カオルの不定期日記



詩人詩人 2006年07月26日(水)

  2006 7/24 (mon) 14:15pm
最近は雨ばかり。そして涼しい。


チカゴロはよく詩を書いている。
実際にノートやパソコンに書かないでも
アタマの中で書いていたり
「詩人的視線」で街を眺めていたり。

12年ぶりぐらいに
桑田佳祐さんの「孤独の太陽」を聴いた。
歌詞が素晴らしいと改めて思った。
「戦争・不倫・いじめ」など重いテーマも
オリジナリティあふれる極上のポップスに仕上がっている。

カオルはまだまだなあと痛感する。

詩集や「言語」に関する本なども乱読している。
これらの行為はコンゴの「詩人カオル」としての「生き方」を。

シンプルに生きたい。
気高く反社会的でありたい。
立ち小便はよくしてしまうが
ポイ捨てはなるべくしないように。

高円寺で朗読した「7/18朗読予定の詩」。
犬の名前は「メリー」。
「メリーさんの羊」と「メリークリスマス」から。

「耳から」のコトバと「読む」コトバ。
歌詞や朗読と日記や小説。
「説明」するコトバ。「感じる」コトバ。
「意味のある」コトバ。「リズムのある」コトバ。

「刺激して詩激して死激するのだ」というフレーズは
朗読ではほとんど伝わらないであろう。

カオルは「注意書き・標語・キャッチコピー」が苦手だ。

どこかの巨大な壁に落書きをしたい。
絵や文字で埋め尽くしたい。
ちゃんと便器の絵を描きそこに立ち小便をしてもらう。

「カオルをカタル」で「ラムネ電話さん」が
「白い男性用便器にタイトルを付けただけの作品が賞を」と。
その作品は市販の便器に「泉」と題名を付け「出品」されたモノ。
便器やタイトルではなくその「行為が作品」なのだ。
いわゆる「上品な芸術」を皮肉ったモノ。

詩人はあれこれ考えている。
レインをブラッシングしながら。
オンナを抱きながら。
酔っ払いを嫌悪しながら。
ライターのオイルを補充しながら。
待合室の消毒された音楽を聴きながら。
電車の中で足を組みながら。

そんな風にしていると
1日などあっという間に終ってしまう。

つくる。
こわす。
またつくる。
 

ゴミ詩人 2006年07月21日(金)

  2006 7/20 (thu) 17:42pm
昨日も今日も寒い。冬用の布団をしまわなくてよかった。


何もしない。避難だけど。
ちがう。
何もしない日なんだけど。
日記を。

オレは「ゴミ箱」が好きだ。
楽屋なんかにゴミ箱がないと困る。
制作したり怒ってしまう場合もある。
部屋にはゴミ箱がふたつある。
ひとつは「業務用ワックスの缶」ぐらいの大きさだ。

最近は駅のホームにゴミ箱がないので非常に困っている。
「爆弾の仕掛け場所を探すテロリスト」と同じように。
「綺麗な週刊誌を拾い商売するヒト」と同じように。
この「段落」は綺麗に斜めに文章が並んで嬉しい。
最初の段落のバランスもわりと気に入っている。

大雨で沢山のヒトが流された。
レバノンの内戦で沢山のヒトが。
ジャカルタの地震で沢山のヒトが。

オレは無事に生きて本を読んでいた。
「ダダイズムの本」を「昔の前衛芸術かぶれ」の大学生のように。
いや。彼らほど熱中して読んではいないな。
さっき入れた中国茶がゴクゴク飲めるぐらいの温度でだ。

ショーボートで唄った即興の唄。
「チャンピオンになりたかったかい?」というフレーズが気に入っている。

楽しいライブだった。CDもわりと売れたし。
懐かしい仲間や新しい仲間にも出逢えたし。
何より「イベント主催者アキタ君」の情熱に感謝。
セッションで「酔っぱらったケツ出し野郎」が登場するまでは。
オレは音楽をやりに高円寺まで行ったんだ。
「どう対処するか」を最後まで困ってしまった。
「フロントのセンターに立つオトコ」として責任を感じている。
オレは「あの乱痴気ぶりを黙認した」と言われても何も言い返せない。
機材も誰の楽器も壊れないで本当によかった。

