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2005 10/30 (sun) 窓も開けていないし外に出ていないので天気はわからない
あらすじ。 下北沢のブルースクイーン金子マリさんに 「11/2横浜 THUMBS UPゲストで出てくんないすか?」と 御丁寧にお願いしたところ「いいよー」と御丁寧なお返事を頂いた。 そんで打ち合わせの電話やメールをしてたところ カオルもマリねーさんも脳が溶けてるから話がまとまらず打ち合わさんない。 しかし彼女は「ホンモノのシンガー」だからたまにカッチョイイことも言う。 それは素敵な「詩の文句」のようでドキリとしたり。 カオルとちょうど10歳違うし子供もふたりちゃんとしたオトナに育てているので 「重みのあるコト」も。とにかく「キュート」な女性である。 でも基本的にカオルは爆笑してばかり。電話中は「うつ」が完全に姿を消す。
金子マリさんは70年代日本のロック創世期を生抜き 忌野清志郎さんから曲を貰っちゃたりするようなお方で カオルの憧れのシンガーのひとりである。 ココ数ヶ月でムリヤリ仲良くしてもらっているが内心は「恐れ多い」のである。 以下「やりとり」を適当に抜粋したもの。マリねーさんの快諾済み。 電話。 「カオルです。11/2の曲どうしましょうか? オレは清志郎さんがマリさんのために作った『彼女の笑顔』がいいです」 「いいよ。あとアンタの曲もやろうよ」「おー。光栄でござる」 「ちゃんと歌詞覚えるから」「マリさんメールアドレスとかどうしましょう?」 「カオルくんの教えてくれる?ちょっとペンが。あ。アタシさ心臓痛くてさ。 今日病院行ってきたの。日曜日もやってるところ」 「だいじょうぶなんですか?生きてますよね? オレ2日のお礼にパーラメント差し入れようとしたんだけど タバコより『うず救命丸』の方がいいですか?」 「パーラメントってオカマのタバコでしょ?」「マリさんの吸ってるヤツですよ」 「ねえタール1mgとかのダサいタバコの方がカラダに悪いらしいよ」 「マジですか?じゃ健康野郎ザマアミロですね。オレピース。21mg」 「アンタ不良なんだって?コバヤシ君が言ってたよ。脅かしてるんだって?」 「脅かしてないですよ。ペンション始めるらしいからタダで泊めろって言っただけ」 「アタシ達なんの話してたっけ?」「なんでしたっけ?あ。2日の曲だ。どうします?」 「アタシのメールアドレス教えるけど用意イイ?」「えー。はい。いつでも」 「じゃ言うよ。まず最初にさ。漢字でね」「え?ちょっと。漢字ですか?メールでしょ?」 「オヤジの戒名なんだよ」
メール。 「いやー 私はこの頃 『念のため』と『念には念をいれ』の念は果たして同じなのか? はたまたどういった念なのかとかんがえていたところです。 胸の痛みおさまらずキリキリと魂まで届いてしまいそうでちょっといい感じですか? 『朝日〜あたる家』私はキーはEmでした。 確認しましたので。またメールしまっせー。Thanx byマリ」
「アロハー。オエー。カオルです。 よくわかんないけどマリねーさんのメール『協力』ですね。 それにしても「朝日のあたる家」って。 『の』の1文字ぐらい『〜』で略さないでちゃんと書きましょうぜ」
「わりいわりい 最初のメール届いてなかったんだね。 それとチカラ合わせてどうすんの?『強力』でしょ。 マリ」
電話。 「誰?」「あーカオルですけど。こんなピーカンに晴れた昼下がりに電話いいすか?」 「ホントに晴れやがってさ。アタマきたからサングラスして黒いコートで歩いたよ」 「オレはまだカーテン開けてない。窓も。」「それは正解だよ」 「なんか元気ないですね」「いやーこんなアタシでも落ち込むことあんのよ」 「何でも話して下さいよ。恋ですか?」 「6億」 「えーと。面倒そうだからやっぱ聞かないです」
メール。
「消せなかった閃きに終末の合図かんじても『黙れないよん』と 『あっち側』(カオル注:死後の世界)の目的を真意をしろうとの(カオル注:素人?) 私の知る権利を再認識できた月夜のランデブーでありました。後でねーまた後でマリ」 追伸 「ライブ終ったのが23:50。 なんだかんだと地下鉄駅まで走ったものの 最終に1分間に合わず港区目黒区渋谷区世田谷区と 言ってみりゃ都心の三割位を二時間半以上サマザマなデキゴトを交えながら帰宅っす。 苦境においこまれてこそ明るい方向を見い出そうと 貫通したハートを潔く可燃ゴミ箱へシュートして 金星がやけに金色でパチもんにしかみえず この空はしくまれたスクリーンではないかと17才のときちらっとかすめたままだった」
「あちょー。カオルです。 すげーフレーズの連発ですな。詩人の端くれはこーべ垂れてます。 オレも同じなんですけどマリさんの文にも「、」ないっすね。 『金星がやけに金色』『ズタズタのハートを可燃ゴミ箱にシュート』 そして『この空は仕組まれたスクリーン』。美しいコトバです。41歳小僧修業します」
2日のライブではアニマルズの「朝日の当る家」をやる。 オリジナルではなく今年4月に他界したマリさんのお仲間の高田渡さんバージョンである。 原曲より歌詞が凄まじい。もちろんマリさんの唄がブルースですごい。 個人的には憧れの清志郎さんの曲を共演するのも楽しみだが 「カオル曲」をどう唄ってくれるかがドキドキである。
あと3日じゃん。 突貫工事じゃん。
ああちょちょ〜〜。 |
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