カオルの不定期日記



黄昏詩人 2005年05月31日(火)

  2005 5/27(fri) 20:00pm
日が長くなってきた。でも夜は肌寒い。


そりたと暮らしていた町まで散歩に行ってきた。
積極的な理由がある訳ではないのだが
「散歩の目的地」が欲しくて「昔暮らしていた町」を選んだ。
「始って去られて暮らして追出された」町。

案の定「ヤツらのセンスで町は塗りつぶされて」いた。
そりたを埋めた場所にはでっかいマンションが建っていた。
防犯カメラ・自動ドア・オートロック・退屈そうな管理人。
こんな大きさのビルディングだから
たぶん「基礎」もしっかりしている。
その工事のためにそこらじゅう掘り起こして
「そりたの骨・記念品」も粗大ゴミ(燃えるゴミ?)として
「横浜ベイスターズファンの産業廃棄物係」が処理したと考えるのが妥当だろう。

駐車場から「そりたの好敵手」そっくりの猫が登場した。
カオルのタバコも嫌がらなかったし
ニオイを嗅いで「にゃお」といったので
とりあえず「ひさしぶり。住み心地はどうだい?」と訊ねてみた。
しばらくすり寄ったりしていたがアクビしながら「どっか」へ行った。

そこから歩いて6分ぐらいのところに川がある。
散歩しながら「大量の猫を飼っていたホームレスのおじさん」の
存在を想いだしてプラ〜ッと行ってみた。
悪い予感がしていたがブルーシートの家は「強制撤去」されていた。
しかしカラーボックスぐらいの「猫小屋」があり
覗いてみると猫がいた。
オジサンは「せめて猫小屋」ぐらいを残して「撤去」したと考えるのが妥当だろう。
その小屋には母猫と生後1っか月ぐらいのチビが5匹ぐらいいた。
1匹拾っていこうかなあと。

でも「なにかいけない」気がした。
そうか。そうだ。「カオルは猫を選ぼう」としている。
「好みの柄・健康そうな猫」選ぼうとしている。
「選ぶ?」

黄昏ていく夕陽をあびながら
カオルは黄昏ながら家路についた。
もうすぐ家だ。タダでお湯が出る家だ。
ママがご飯を用意してくれている家だ。

せめて家に着くまで恥ずかしそうに
うつむいて黄昏ステップで帰ろうと想った。
なんとなく「胸を張る」気分じゃなかったから。
こんなときカオルは心底「オンナ」が欲しくなる。
「性欲」とは違う。顔をあげたとき「見ていてくれる女子」が。
腕や肩を組んでくれていれば素晴らしすぎる。
「迷子なカオルを見つけてくれた微笑み」で。

ちっ。カオルよ〜。オマエ何様だよ?神様ぶってんじゃねーぞ。
偉そうに。たかが人間のクセに。バツいちのクセに。
なにが詩人じゃ?ピースじゃ?夜の川原は寒いんだぞ。

こんな「気分」を
唄にするチカラをカオルは早く身に付けたいと。

にゃおにゃにゃ。(おしまい)
 

お疲れ詩人2 2005年05月29日(日)

  2005 5/26(thu) 21:30pm
久しぶりに夕焼けを見た。余裕がなかったんだなぁ。


あらすじ。

この1ヶ月ほど調子に乗って
泣いたりわめいたり
嬉しかったり楽しかったりで「暴走気味」なカオルは
スタッフやお医者様に
「おめーはしゃぎすぎ。転んでもしらねーよ」と
叱られたのでなんとなく我に帰ったのであろう。

カオルは確かに「手を抜く」のがヘタだ。
ペテン師のクセに以外と几帳面だ。
でもバカなところもアリ「精力つけるぞ」と
ギョウザを20個ぐらい食べて
「あ。明日学校で口臭いとヤダ」と
口臭剤「リステリン」などをがぶ飲みしたりもする。
その結果・詳細は述べないがやめたほうがイイ。
カオルのようにコップ1杯ゴクゴクは絶対にダメだ。

