カオルの不定期日記



詩人と天使 2006年02月27日(月)

  2006 2/24(fri) 23:37pm
雨の音がする。洗い流しておくれ。


最近はちょーしが悪くて冴えないことばっか考えてるので
「その日の天使探し」なんかをしている。
一日の中でちょっとでも笑えた瞬間。楽になれたキッカケ。
3日前は動かねーとあきらめていた電動歯ブラシが突然直ったこと。
ブラシにこびりついていた「歯磨き粉のカス」が
完全に干からび白骨化していて白い煙(けむ)を
「ブイ〜ン」とあげて回転しているのを目撃したら笑ってしまった。
それが「3日前の天使」です。

昨日の天使は「自転車」。
ちょっと試乗させてもらったんだけど
普段のスピード感と然全違っていて
カオルがクソガキだった頃の
依存症ともオンナともロックンロールとも無縁だった頃のあの感覚。
「お〜いかおる〜。野球しにイコ〜ぜ〜」(そう。「ひらがな」で呼ばれていたのよ)
文字通り「風を切る」カンジがすごく新鮮だった。
ただ問題は。
「カオルには行くアテがない」ということかな。

そんで今日の天使は。
ジョンコルトレーンの「バラッド」と
ノンアルコールズのドラマー満園英二。
「AA」という「断酒を誓う会」みたいのがある。
カオルも1度だけ参加したことがあるんだけど
「酒で台無し」になった人々がそれぞれの罪を告白しあったり
励ましあって定期的に「飲んでないこと」を確認しあう会。
かなり断酒などには効果があるんだけどカオルはイヤだった。
自分の話をするのはいいんだけど「ヒトの暗い話」はイヤだから。
わがまま。
それになんかみんなオシャレじゃなくて物理的に「臭い」んだよね。
だから英二と「ふたりAA」をしているんだよ。

ふたりで話していてカオルが突然思いついたんだけど。
悪い状態の時。それは戦時中の「罪が無いのに強制収容所」なんて場合にも。
あのね。とにかく「ピンチ状況」の時最もひつようなのは
「ユーモア・ギャグ・ウイット」なんじゃないかって。
威張る看領主様を隠語の川柳でからかったり。
ガンで余命幾許もないのに桃の種を蒔いたりでっかいプラモデル作ったりさ。
死刑の前に「言い残すことは?」なんて言われてさ。
「じゃ。クイズ」なんて難問出しちゃって。
看守達も「答え」すげー知りたいんだけど「命令」だから延期できないし。
タダじゃころばねーよ。

そう。
うまく伝わらないかもしれないけど
今回の日記は「ユーモアたっぷり」に書いたつもりなんだ。
「調子が悪いコト」はちゃんと伝えたい。
でも「息苦しい文章」はイヤだ。
そんでこんなカンジになーりまーしたー。

お。アト4分で「今日」が終る。
明日の天使はどこに?


おしまい。
 

占い詩人 2006年02月21日(火)

  2006 2/19 (sun) 23:15pm
一雨ごとに暖くなれ。


あらすじ。
アジトも「ヤツら」に発見され追出され
心身ともに不良のカオル隊長は現在古本屋の2階で
黒ネコレインと陽溜まりをかき集めてくらしている。

ブドウジュースを飲みながらボンヤリとしていたらミチコママが話かけてきた。
「あんた。最近調子悪そうだけどどうなの?」
「悪いよ。だからジタバタせず風が吹くのをブドウジュースを飲みながら待っている」
「それがいいよ。おととしみたいに自殺なんてすんじゃないよ。面倒だから」
「ああ。あれはもう懲りたし死ぬガッツもない」
「話変わるんだけどさ。あんた『晩年はカネに不自由しない』らしいよ。
 だからあたしさ。『アテ』にしてるからね」
「そうか。いいな。でもその占いの根拠というか情報元はなんなんだ?」
「それはちょっと。言えないね」
「ムチャクチャ怪しいな。だいたい晩年て何歳だ?」
「そりゃあ70歳ぐらいじゃないの」
「じゃミチコ100歳だぞ。アテにされてもよ。それまで生きるつもりなのか?
 だいたいオレ自体が『晩年』まで生きられるかわからんぞ」
「そうなのよ。問題はさ。だからさ『繰り上げられないか』って思ってるんだけど」
「繰り上げるって何を?」
「だから『晩年』を50歳ぐらいにすればちょうどいいじゃない」
「いいけどさ。『晩年』て繰り上げられるものなのか?」
「だってそういう『裏技』あんた子供の頃から得意じゃない。ね」
「『ね!』じゃねーよ。ババア。『晩年繰り上げ術』なんてよ。
 ミスターマリックでも伊藤家の食卓でもムリだぞ」
「じゃあどうすんのよ?」
「どうすんのって。とにかくその本。どうせ古本だろ。それ見せろ」
「だって売っちゃったんだもん」
「細木和子じゃねーだろーな」
「いやだよ。あんな下品なヒト」
「同感だ。とにかくなんとなく未来が輝いたよ」

