カオルの不定期日記



物憂げ詩人 2006年04月30日(日)

  2006 4/28(fri) 18:20pm
順調に行けばアト30分ほどで日が暮れて「夜」になる。


昨日のすがすがしい気分がまるで「夢」だったかのように
本日のカオルのココロは物憂げでノロマなカタチだ。

詩のネタでも拾えないだろうかと12年前の日記を読んだ。
ガッツと愛とエネルギーに満ちあふれている。
地位やカネはとことんないが。

昨夜レインが興奮して遊んでいてカオルの水筒を倒してしまった。
中身の大半がこぼれ色々なものを濡らした。
中にはわりと「取り返しのつかないもの」もあった。
朝になったら布団を干したりセーターをしまったり
一生懸命に掃除をしようと思っていたのだが
ノロマで物憂げな生物カオルは惨状を傍観していた。
ボーカン。

レインが興奮したのは
「またたび」をあげすぎたせいだと思われる。

混乱している。
思考回路がループしている。
唄うのをやめたくなる。
そんな勇気はないくせに。

お。少し暗くなってきた。
もうクスリを飲んで眠ってしまおうか。
それとももうすこしだけジタバタしてみようか。

窓は開けたんだよ。
光もオレを照らしてくれたんだよ。
だけどノロマで物憂げだから布団に潜っていた。
そのまま永久に眠って楽しい夢を見たかったのだけれど
「うたたね」さえできなかった。

夜になると少しだけ安心する。
なんだか「刑の執行」が「先送り」された気がするからだ。
こんがらがった思考回路での推測だけれど
「死刑は真夜中には執行されない」のだと。


おしまい。
 

ノーコン詩人 2006年04月29日(土)

  2006 4/29 (sat) 21:45pm
ハッキリしない天気だった。


ちょうどJR関内駅を降りたところで雨が降ってきた。
傘を持っていなかったし騒ぎ立てるほどの降りじゃなかったので
スタジオまでノロノロと歩いていった。
スタジオの青年は「雨の中を偉い」とは誉めてくれなかった。
そのかわりにカオルの不精ヒゲを「ワイルドでイイ」と言ってくれた。

朝起きたときから気分は冴えなかった。
よほどスタジオをキャンセルしようと想ったのだが
新曲のメロディーを完成させたくて出かけた。
アワヨクバ今夜中に「歌詞」を書きたかった。
しかしもう間に合わないだろう。
ボンヤリとしたイメージはあるのだが
具体的なコトバが見つからない。

明日はライブだ。
でも実感がない。
緊張も興奮もない。
だけど冷静というわけでもない。
帰り道になんだか感情のコントロールが出来なくて
道端の「英会話生徒募集中」の立て看板にタバコを思い切り投げつけた。
火花が散るところと「カツン」という音を聞きたかった。
でもタバコは的には当たらず水溜まりに落ちた。
左手で投げたせいかな。
それとも「コントロール」が出来ないからかな。

往復の電車とスタジオの中と立ち食い蕎麦屋で
太宰治の「人間失格」を読んだ。
家に帰り風呂の中で読み終えた。
以前読んだときより面白く感じた。
人間のタイプを4つぐらいに分ければカオルも「大宰チーム」だなと想った。
符合するところがいくつもある。
でも少なくとも彼は27歳でそれを書いた。
途方に暮れながらもかなり冴えた文章を。
でもカオルはまだ何もしていないような気がする。
まあ自殺した昔の人と比較してもまったく無意味なのだが。

カリカリカリとレインがキャットフードを齧る音がする。
それは最近とても安心する音のひとつだ。
彼女は一月前まで歯槽膿漏で硬いものを噛めなかったのだ。
それにしてもなんだか寒い。
わりと長く湯船につかっていたのだがカラダが温まらなかった。
自分で想っているより「冷えている」のだろうか。


おわり。
 

労働詩人 2006年04月28日(金)

  2006 4/27 (thu) 20:30pm
雨が降っていたので濡れた。


カッパなんぞ持っていないし
傘をさして自転車に乗るなんて器用なマネは出来ない。
バスは混むし本数が少ないのでアテにならないからイヤだ。
だからよっぽどバイトをサボろうかと思った。
でも約束だから。