「カオルは完璧主義だね」と指摘や感想を述べられるが
50%は「イエス」である。
どういうことかというと
「完璧・全力投球しかできない」のである。
同時に複数のことを常に考えているし
「作品などひとつに集中」状態の時は
タバコのつもりでボールペンに火をつけたりもする。
要するに「過剰」な野郎なのである。

今同時に思っていること。
「8/11用のスタジオとらなきゃ」
「メルマガ・コラムなどをストックしとかなきゃマズイ」
「コートは洗濯に出すべきだろう」
「ジッポのオイル交換だな」
「今日食べたチョコ美味かったけど2袋は胃にもたれるなあ」
「あ。写真立ての部品にこのスライム使えるかな」
「クスリ飲んだっけ?」「ティッシュがなくなっている」
「あ。生徒達の紛失したプリント捜索しなくては」
「風呂は入るとして髭と眉毛はどうしよう?」
「新しいサンダル欲しいが経済的にムズかしい。
 お。裸足はどうだろう?ダメとはどこにも書いていない。
 早速隣のコンビニで試してみたいが通報される恐れアリ」
「あ。英二が言ってた木下大サーカスって場所どこだっけ?」

ざっとこんな感じである。

とにかく明日は「休日」。
「完璧に何もしない」ようにする。

あほじゃ。
アタマ変だ。
あ。だからカオルは精神科に通い
「横浜市条令32条 精神病」と認定されているのだった。

たまにだけれど
「脳ミソをタワシや通販クリーナー」で洗いたくなるときがある。
もちろん「全力投球」で。
ゴシゴシと。

最近電話が鳴ると相手にもよるが
「ゴシゴシ?」とか言って面白かったりもする。
だって「もしもし」って決まりもないしさ。

あほじゃ。
 

フリフリ詩人2 2005年05月26日(木)

  2005 5/19(fri) 14:00pm
寒い気もするが「厚着」すりゃあいいじゃねーか。


カオルは「天使っぽく」したい時もあるが
ほとんどの日は「おりゃー。ぺっぺ」と
ツバを吐くようなマネをするので
結論を言えば「ぺ。天使。ペテン師」だね。

カオルは「クリスチャン」ではなく
「眉無しのおバカちゃん(バツ1)」なのだが
「ダライ・ラマ14世」と
「264代ローマ教皇ヨハネ・パウロさん」を
尊敬というかリスペクトというか
とても素晴らしい人間であると。

だから世界中の人間が
ダライ・ラマさんやパウロさんや
キューリー夫人やヘレン・ケラーの先生になれば
あっさり戦争はなくなり平和になるんじゃねーのか?

パウロさんは病の床で苦しんでいる時
病院のまわりで「唄ってる」人の声を聞いて
「ありがとう。みんなありがとう。
 わたしはずっとあなた達を探していた。感謝しています」
ダライ・ラマさんは「悪い人」にも愛を込めて
「誰だって間違うのです。
 彼らは『これから気が付く人』なんです」

カオルは代々木公園で生徒さん達への「回答」を考えながら
「不審者」のフリをしながらタバコ(ピース)を吸っていた。

お。ひらめいた。
わかったぞ。
カオルは「ペテン師だ」。
そっか。
悪魔をダマせばいいんだろ?
「ねえデビル君。最近の地球では戦争とかダサいんだよ。 
 争いなんてもう『古い』んだよ。
 これからは『平和』だぜ。モテモテだぜ。『平和』だよ」

ガハハハハ。
また楽しくなっちまった。

よし。
とりあえず「地獄」へいってくらぁ。
「パズルのピース」を手土産にな。

あちょ〜。
また来週。
 

お疲れ詩人 2005年05月25日(水)