まったく「遺伝子」とは面白いもんだ。
とにかく今夜は楽しく眠れそうだよ。

おしまい。
 

針詩人 2006年02月14日(火)

  2006 2/3 15:42pm
窓を開けて空気を入れ替えたいんだけれど商店街のBGMがうるさいのであきらめた。


「この子は相当神経質な子ですね」と鍼灸医に言われたことがある。
カオルは「おねしょ」が治るのが遅くて「針治療」に通っていた。
たぶん小学校2年生ぐらいのことだったと想う。
「神経質」というコトバの意味はもちろんわからなかったけれど
「いい意味」には感じられなくてなんとなく「面倒臭い人生になりそうだ」と
もっと子供っぽく舌足らずに「ひらがな」で「ボンヤリと理解」した。
その時は頭頂をはじめ全身に針が刺さった状態で
「動いたら超ヤバいぞ」とものすごく緊張していたのを覚えている。

確かにカオルは「変な所が相当神経質」なんだという自覚はある。
でもズボラでおおざっぱな所も沢山ある。
だからカオルと長時間いると大抵のヒトは
そのつかみ所のない「神経質さ・細かさ」を理解出来ずに苦しんでしまう。
潔癖症とかではないかな。むしろだらしない。
時計の針の音や「隣人の音」などは相当苦手だ。
例えば隣の部屋からテレビの音が「モゴモゴ〜ン」と聞えてくると
そわそわ落ち着かなくなってしまう。
つけたくもないテレビをオレもつけて「同じチャンネル」を探す。
幾らかマシになるけど相手が「チャンネルガンガンかえる人」だとアウト。
ヘッドフォンをするか散歩に出かけるか。

そうか。カオルは「雑音」に弱いのかもしれない。
レコードの針が落ちるプチプチの雑音は大好きだけど
パソコンやストーブなどの「回転音」とかはダメだ。
なんでだろうな。
基本的に「話し声」も苦手かな。
変なイントネーションや言葉づかいや
どうでもイイような(カオルにとってはね)「世間話」や酔っ払いの同じ話や。
でもさ。ギターの歪んだ「ギュイ〜ン」という音は大好きだよ。
ジミ・ヘンドリックスのチョーキングなんてゾクゾクしちゃう。
不思議だよね。エレキの音なんてある意味ただの「騒音」なのにさ。

カオルは注射が恐い。
「人の体に針を刺す」なんて誰がそんな恐ろしいことを思いついたのか。
だから献血もしたことないし麻薬も注射したことはないよ。
今でも「病院での採血」の時はギューっと目を閉じてしまう。
ピアスもあけたことない。イレズミもない。
むむう。カオルは「パンクス」にはなれないのだな。

元生徒に「カオルサンは『シルバーのオーラ』が出ている」と言われたことがある。
それが「どういうコトなのか」はよくわからない。
でも「ゴールドオーラ」じゃなくてよかったなとは想う。
それはちょっと恥ずかしいから。
カオルは「銀色」が好きだ。
大抵の針も銀色だ。
「見てる分」にはいいんだけど刺されるのはな。

カオルには月が銀色に見える。
でも「絵」にした時は黄色で塗ってしまう。
ヒュンととがった三日月は大好きだ。
「月灯り」ならピアスにしてもいいと想う。


おしまーい。
 

詩人冬眠中 2006年02月09日(木)

  2006 2/3(fri) 9:30am
空気を入れ替えるために窓を開けた。特に記録するほどの空模様じゃない。


きっと「答え」はとてもシンプルなモノなんじゃないかなと想う。
大地の上にSF映画の「モノリス」のような石碑が建っていて文字が刻まれている。
「毎日が楽しければそれでいいのだろう」てなかんじで。