我がアイドル「清志郎さん」の「ノドの無事」を祈りながら
名曲「多摩蘭坂」を1番だけ唄った。
自転車に乗るようになってタバコも辞めて
それなのになんで咽頭ガンなんだろう。

実はオレも少しだけ「ポリープの疑い」があったんだ。
1週間ぐらいノドが痛くて。でもなんとなく大丈夫そうだ。
タバコはやめないよ。
ゴミ箱に捨てるものがなくなるから。


おしまい。
 

ジダン選手詩人 2006年07月13日(木)

  2006 07/12(wed) 18:00pm
蒸し暑く曇っている。


サッカーには詳しくないのだが
「上手なチーム」の試合を観戦するのは好きだ。
ワールドカップは放映時間帯が遅かったので
「ライブ」では観られなくて「総集編」などで楽しんだ。

特にどのチームが好きというのはないのだが
ブラジルの選手の個人技と(ロナウジーニョ!)
アルゼンチンのパス回しなんかは惚れ惚れしてしまう。
技術とプライド闘争心。
プロフェッショナルは美しい。

フランスのジダン選手が
引退試合で「相手選手に頭突き一発退場」のレッドカード。
この辺の「経緯」については
新聞やテレビで連日報道されていたのでみんなの方がよく知っているだろう。
賛否両論・憶測が飛び交っている。
たぶん「事実」は「当事者」にしかわからないのだろう。

カオルは繰り返し放映されるそのシーンを観て
「おお。ジダンかっちょいいじゃん。ロックじゃん」と思った。
優勝トロフィーをチラリとも見ずにバックステージに消える姿は気高く素敵だった。

紳士的なスポーツ。
いちばんやってはいけない「暴力行為」。
「挑発」にのらないクールな姿勢。
フェアプレー。

そんなことは「大ベテランのジダン選手本人」がいちばんよくわかっているだろう。
オレが「かちょいい」と思ったのは
「最後の試合なのにやっちまったから」だ。
普通は「最後ぐらい綺麗に」と思うのではないのかな。
でもジダン選手は「最後も熱く冷静じゃなく戦っていた」んだなと。

両選手の間でどんな「事実」があったのかは知らない。
とにかく「ジダンはキレた」のだ。
「最後だから大目に見よう。我慢しよう。綺麗な幕切れに」と判断せずに。(できずに?)
ある意味「それまでの偉業」を「台無し」にする行為を。
「名声・優勝」よりも「個人的なプライド」を守るために。
ぜんぜんクールじゃなく「引退試合」にもかかわらず。
カオルはジダン選手と話したことがないからわからないけれど
「常識的な判断ができない愚かなオトコ」だとは思えない。
「自分が退場になったらチームが不利に。優勝が危うい」。
んなこたぁ百も承知よ。
でもな「オトコ」としてこれだけはゆずれんつーのがあるのよ。

オレにも「引退」という日が来るのだろうか。
音楽は「戦い」じゃないからな。
誰にも言わずに「最後のライブ」で
こっそり「ステージドリンクをアルコール」にしたりしてな。


オシマイ。
 

詩人はわからない 2006年07月05日(水)

  2006 7/4 (wed) 20:00pm
朝はわりと強い雨が降っていた。


バイトなのに寝坊して30分ほど遅刻してしまった。
まるでそんなカオルを戒めるように強い雨。
ずぶ濡れになって到着。

北朝鮮が最初のミサイルを発射した時間は
甘ったるい夢を見ながら眠りこけていた。
その他のミサイルの時は「パチンコ関係」の部品を紙やすりで削っていた。

「カオル。次いつバイト来れる?」
「来週の月曜。テポドンが飛んでこなければ」

憂鬱だ。
「指をくわえて傍観しているしかない」ことが。
そして「日本直撃はないといいね」を前提に
「予定」を組んだり「しあわせごっこ」を続けることが。
カオルは願う。
「9/11」のような「あらたなるイベント」をやるハメにならないことを。