  2005 5/24(tue) 22:01pm
どしゃ降ってたが雨がやんだようだ。


この2週間ばかり過密スケジュールだった。
オールナイトライブや文や打合せや。
とにかく忙しくて一時的にだが
49kgに体重が落ちた。

いい出逢いも淋しいサヨナラもあった。
理不尽な出来事に巻き込まれたり
友のためにケジメをとったりもした。
その度に感情がぶれ
6回ぐらい涙ぐんだ。
そしてその「トラブル」はカオルの「我がまま」に起因している。

変な咳が増え吹出物もできた。
目ヤニが多く右目が少し腫れている。
メールチェックするたびに「用件」が増え
居眠りするたびに「変な夢」に悩まされた。

それらのことを精神科医に相談した。
「確かに飛ばし過ぎです。
 でも『このままだと転ぶ』と自覚しているのは素晴らしいです」
カオルが「学校ズル休み対策のプリントを用意している」と告げた。
先生は苦笑する。
「そのプリントを用意する自体が
 カオルの『全力投球・完璧主義』なんですよ」と。
「大丈夫です。ちょっとぐらいサボっても
 あなたの価値は下がりませんから」
知らなかった。
カオルは「価値」があったのか。

HPの「カオルをカタル」を読み直した。
とても嬉しい。
それにみんなの文章もステキだ。
カオルは「オレモテモテじゃん」と
15年前なら確実に有頂天になっていたはずだ。

今日は休日。すべての電源をOFF。
ずっと眠っていた。
明日晴れるとよい。
そう思っているのはカオルだけじゃないはずだ。
たとえば「新聞配達」のヒト。
カオルは経験ないが「雨の配達」はとっても嫌らしい。

作るか。坊主。
てるてる坊主。

オヤスミ。
 

断酒詩人 2005年05月23日(月)

  2005 5/3 (tue) 9:00am
昨日はオレだけが寒かったらしい。クーラーは嫌いじゃ。


5月1日でカオルは「断酒4周年」に突入だ。
かなり「大変なコト」だったのだが拍手は少ない。
なんというか「痔」「ギックリ腰」と同様に
外から傍観しているとなんか「ダサい病気」で
本人はかなりつらいのだが(カオルは両方経験済み)
ガンとかインフルエンザとか骨折の方が同情が多い。

まあいい。
カオルは印税などで「ひとりバブル」の時があった。
ちょうどライブハウスで働いていたころだ。
敬語を使ったりバンド君達に叱咤激励したり
「業界的奇妙な風習」などでストレスが格段に増えた。
あるCDのプロデュースをした時はひどかった。
「発売日が決まっているので(録ってないのに)
 劣悪な環境での10アーティストのオムニバス」
その頃は「抜け毛」が猛烈に増えた。
発売ライブのちょうど1ヶ月後に
「酒と睡眠薬・安定剤の禁断症状」で
幻覚などで警察や病院などでお世話になった。

いちばんひどい時期は2日で3本のバーボンのボトルを呑んでいた。
ほとんど毎日のようにバンド君達を呑みに連れ回していたので
とうぜん数百万の印税はそれに消える。
酒とケンカして勝った奴はいない。
残りわずかのお金は病院代で消えた。
すっからかんの内蔵ボロボロだ。
それでも酒は辞められなかった。

ライブハウスを退職した。
カオルは「裏方」ではなく「ライトを浴びる側」になりたいと決意した。
なんの後ろ盾もないカオルは「協力者」にお願いに行った。
50名ほどの人達に逢った。ただ「がんばるから応援して」じゃ
あまりにも虫がよすぎるので頭を丸めるカンジで「酒をやめる宣言」をした。
不思議なもんであれだけ辞められず精神科もさじを投げた飲酒を
あっさりスッパリ辞められた。「呑みたくて我慢できない」というのもなかった。

これを読んでくれている人達やその仲間にも
いわゆる「アルコール依存症」の人がいるかもしれない。
カオルは辞められた(正確にいうと「辞めてる最中」だ)。
カオルは「音楽・文」に依存した。
結論を言うが「酒の快楽より強いもの」があれば辞められる。
なければ。ふう。知らん。

酒を辞めて本当によかったと思う。
カオルは「酔った勢いでの暴言・セクハラ・体調不良」がなくなった。
今年も呑まずにいられたらなあと。

おしまい。
 

マネッコ詩人 2005年05月21日(土)

  2005 5/19(fri) 22:45pm
そりゃあ世界のどっかで「雨」降ってんじゃねーの?