朝目を醒ます。携帯電話のアラームで。王子さまのキスで。
布団の中で想う。「ふむ。どうやら今日もまたワタシは生きているようだ」。
そして今日は「約束」があったかどうかを確認する。
仕事の約束・遊びの約束・付合いの約束・ライブの約束。
よし。約束は果たさなくてはならない。
どうせなら楽しくできないもんかなあと。

約束がない日はどんな風に楽しく過ごそうかなと考えてみる。
荒れ果てた部屋を掃除しようか・いやずっと眠っていようか。
飛びきりオシャレをして外出してみようか・美味しいものを食べようか。
こんな日々をくり返していく。
穏やかにシンプルに。時にはスリリングにエキサイティングに。
「理想論」すぎるかな。
「運命のイタズラやアクシデント」は考慮されてないし。

とにかくそんな石碑がカオルの前方にあって刻まれた文字が読める。
しかし近づいて石碑に触れて祈ろうとすると「ガラスの壁」にぶつかってしまう。
透明な強化ガラスのようなガラスの壁。壊せないし飛び越せないほど高い。
カオルは手を伸ばしてガラスの壁に触れる。
触れたまま歩いたり走ったり。どこかに「切れ目」があるんじゃないかと想いながら。

問題の「ねっこ」は「カオルの欲張り」にあるのだろう。
カオルは「ありきたりのしあわせ」じゃ満足しなくなっているようだ。
なにが「楽しいこと」なのかがわからない時が多い。

くだらない「アクシデント」のお話。
昨年末気紛れにあるオーディションのようなものに
「ジェネレーションズ」を応募してみた。
しばらくして先方から連絡があった。
「アナタの楽曲は2時審査には残れなかったのですが審査員の間で大変好評です。
 それで当社が出版している無料配布の音楽雑誌の付録のCDに収録したいんですけど」
悪い話じゃないと想った。3万部とか言ってたな。沢山のヒトに聴いてもらえるかも。
それにしても「新人が台本を棒読み」みたいな喋り方だ。
まあ結局「収録費用に『ン10万円』かかります」という情けないオチで
カオルは「ジェネレーションズ」とこの曲を愛してくれる仲間達が
なんだかバカにされているような気がして
みなさんを勝手に代表して「ふざけんな」と言って電話を切った。
ったく。ふざけんじゃねーつーの。な。
そこまで落ちゃいねーよ。( by TENSAW「スペクトルメーター」)

「タネ」をまかないと「メ」は出ない。
だけど「変なメ」がはえちゃうことも多い。
なかなかその案配が難しいが寒い間は焦らずに
「冬眠中の動物」のように静かに「冬」が過ぎるのを待つことにした。
雪解けの音がしたら思いっきり伸びをして
大アクビを「ふぁ〜」っとして。
ノロノロと川の水を飲みに行くんだ。
川の水は「とても冷たいけど美味しい」と思う。


おしまい。
 

月光詩人 2006年02月07日(火)

  2006 2/1(wed) 16:42pm 
これから出かけるので厚着をしなくては。傘をもって行くかは検討中。


1/27は横浜THUMBS UPでのライブ。
オレが最も好きな「飲み屋」のひとつ。
その日は「聴くより飲む」というタイプのお客さんが多かった。
お客さんの「笑い声」を耳にしながら唄うのは苦手だ。
集中力が足りないのかなとも想う。
だって「一流の指揮者」さん達は
演奏中背後で爆弾が破裂しても気がつかないぐらい集中しているらしいから。

オレが酔っぱらっていた頃。
ジンをラッパ飲みしながらギターやピアノで弾き語り始めた頃。
「飲み屋でのルール」みたいなモンを知らなかったから
うるさい客にステージからケンカを売ったりしたこともある。
一度ライブハウスでカオルは非常に機嫌が悪く(つーか酩酊状態)
「誰じゃ。ボケ。ココは飲み屋じゃねーんだゾ」と「ちょっとした大事」になった。
仲裁してくれた仲間はもう10年以上も前に車の事故で死んでしまった。

最近なんとなく実行している「サイレントブルース毎回ライブで新歌詞シリーズ」を。
とりあえずここに「コピー&ペースト」してみる。

「サイレントブルース 2006 1/27 横浜THUMBS UP」

 すっかりココロが冷えちまったオレ達には
 真っ昼間の太陽なんてまぶしすぎる
 だからベイビー「真夜中のピクニック」とシャレこもうじゃないか
 化粧なんかしなくてイイ 
 月の灯がオマエをデコレーションしてくれるから
 とにかく手をしっかりと握って
 ヨイコが眠りこけてる街を寄り添って歩こう
 オレ達は痩せても枯れてもムーンライトラバーズ