「そん時はそん時」なのか?
しゃーないのか?
アメリカが助けてくれるから大丈夫なのか?
外交?経済制裁?
サッパリわからん。

そういえばサッカーの「ナカタ選手」が「プロサッカー界」から引退するらしい。
カオルはサッカーにも詳しくないのだが「非常に優れた選手」という印象がある。
カレのホームページの全文を読んでみた。
「サッカー」を「音楽」に置換えて自分と比べてみた。
カオルは「プロのピッチ」に立ったことはないのだな。

オレも「純粋に音楽が楽しくて好きだ」とは言えないな。
「多くの人の期待・多額の金銭が関係するプロとしての感覚」はわからない。
「会話のかわりに子供達とボールを蹴る」というような内容の文章は胸に響いた。

パチンコをやって負ける人が増え続けているので
その関係の店は店舗を広げカオルのバイト先にも「部品の注文」がくる。
「真実味のあるゴシップ」を聞いた。
「パチンコ屋の経営者には朝鮮系の人が多い。
 カレらは売り上げの一部を北朝鮮に送金している」と。
その金がミサイルの資金になったりあのデブの腹を出っ張らせているのだな。

カオルは今日の日記は「コラム」として書きたかった。
しかし「コラムなんて書いてる場合じゃねー」というような「日が来る」気もした。
不確かなカオルの記憶では「7月4日」というのはアメリカの「独立記念日」では。
昔そんなタイトルの映画を見たおぼえがある。

今日のテーマは「わからない」だ。
書いているうちにぼんやりと「何がわからないのかわかった」カンジだ。
「何がわからないかわからない」と「質問」はできない。
「ビジョン・美学」がなければ「回答」はできない。
そしてその「回答」が「正解」かどうかはわからない。

オレの部屋の壁には去年の9/11ワンマンで使用した「黒地に黄色の日の丸」が貼ってある。
「飾り」にするにはいささか大きすぎる。
「記念品」にするには「世界情勢」が悪すぎる。
どうするのがベストなのかはまったくわからない。

また。
 

区役所詩人 2006年07月03日(月)

  2006 7/3 (mon) 21:00pm
雲が「夏のカタチ」をしていた。


12時をちょっと回ったぐらいに区役所についた。
「お昼休み」ということで手続きは13時以降。
外でタバコを吸いながら「区役所見学」をして時間を潰そうと考えた。

ノドが乾いたので水を飲んだ。
名称はわからないが「直方体の足でペダルを踏んで水を出す装置」で。
アレは「公共施設関係」でしか見たことがない気がする。

区役所の中はほどよく涼しい。
カオルはわりとクーラーが苦手なのでちょうどよかった。
働く人達はけっこうみんな気ままな服装をしている。
ネクタイ姿の人はほとんど見かけなかった。
カオルは常々「ネクタイをしていると失礼のない服装」という
「社会通念」に疑問を持っているので
夏だし暑いから「開襟シャツ」の方が自然に見えた。

区役所の館内は全面禁煙なのだが
売店ではタバコが売られていた。
もしや「免税」かもと確認したけど「定価」だった。

「隠れんぼ」をしたらまず見つからないような場所に
「リサイクル図書館」というコーナーがあった。
ちょっと興味を魅かれた本があったので
無断で「カオルが読み終えたばかりの詩集」と交換してきた。
「たばこの害に関する本」を読んでみた。
なるほど。すげー恐ろしいものをオレは吸っているんだなと。
「肺ガン」というのはとても苦しいらしい。
だから「肺ガンにはなりませんように」と七夕で祈るつもりだ。
ダメモトで「タバコが値下がりしますように」とついでに。
タバコをやめるつもりも肺ガンになるつもりもない。
病は気から。

「区内の航空写真」があったので自分の家を探した。
よくわからなかった。でもけっこう熱心に駅の方から調べた。
「カオルらしき人物」が写ってないかと思って。

13時になった。開店の時間だ。
親切なおねいさんが対応してくれた。
彼女が書類を記入するときかがむので胸元が奥まで見える。
カオルは正面に座っているのでなんとなく喋りにくかった。
男子職員達も色んな意味で困るのではないのだろうか。

電話では「手続きに5250円かかる」と言われて用意していったのだが
なぜか請求されなかった。

おしまい。
 


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