先を越されてしまった。
たどり着いた「ピアノマン」の正体はカオルだ。
と言うのは「ホント」じゃない。
「そのアイデアはカオルが4/1の(エイプリルフール)時点で
 すでに『ハリケーン待ち』だった」と言うのは
物凄く負け惜しみでもある。

うーむ。
「謎のピアノマン」
なんだか知らんがムチャクチャ悔しいぞ。
流されて〜。
忘れて〜。
「情報」を寄せられて〜。
探されて〜。
記憶などむしろ牛泣いて〜。
ワザとだ。「むしろ失いて〜」が政界。
いや。盛会。
あ。「性快」。お。いいな。「造語」してしまった。
うむ。大変気持ちよさそうだ。
大正解だな。

では次に最近「学校で生徒で驚いたこと」を述べる。
生徒「カオルさ〜ん。○○科の××先生知ってる?」
k 「知らんなぁ。」
生徒「そっか。でも話していいでしょ?」
k 「うむ。お姫様が望むのであれば御聞きになるぞ」
生徒「そんでね。その××さんがね。行ったらしいの。
   トモダチがバイトしてる『オッパブ』でね....」
k 「姫。しばし待たれよ。
   その『オッパブ』というのはなんぞや?」
生徒「え〜。知らないの〜?」
k 「知らん。食ったこともご覧になったこともない」
生徒「それは『オッパイパブ』のコトだよ。流行ってるよ」
k 「なんだか非常に悪い予感がするがもう少し詳しく述べよ」
生徒「だからオッパイは触りたい放題で
   Tシャツで下着のアリなしは自由で....」
k 「姫。ちょっと。いや。ずっと待ってくれ。
  脳みそがマンゴープリンのようになってきた。
  ヤバイ。耳からもうすぐカオルの残りわずかの脳のミソが
  デロリラニュル〜ンと流れ落ちる寸前だ。
  本日より20年間その話題はしないでくれ」

はぁ?

先日「新・最後のアジト」の「パンク編」に
愛読者のガールから「帰国子女的御意見」を頂いた。

  ペイデイは毎週末=金曜日。
  「Stormy mondayの(カオル注。曲名ね)
   Eagle flies on Fliday (Friday)のポンド版ですね。
  (カオル注。「飛んでった」と「金曜日」のシャレね。
   要するに「稼いだ金が飛んでって文無し」だと)
   みんな週に5日間しか働かないよ。
   特にワーキングクラス(英)はね。
   ブルーカラーは米国。

カオルの人生も残りわずかだ。
多分あと80年ぐらいしか生きられないだろう。
「オッパブ」より「ブルース」の話題で
会話したいと思うのだが
あたりめーだろ?


お・・・わ・・・・り........
バタッ。
 

フリフリ詩人 2005年05月20日(金)

  2005 5/19(thu) 20:00pm
北海道や東北は「暴風」だったらしい。


「歳をとる」ということは
ある意味「驚かなくなる」や
「年下を見下す」「カレらはまだ若いから」だったり
「みえないふり」ができるようになることかなと。
フリ。
知らんぷり。
知ったかぶり。
わかったふり。

カオルは専門学校で「詩やロック魂」を
教室でマシンガンのように喋っている。教えてはいない。
先日ちょっと仕事というか気になることがあり
「戦争・人類愛・平和・地球」というテーマを
若い生徒さん達に「考え」を調査した。