 缶コーヒーを3本買って酒屋のビールケースをかっぱらって
 「耐震構造疑惑」でもぬけの殻になったビルディングに忍び込もう
 オレはストレートのコーヒー オマエは甘いミルク入りのコーヒー
 もう1本は冷たくなったオレ達の関係を温め直すために

 屋上へ行くぞ ビールケースを重ねてオレは空に手を伸ばすから
 オマエはしっかりと支えておくれ
 三日月をパキンと折るんだ ハッカの味がするらしいぜ
 ガキの頃読んだ外国の童話に書いてあった
 ちょっとぐらい月をパクったって誰にもわかりゃしない
 だってあいつらはこの空に月があるってことも
 忙し過ぎて忘れてるんだから

サイレントブルース   性懲りもないオレ達のメロディー
ムーンライトラバーズ  月を齧ってココロを照らそう
サイレントブルース   不器用な恋人達のメロディー
ムーンライトラバーズ  三日月を盗んだのはオレたち仕業だ


最近の「カオル日記」はなんとなく懐古的な文章が多い気がする。
なぜだろう。自分でもよくわからない。
振り返っているのだろうか。
「足跡」を確認しているのだろうか。
とにかく「手の方が先に動く」今日の状態が「よし兆し」だといいなと心底想う。


おしまいだよ。
 

血豆詩人 2006年02月04日(土)

  2006 2/1(wed) 15:15pm
今日の雨は優しい感じがする。


2005年の4月頃だったかな。
うっかりしてて足の親指をドアに挟んでしまい
ツメにタバコの焼焦げのような「血豆」ができた。
その時期は「好調時期」だったから
「飛ばし過ぎんなよ」の警告かなと想った。

そう。実際去年の上半期は「調子がよい」だった。
2月のストーミーワンマン初SOLD OUTに始って
誕生日ライブ「ヒッピーバースデー」も大成功。
外出してもいいモノやヒトに「出逢ったり・目撃したり」で。
金子マリさんに逢えたのもその時期かな。
そうだ。今夜はマリねーさんの唄を聴きに行くんだ。
「来るなら唄いなよ」とおっしゃってくれたが
なんとなく「聴いていたい気分」なので辞退した。

専門学校の講師も始めた。
面白いガキにも出逢えた。
「若さ」とはそれだけで「価値」がある。
生徒にもそうしつこく言った。
「18ぐらいから22ぐらいに『体験』したものが
 後の人生に『ジャブ』できいてくる。
 聴きなさい。唄いなさい。よい唄を。たくさん恋をしなさい。悪さしなさい。
 かっちょよくなりたければダサいヒトと遊ばないように」
多分ほとんどの生徒が「は?」というかんじだったと想う。
それでいい。それが若さだ。なんでもやっちまえばいいさ。
オレがガキの頃も「おっさん」の言うことなんか聞かなかった。
とにかく「若さ」に囲まれていたのはけっこう楽しかった。

しかし夏ごろから「下り坂」になってきた。
理由なんかわからない。
超ガキの頃にした「無実のアリの巣壊滅作戦」の罰かもしれない。
とにかく9/11ワンマンまで突っ走った。
そのあとつまづいた。現在もカオルは「霧の中」にいてたまに途方に暮れている。

親指のツメの「血豆」が歳月と共に伸びてくる。
オレは「早く切りてー」と想うようになっていた。
なんだか足の親指から血豆が消えたら「よくなる」気がしていたんだ。
結論を言っちまえば「切っても何も変わらなかった」だった。
あたりめーだろ?カオル君よぉ。

ツメの中心あたりにあった血豆が生え変わるのに約8ヶ月かかった。
他のヒトより早いのか遅いのかはわからない。
もしかして「ギネス級記録」だったりしてな。
「ジャパンの眉なしバカオルはたった8ヶ月で!!」
アホじゃ。

今日もまたトム・ウエイツを聴いているんだ。
そしてなんだか久しぶりに「ただ書きたくなった」んだ。
それがこの日記。
ここまでを読み返してみたんだけどずっと小さな「ため息」が聞えるような文章だ。
でも口調を変えれば「オモシロイ読み物」に変身するんだぜ。
「昔話だ。あれはもう8ヶ月も前のことだ。
 依頼されていた大任務『アリの巣壊滅作戦』のシナリオを練っていたんだ。
 『依頼主』が予約してくれたバブルなホテルでだぜ。
 どんなオンナが一緒だったかって?それは言えない。
 とにかくバスルームのドアがすごい豪華でデカいやつだったんだ。
 そんでさ。血豆だよ。詳細は8ヶ月後な」