濡れてもすぐ乾きそうな化学繊維の服を作業着の上に着て
タオルと弁当をリュックに詰めて野球帽を目深にかぶって。
夢見ヶ先の陸橋の長い坂も「たちこぎ」で登った。
雨の中自転車を漕ぎながら何度か奇声を上げてみた。
なんだか「生きてイル」カンジがちょっとした。

今日は「アメリカのポリスが使うトランシーバー」をずっと組み立てた。
日本のと違ってアルミ合金で出来ている。
簡単な武器になるしナイフ程度なら対抗できるそうだ。
70歳のカワシマさんに教えてもらった。
記念に油性マジックでトランシーバーの内部に
「 BINGO! アタリ kaoru」とか落書きしようとしたら
知的障害者のS君に「カオルさんダメだよ。オレが検査するから消すからね」と叱られた。

S君  「カオルさんゴールデンウイークどっかいくの?」
カオル 「あん?ひきこもってるかな。開けたらまたバイト来るよ」
S君     「テレビはガチャガチャうるさくてつまらないから観ないほうがイイよ」
カワシマさん「ゴールデンウイークに出かけるのはバカ野郎だよ」
オレは同感だと強く思った。

昼休みにはパートのおばさん達がお茶を入れてくれたり灰皿を出してくれたり。
「カオルさん心配してたのよ。ウツ大丈夫?ムリしないでね」
なんでみんな年に10日ぐらいしか働きに来ないオレにこんなに親切なんだろう。
あ。「たまに」だからか。大型連休を利用して遊びに来た親戚の子供と同じか。
そういえば「雨の中を自転車で来て偉い」と誉めてくれたしな。
うむ。ある意味すげー情けないな。
飲み終えた茶わんを洗おうとしたら
「それはアタシ達がするから置いといていいのよ」と。
オレはお礼がわりに「普段おっかないM社長のダサい昔話」を披露した。

帰ってきてレインにご飯をあげた。
ひとりで遊んでいたらしくスライムや黒ネコの小さなぬいぐるみが朝と違うところにあった。
レイン。オマエはゴールデンウイークどうするんだ?
テレビはつまらないから観ないほうがいいぞ。
それと行楽地に行くのはバカのすることだからやめたほうがいいぞ。

立ちっぱなしっだったし床がコンクリなので寒くて疲れたが
久しぶりになかなか悪くない一日だった。
明日の「カオルのココロの状態」はどうなんだろう。
それは最近の空模様のように変わりやすく誰にもわからない。
ただひとつあっさり断言できるのは
「筋肉痛は必至」であるだろうというコトだ。


おしまい。
 

詩人道に迷う 2006年04月27日(木)

  2006 4/26 (wed) 18:20pm
夕方になるにつれて寒くなってきた。


若い女子に小遣いをもらうため
渋谷のマクドナルドで「個人授業」をしてきた。
Mサイズのコーヒーを3杯飲んだ。

帰りに自由ケ丘のスタジオに行った。
鍵盤の前に座る。サイレントブルースを弾く。
自分の「コトバ」が空々しく聞えるので
MDで録音しながらデタラメに唄った。

 もう充分だろ 見せかけるのは
 浮かれすぎた罰を受けているのさ
 オレ達の罪は出逢ってしまったこと

全然ダメなので予定時間より早く切り上げた。
人のイイマスターは料金をオマケしてくた。
アナタが世界の中心にいればきっと色々なコトがうまくいく。

食欲がない。シャワーを浴びたが気分は変わらない。
久しぶりに1行詩をアップした。

 それでもオレが唄い続けるのは「髪を切りたくないから」だけなのかもしれないな

電車の中ではじっと目を閉じて座っていた。
オレの隣にちょっとムリヤリカラダの大きなヒトが座ってきた。
きっと自分のサイズをよくわかっていないのだろう。
オレは窮屈なので降りる駅はまだだったが席を立った。
車両を変わった。携帯電話がかかってきたフリをして。
大きなカラダのヒトの視界からなるべく自然に消えたかったのだ。