実際カオルにも本当は「なんだかわからん」のだ。
「人類愛?」デカ過ぎる。
曖昧で偉そうで実態が見えなくて
ただの「綺麗事」になってしまいそうなコトバだ。

30分カオルは自分の美学や考えを喋りまくった。
「終戦・イラク・沖縄・原爆・中国・地雷
 平和・パプアニューギニアの通貨は『貝殻』」
そんでみんなに書いてもらった。
「『わからない』のヒトコトでもいいんだ。
少なくともキミタチは『1時間考え抜いた』。
例えばオトナに質問されるとしよう。
オトナ「ねえ。コドモ君。戦争って何?」
コドモ「わかりません」
オトナ「え〜わかんないの?ちゃんと考えたの?」
コドモ「ハイ。1時間だけど考え抜きました」
そんなこんなを「ライブ」のかんじで話していたら
半分ぐらいのコドモ君が涙ぐんでいた。
カオルも。

回収して読んでビックリした。いや。「がくぜん」とした。
カオルは「みくびって」いた。
「どーせこんぐらいじゃん?」とたかをくくっていた。
みんな「考え」があり「とてもしっかり」考えていた。

ある18歳はこう書いた。
「私にはこのテーマを書く資格がない」

あるパンクスは詩にした。
「ボクは彼女を愛している
 ボクは父と母を愛している
 でもすれ違う金髪のアイツを愛せない
 路地裏で酔っぱらってるおじさんを愛せない
 テレビで泣いている少女を愛せない

 でもどこかの大統領は
 『国民のすべてを愛している』と言う」

あるクソガキはこう言った。
「ねえカオルさん。オレさあ。いまカネないんだけどさあ。
 がんばってカネ貯めたらカオルさんのCD売ってくれよ」

カオルは先生だ。
「球を投げた」のはカオルだ。
生徒は思いっきりバットを振った。
カオルはその球をキャッチした。
だから来週までに「オトナとしての回答」をしなくてはならない。
「投げ返す」をしなくてはならない。
キャッチボールだ。おりゃ〜〜。
これから「考えぬいて」みる。

またね。
 

うろつき詩人 2005年05月17日(火)

  2005 5/16 (mon) 20:00pm
昼間はポカポカ。夜はサムサム。


6時間ぐらい渋谷辺りをうろついた。
知合いが「カフェ」で働いているというのを思いだし
名刺の地図を頼りになんとか到着した。
しかし「不在」であり親切なお兄様に
「それは青山店ですよ。ココは渋谷店です」
さすがに表参道まで歩く若さはなく
タクシーに乗るほど金持ちではないので
あっさりあきらめ代々木公園で途方に暮れていた。

スケッチブックを広げて落書きをしていたが
太陽の反射光がまぶしくてやめた。
その「まぶしさ」はココロの奥にある
「何も知らなかったころのカオル」を刺激した。
そうだ。まだロックンロールにも出逢う前のころだ。
酒もオンナもうつ病も無縁だったころ。
グローブと世界名作文学とアニメが大好きだった昔。
とにかく「簡単」だった。
夕暮れになるまで野球をし寄り道をし
ささやかな「冒険」をして
「タイガーマスク」のアニメTVを見ながら
たくさんご飯を食べ行儀が悪いと叱られて
12時が近づけば睡眠薬などの存在も知らずグッスリ眠った。

その頃愛読していた「少年向け科学雑誌」には
「21世紀にはロボットがいるでしょう。
 知能指数の高いイルカが海の王国を作るでしょう。
 コンピューターが素晴らしいでしょう」などと書いてあった。
小学校低学年のカオルは計算した。
21世紀か。えーと。その時カオルは「37歳」だな。
37歳?それは「永遠」に限りなく近かった。
しかし漠然と直感的に「なんとなく希望よりややこしい時代」の感じがした。

