけどな。
 う。でも写メールとかされるから桜としては見頃じゃないと」
「レポーターです。桜の名所にこんなにたくさんの花見客が」
「う。テレビにも映るのか。ピンクに咲きまくらんとだな」

桜としての意地。
カオルは共鳴する。
カオルは桜に感情移入をしている。
さらに「ドブの中の桜」に「風流」を感じる。

一句 花吹雪 風のカタチが 見えたんだ 

さっきギターのおおしまから電話があった。
「4/10レコーディング抜けてライブ弾きにいきます」
あと10分早く電話をくれていれば
その旨メルマガで告知できたのに。

ルーズ。

先日「活動休止」の連絡を様々な関係者に連絡した。
「カオル プロモーションビデオ」を撮ってくれているK氏は
「ダメなカオルさんの記録を残しておきたい。鬱状態の時にぜひ」と。
なんとなく「それもいいかなあ」と想った。
「満開の状態」よりもある意味「ドブの中」の方が「リアル」かもとな。

散った桜の花びらは
鬱病詩人のココロを
ちょっぴりピンク色に染めた。
ルーズなおおしまからの電話は
カオル隊長のほっぺたを
ちょっぴり赤く染めた。

4月10日。
桜のカンジで唄いたいと想う。
 

休戦詩人 2007年04月01日(日)

  2007 3/31 (sat) 18:00pm
昨夜は風が強かったので今日は晴れると想ったのだが。


あらすじ。

我がカオル部隊は「現実」を相手に戦いをしている。
パズルのピースを配り「黒字に黄色の日の丸」を振りかざし
「ジェネレーションズ」を唄いながら「ロマン」を武器に。
多くの仲間が援護謝儀をしてくれ救援物資を送ってもらっているのだが。
カオル隊長は苦戦が続いている。


チカゴロのカオルはココロの状態がよくない。
というか悪い時の方が圧倒的に多くなっている。
原因や理由はわからないが胸が苦しく過呼吸気味の日々。
街角で「ネタ」に出逢っても「日記などの作品」に仕上げられない。
ライブも喜びよりも「消耗」のカンジが多くなってきた。

このままでは好きな曲も唄えなくなってしまう。
「ジェネレーションズ」を「棒読み」で唄いたくない。
詩も日記も書けない日々はよくない。

野球に例える。
試合には出ていた。
怪我が多くなってきたけれどなんとか走れたしたまにヒットを打てた。
キャリアだけは長いので経験値でそれなりの試合も出来た。
名選手でも有名選手でもないけれどバッターボックスに立てば声援をもらえた。
しかし怪我の治りが悪い。
根本的なメンテナンスが必要だと感じるのだが「試合は続いている」から。
そんな繰り返しだった。

「だましだまし」は限界だ。
バットが少し重くなってきた。
よし。
一度グランドから去り「ピッタリのバット」を探そう。
ちゃんとメンテナンスをして今シーズンがダメでも
次のシーズンには楽しく真剣に試合ができるように。

という訳でカオルは精神科医とも相談し
「ライブ活動一時撤退」を決断した。
バンドもよいカンジでスタートが切れたのに悔しいけれど
いまムリをして「不本意な引退」の方がもっと嫌だから。
また「睡眠薬がぶ飲み」なんてバカな事態にはなりたくないから。

ホームページのリニューアルは続行するつもり。
やはり「書きたくて書けるとき」にその発表の場所は必要だ。

応援してくれている仲間達や
ライブや日記を愉しみにしているヒトには本当に申し訳ないと想う。
でもそういう「中途半端な思いやり」は悪化を招くだけだと判断したんだ。

楽しい人生にしたい。
エネルギッシュにロマンティックにやりたい。
職業は「カオル」で生きていきたい。
よい作品をつくりたい。
そのためには「休み」が必要だ。

4/10のストーミーマンデー誕生日ライブは決行する。
その日が「とりあえずの最後」だ。

また連絡する。
 


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