部屋に戻ったら「冬物」を片づけようと思っていたのだが。
スタジオで録音したMDを流しながら。
でもすっかり「その気」は失せてしまった。
そういえば2週間ヒゲを剃っていない。
このままだと30日のライブはヒゲ面でやることになる。

いやはや。
すっかり道に迷ってしまったようだな。
どっちの方から来たのかもわからなくなってしまったよ。

おしまいね。
また。
 

春雷詩人 2006年04月26日(水)

  2006 4/25(tue) 17:18pm
まだ外はとても明るい。


春雷が鳴り響いていたような。
午前中。まだワタシは半覚醒の状態で。
あれは夢だったのかな。いずれにしても見逃したのが悔しい。

14時頃暗い部屋の中で起き上る。
万年床はだらしないと思うが
ベッドだってちょっと背の高い万年床じゃないか。

タバコを吸う。ゆっくりと天井に向けて煙を吐出す。
レインは不思議そうに煙が消えてしまうまで見つめている。
お茶を飲む。苦い中国茶だ。
タバコを沢山吸うヒトにイイらしい。
いつもワタシは遠足に行くようなポットにそれを入れている。

今週末にライブがあるのだがエンジンがかからない。
M社長からバイトのミッションのオファーがアリ行くつもりだ。
きっとゴールデンウイークがらみで忙しいのだろう。
カオルはゴールデンイヤーだから。
とりあえず自転車に乗って行くアテが出来た。

今日もワタシはゴクをつぶし
スネを齧りカスミを食べている。
先日ミチコママの誕生日だったのだが
プレゼントをする資金がないので
「プレゼントの箱を書いた絵」をプレゼントした。

6月9日にワンマンライブをすることにした。
「自殺大失敗記念2周年ライブ」だ。
様々なヒトの好意に甘えてワタシは主役に成り下がる。

もう今年も3分の1が過ぎたのだなあ。
少しづつ死の方へ進んでいっているのだなあ。
ああ。心底「死ぬ日」が知りたい。
それがわかればもう少し有意義に。
何かこしらえたり放棄してしまったり。

ほぼ2ヶ月私の部屋には音楽が流れていない。
おおげさな表現をすれば「由々しき事態」だと思う。

おしまい。
 

街角詩人 2006年04月25日(火)

  2006 4/24(mon) 21:00pm
夜になるとまだ少し肌寒い。


先の丸くなった鉛筆で
「その日その日」を塗りつぶしながら生きているような日々。
夕焼けもお月さまもしばらく見ていない。

 〜今日と昨日をとりかえてみても 
  そんなに変わらないことに気がついちゃったぜベイビー

精神科へ行った。
「8日のライブが終わってから2週間ほとんど寝て過ごしています」
「そのことに罪悪感はありますか?」「ありません」
「普通それだけ眠っていれば夜は眠れません。
 いまあなたは『本当に』エネルギー不足なんだと思います」
オレもそう思う。

疲れていた。なぜだがとても疲れていた。
用意をして出かけたのだが気力がなくて個人練習はしなかった。
でもすぐに帰るのはなんとなく寂しくて
駅前の道路標識にもたれ「誰かと待ちあわせをしているフリ」をしながら
街や通り過ぎる人々をボンヤリと眺めていた。

ポリスがチラッとオレを見て通り過ぎる。
制帽の下の肌はとても若く年齢も多分20代前半であろう。
彼はなぜ「警察官」という職業を選んだのだろう。
市民の安全を守りたいから?
まさか。

街を行き交うほとんどの人が働いている。
ドライバーはどこからかどこかへ何かを運び
八百屋のオジサンは「新ジャガ」をしわがれた声でアピールし
肉体労働者は穴を掘り続けその横ではガードマンが交通整理をしている。

カオルは働くのが苦手なんです。

立ち食い蕎麦屋で太宰治を読みながらかけそばを食べた。
スープが飛んでページを少し汚してしまった。
部屋に戻りズボンと上着を脱いでそのまま夕方過ぎまで眠ってしまった。

この日記を書き終えたらレインのトイレ掃除をしてまた眠ろうと思う。

じゃ。
オヤスミ。
 

ボンヤリ詩人 2006年04月18日(火)