最近都会ではいわゆる「ザ・喫茶店」が激減しており
「禁煙席」は認めるとしてタバコの吸えない「喫茶」が増え
それは「喫茶店」ではなく「茶店」じゃないのかと。
とりあえず「ルノアール」に入り
元祖「ジャンクドリンク・ガラナ」を飲みながら
いつか訪れる「死」のことや「死因」を考え
でも「自殺」は絶対になくて理想は「大往生」だが
「カオル君。それは虫がよすぎるよ」と神様に苦笑され
「地雷撤去のボランティアで爆死すれば
 天国近くの三途の川原でのホームレス生活は許可しよう」などと
髪の薄くなりかけた「初老の天使」に助言を貰った。

結論など出るわけでもなくとりあえず「唄うしかない」と。
そんで5/21のオールナイトでは
「15分の即興を2曲やろう」とタバコを吸いながら誓ったのである。

おしまい。
 

徒然詩人 2005年05月16日(月)

  2005 4/28 (thu) 10:00am
「よい」とか「悪い」とか失礼だがよい天気。薫風じゃ。


布団を干そうと思ったのだが
ネコ達がうっとりまどろんでいるのでやめた。
「猫」の語源は「寝子・ずっと寝ている」らしい。
一日16時間ぐらいは寝ている。
起きているときは遊んだり眺めたり
オヤツや食事を要求したり甘えてくる。

「犬畜生」「豚野郎」「猫の手も借りたい」など
人間の人たちは「我らこそ地球の生き物の頂点なり」と
生意気なコトをほざいているが犬も豚も猫も
迷惑メールや自己破産・交通渋滞などしない。
それに豚は「とても清潔」な動物らしい。
でも人間が掃除が面倒でワラなど敷きっぱなしで
だから病気にかかりやすいので「抗生物質」入りご飯を与えているのである。
狭い場所で「ヒトの食い物」になるまで閉じこめられているのである。
よいこのみなさんは生姜焼きや豚汁の時1秒ほど感謝するように。

昨夜は疲れていたしまだシャワーも歯みがきもしておらず
顔も洗っていないので目ヤニなども少しある。
髭も次の先生の日までは剃らない。面倒だから。
そろそろリンスがなくなるような気がする。
しかしそんな高級品は買えないのでまあ仕方あるまい。

本日は6匹の「元カオルチームの猫」を育ててくれている女子に
エサ代と借金の中間ぐらいを送金する日なのでこれを書いたら郵便局。
現在実家なので「古い同級生・知りあい」に遇うのが面倒で
ツバの広い帽子をスナフキンのように深くかぶるのである。

5月は水・土の学校以外にライブが6本入っている。
忙しくなるだろうから mumixとHPに連載を始めたコラム
「新・最後のアジト」のストックを書こうと思っている。
隔週で更新するので是非拝見させてもらって下さい。
(公文式や塾のヒトへ。上記の丁寧文はバツです。
 ロックンローラーにしか許されないので受験のヒトはマネしないように)

今日は打合せで都会に行く。
先頭車両に乗ったほうが改札が近いのだが
「突撃・自爆」されると嫌なのでなるべく後ろの方へ座ろう。
そう5分早く出ればいい話なのだ。
音楽のボクらは「テンポ120 16分音符=0.25秒」ぐらいの細かさで
リズムやグルーブなどに気を使っているのだが
入り時間や演奏時間を20分ぐらいいい加減だったり
「リハに来ない」ヒトもイルのでミンなおバカさんである。

上記の「ミンな」は「変換ミス」なのだが
今日はこれの方が「ダレた気分」が伝わりそうなので。

では。
目ヤニをとるので。

おしまい。
 

電車詩人2 2005年05月12日(木)

  2005 4/27 (wed) 23:00pm
昼間はけっこう陽射しが強かったが夜は肌寒い


今日は専門学校の先生の日であった。
まあなんとなくは疲れる。満員電車にも乗るし。
授業は1時間30分を4回。
大体ワンマンライブと同じぐらいの長さかな。
もちろんアンコールはない。
1時間ぐらいはなんかロックっぽいコトを話す。
そうだな。ライブとあんまりかわらないな。
「専門的MC」が長く「たまにピアノで唄う」だ。
教室内は禁煙。男子クラスではエッチな話などもする。