な。
んなこたぁ〜100も承知っすよ。1000も1000000000も。
でもよ。気分じゃないんだ。

悪いな。
他を当たってくれ。


おしまい。
 

ザ・ノンアルコールズ詩人 2006年02月02日(木)

  2006 1/25 0:20pm
今日の夕焼けは綺麗だった。というより久しぶりに夕焼けを楽しめる気分だった。


ヌガハハハハハハ。
実はな。最近な。オレはな。
「ザ・ノンアルコールズ」というバンドを組みたいと夢見ているのだよ。
どんな音楽をやるかとかはどーでもよくてな。
とにかくステージに昇ってそのバンド名を叫びたいのだよ。
「アルコール愛好者のみな様今晩は。
 ザ・ノンアルコールズと申します。
 酔っぱらって酔っぱらったオンナを抱くのはどんな気分ですか?
 最初の曲は『テキーラはサボテンの涙』です」

しかし「メンバー該当者」が全然いない。
ドラムは「満園英二」だ。資格充分。

メンバーの年齢・性別・性癖・国籍などはどーでもいいが条件はけっこう厳しいぞ。
「アルコールを20時間以上切らしたことのない生活を
 長い間続けアルコール依存症になり内臓・精神を壊滅的に損傷し
 それでも飲み続けて『地獄』を彷徨いガッツで『生還』し
 以後3年以上1滴も酒を飲んでない音楽の素敵なヒト」だ。
念のため言っとくが
「ボク酒飲めないんです〜。ビール一杯でアタマ痛くなっちゃうから〜」なんて
ヘナチョコ野郎はへーこいてプーだぞ。
ポイントは「地獄を彷徨い生還」だからな。
「元々飲めない」はダメなんだぞ〜。
さらに優遇条件として「ヘビースモーカー」であること。
「酒もタバコもやらないロッカー」もへーこいてぷうじゃ。

「地獄」はカオルのように「幻覚・幻聴・疑心暗鬼」でもいいし
英二のように「ICU直行17時間の大手術・失業・誹謗中傷の嵐」でもいい。
ふたりとも辞めた直後は「依存対象」に困り「うつ」になった。
英二は確か「コーヒー・オルガン・日曜大工」だったかな。
制作した「本箱や椅子」を仲間に配りまくってたらしい。
オレの「グニャグニャの絵」と同じようなものかな。

「該当者」がいなければ「長期的展望で制作」するしかないかな。
よし「アナタも簡単にアルコール依存症なれます」のコーナーじゃ。
まず「酒が美味しい・楽しく柔らかい気分になれる」というヒトはムリ。
とにかく「ストレスまみれで過敏すぎる脳をマヒさせるために」でなければいかん。
「味わう」なんてもってのほかだぞ。
「飲むほどに ストレス溜まれ 依存症」 カオル作

ウイスキーなら500ml。ビールなら10本。ワインなら大きいの3本。
これを目安に毎日1年飲み続けなさい。
目覚めて「酔った勢いでやっちまったこと」に自己嫌悪になりながら
そのつらさを忘れるためにまたガンガン飲みなさい。
ツマミなんて食べちゃダメだぞ。
あ。カオルのように「バファリン」を齧るとかならイイ。
とにかくそれを「日課」にすれば必ず「脳か内臓」がぶっ壊れる。
酒屋も医者も儲かり経済が活性化する。
酒とケンカして勝った奴はいないのじゃ。

ふう。ばからしくなってきた。
「地獄の日々」を想いだしちまったじゃねーか。
でもオイラはもう飲まないモンねー。
「アルコール撲滅運動」でもやろうかな。
絶対盛り上がらないだろうな。
もし盛り上がったら首謀者カオルは「謎の死」を遂げるだろうな。
ジョンレノンのように。

まあいい。
「ザ・ノンアルコールズ」該当者がいたら手を上げろ。
18歳女子ベーシストなんていたら素晴らしいな。
「アタシ14でアル中になってさ。手首切りまくってさ。
 でも『マトモにロックしたくて』さ。病院はまだ行ってるけど
 もう4年近く酒飲んでないんだ」
かっちょいい。
乾杯しよう。
英二の沸かしたコーヒーで。


おしまい。
 


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