  2006 4/15(sat) 8:00am
窓を開けた。光がまぶしすぎる。


朝5時半。
ホームレスがごみ捨て場のアルミ缶をペキッペキとつぶす音で目が醒めた。
オレが最も嫌いな目醒め方のひとつだ。
眠れそうにないので顔と手を洗いに行く。
鏡の中のカオルは不精ヒゲ。
よく見るとヒゲの中に白髪がわりと増えている。
あれ。こんなにあったっけ?
そうか。誕生日を迎えたので遺伝子がなんかやらかし始めたんだな。
眉毛を抜く。
ミチコママは「毛根が無くなるよ」と言切ったがその気配なし。

先日の日記で「カオルは好奇心と闘争心が欠落している」と書いた。
そしてその「欠落」はココロに「空白」を残した。
例えば「カラッポの引出し」を想像して欲しい。
カラッポ・空白だからその中に好きなモノを入れられる。
うむ。
でも今回のカオルの場合ちょっと違う。
すでに引出しの中は「空白という存在」でぎっしり。
だから「何も入れることが出来ない」というカンジなんだ。
たぶん「空白」は「好奇心と闘争心」でしか埋めることが出来ないのだろう。
やっかいだな。
ややこしいのは大嫌いなのに。
もっとくだらない楽しい日記を書きたいのに。

2日前に弟に子供が産まれた。
カオルはオジサンになった。
お年玉を貯金しなくては。

久しぶりに寝不足だ。
やはり「寝溜め」は出来ないのだな。
タバコの吸い過ぎで口の中が怠い。
「有機農法・無農薬のタバコ」とかあるのだろうか。

いつの間にか4kgぐらい痩せていた。
それはなんとなく嬉しい。
マクドナルドでお釣りが50円多かったぐらいに。

おしまい。
 

サンダル詩人 2006年04月16日(日)

  2006 4/14(fri) 21:00pm
晴れていたがあまり嬉しくなかった。


ワザとため息をついてみる。
カオルはひとりでいる時にため息をつくことはまずない。
誰かがいる時にその誰かに聞こえるようにつく。
それはネガティブなメッセージだ。
「ねえ。オレはため息が出るような心境なんだ」
今日はひとりだけどワザとやってみた。
たぶんこれを読んでいる人に「なにか」を伝えたいんだろう。

部屋中の灯は消してあるので
机の上にあるマッキントッシュのi-bookの画面は
町外れのコンビニエンスストアの看板のように明るい。
机の上には数冊の辞書とメモ用紙。
非常ベルと同じぐらいの大きさの灰皿と未開封のタバコが10箱ほど。
レインのポラロイド写真とスライムのフィギア。
なぜか灰皿はいつも山盛りだ。

村上春樹さんの「海辺のカフカ」を読み終えた。
3つのことがわかった。
1 紛れもなくトップクラスの小説であること。
2 いかに「カオルはモノを知らない甘ったれ」だということ。
3 素敵なヒント・メタファーに満ちているがあくまでもこれは「小説」であり
  「カオルの苦境脱出」は「現実で自分で戦わなければ」であるということ。
  
2時間前に睡眠薬を飲んだのだが眠れない。
布団に座って苦いお茶を飲みタバコを吸いそして「ワザと」ため息をついた。
そのまま立ち上がりパソコンの前に座った。
何も決めずゴールもオチも考えず「ただ」書き始めた。
すでにタバコは2本灰になっている。
どうしてこの灰皿はいつも山盛りなのだろう。

4月のライブが終り過食は収まった。
そしてここ5日ぐらいは「うつ」もなく「奇妙に冷静」だ。
まだ人間が訪れたことのない山奥にある小さな湖の静かな水面のように。
時々魚が跳ねたり星屑が降って水面を揺らすのだろうけれど
そういう時カオルはたいてい眠っているので気がつかない。

現在カオルは「闘争心と好奇心」という
生きていくために最も「重要」だと考えているそれが現在大幅に欠落している。
2本のエネルギーを使うライブを終らせたばかりだから当たり前なのかもしれないけど
この感覚は今年のはじめぐらいからあるモノなのでちょっと困っている。
そしてそれが「一時的なもの」なのか「もう取り戻せないもの」なのかということを考える。
もちろん「答え」はでない。

そんでため息をついてみたわけだ。
そしたらレインは「自分が呼ばれた」と勘違いをして
短く細く「にゃお」と鳴いた。
レイン。違うよ。呼んだんじゃないよ。
これは「ただの」ため息だよ。人間の出す音の中で3番目ぐらいにに情けない音だよ。
それとも励ましてくれてるのか?
でもなレイン。オレはネコに励まされるほど上等な人間じゃないんだ。

足の先が冷たくなってきたのでそろそろ終りにしよう。
サンダルで過ごしていた季節が懐かしい。
これから5月病になり梅雨が来て夏になるということがうまく想像できない。
だって「明日のこと」だってよくわからないのだから。

じゃ。
この辺で。
 

どんより詩人 2006年04月14日(金)

  2006 4/11(tue) 17:25pm
雨の音を聴いていると少し安心する。


朝9時半ぐらいに起きるが
雨戸は開けずに電気も消したまま
布団の中で横になっている。
昨日と同じ。

色んなことを思い出したり考えたり。
通り過ぎてきた場所。通り過ぎていった人。
蒔いた種。コレカラのこと。
そして本当に「必要なモノ」。
「憂鬱」というよりも
嵐が過ぎ去るのをじっとまっている臆病な草食動物みたいな気分で。
エネルギーを蓄えなくては。
思考回路を「いい具合」にしなくては。

時々ちいさな灯をつけて本を読む。
でもあまり集中できない。
レインのトイレ掃除をする。
レインを撫でながらいろいろ質問してみるが
ネコだから「ゴロゴロニャー」というばかり。

もうすぐ夜が来る。
やっと夜が来る。
そうしたらクスリを飲んで眠ってしまう。
最近は夢を見ることが楽しくなってきた。
昨日は「飛ぶ夢」も見た。
暗いところで夢ばかり見ているので視力が落ちそうだ。

今日はまだご飯を食べていない。
1日のライブが終わって風邪をひいてから
なぜか過食がおさまってきた。
「過食には風邪」というのは特殊な例なのだろうか。
過食気味の人はためして欲しい。

布団からでたらなんだか寒い。
クシャミがでた。
その「音」を聞いたのはレインしかいない。


おしまい。
 

4_1詩人 2006年04月12日(水)

  2006 4/10(mon) 21:12pm
オフィス街のささやかな陰口を集めたような雨が降っていた。


4月1日の誕生日ライブのことはもうよく覚えていない。
ただ「やはりグランドピアノはよいな」というの
とても気持ちよく唄えたこと以外は。

当日までの1週間毎日個人練習にスタジオに入った。
でも3日間ぐらいは全然集中できずに床に寝転んだり
(実際眠ってしまったこともある)アイスクリームを齧ったり。
それでもなんとか新曲「ロマンティック中毒」と
「サイレントブルース」の歌詞を仕上げた。

今回はそれを載せて終りね。


silent blues 2006 4/1 7th floor


サイレントブルース ポンコツのバラッド
サイレントブルース ポンコツのバラッド
マシーンでは聴くことが出来ない通りすがりのメロディー


モザイクの向こうでしか真実を語れない
匿名希望のボーイズ&ガールズ
オレの手首にキズはない オレのリストはカットされていない
ピアスの穴もタトゥーのキズもない

そのかわりにこのひねくれたブルーのハートは擦切れてズタズタ
いつまでも治らないそのキズに沁みるメロディーを
オレは敬意をもって「ブルース」と呼んでいる
そうブルースとは「ジャンル」のことじゃない
おぼえとけ小僧 オマエにもいつかわかる


街角の似顔絵描きに声をかけられた
「アナタの吠え面を描いてみせましょう」
書き上がったのは紛れもなくオレの吠え面
涙の跡も不精ヒゲも目じりのシワもそのままに

「どうです。そっくりでしょう。お代は要りません。
 そのかわり。そのかわりブルースを1曲。
 カサブタだらけのワタシのココロをそっと撫でてくれるような
 通りすがりのメロディーを」


サイレントブルース ポンコツのバラッド
サイレントブルース ポンコツのバラッド
マシーンでは聴くことが出来ない通りすがりのメロディー
 


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