まあそんなカンジでそれなりに疲れる。
昼休みは45分。カネもないし「添削」などもあるので
飯は食わない。タバコを吸って「生徒の詩10個ぐらい」読むと昼休みは終わる。

帰りの電車。午後ラッシュのちょっと前なのでほぼ座れる。
車内は満席だが立ち見のお客さんは1車両5人ぐらい。
カオルは座った。隣には2名ママがいる。
そして4歳ぐらのお子様がひとり。
カオルとママの20cmぐらいの隙間に潜り込んできた。
靴を脱いでくれるといいなと思ったが脱がずに窓枠側を向きはしゃいでた。

カオルは頭を切り替えている。
「専門学校のインチキ教師」から「ビンボー詩人」へ。
そして5日後からのライブ「主役」に成り下がるオトコを待ち焦がれる。

ママ達の会話。
「ねー。ちょっとさ。○○さんてふつーにアブナクない?」
「て言うか。趣味がもろパクりってカンジでちょーあり得ないよね」
案の定カオルには1行も意味がわからなかった。
「普通に危ない」?
ノーマルにデンジャラス?
危険度レベルが中くらい?

カオルの隣のお子様はチョコボールみたいなお菓子を食べている。
ヨダレだか汗でチョコが溶けている。
電車がちょっと揺れた。お子様は反射的にカオルにつかまる。
カオルのコートには500円玉ぐらいの大きさにチョコがなすりつけられる。
ママ達は会話に夢中で「その事件」に気が付いていない。
カオルは「アマチュアの社会人」であるのでルールがわからない。
チョコでコートが汚されたコトはあまり愉快ではない。
それをママに言うのは「ただしい」 のか?
カオル自身気が付かないフリをした方が「オトナ・クール」なのか?
とりあえずお子様に言っても意味がないだろう。
コートをそろそろ洗おうと思っていたからちょうどよいキッカケでもある。

カオルは立腹したわけではない。
「謝罪・クリーニング代」を要求するつもりもない。
ただ「この事件」が誰にも気が付かれないまま「うやむや」になるのが
なんだか淋しかったのだ。

前にも書いた気がするがなんか「哲学」の問題。
「森の中で大木が寿命で倒れた。
 でも誰も『目撃』していない。さあ『音』はしましたか?」
そんなややこしいやつだ。物理学だったら「音はする」のだろう。
カオルがココで明かさなければ「チョコ」のコトは
お子様とふたりだけしか知らない。
カオルの経験で言えば「4歳の頃のそのレベルの事件」は
たいてい本人はあっさり忘却してしまうのだ。

まあそんなこんなでカオルは
釈然としない思いを抱えながら
2月14日前日のデパートお菓子売り場の様なニオイに包まれて
この日記を書いているのである。


おしまい。
 

雑務詩人 2005年05月10日(火)

  2005 4/21(thu) 18:50 pm
外をちゃんと見てないので天気がわからないが雨じゃない。


「芸術的雑務」をする日が今日。
90%以上完成しているものをチェックし
しかるべき場所にメールをしたり電話をしたり。
届けるものはリュックの「大事なところポッケ」にしまう。
「何時までにアレやってプリントアウトの間にマーカーしよう。
 明日の電車でMDをチェックして届けたら部品を買おう」
そんな風に予定を立てるのが好きだ。
なるべく効率良く1日にまとめる。
アイデアを垂れ流しとりあえず記録する日。
リハーサルや打合せの日。
精神科へ行く日。学校へ行く日。
物理的・概念的「大掃除」の日。
「飛ばして転ばないための完全休養」の日。

休養の日は基本的に誰にも会わない。
電源を切る。窓を開け「好きな文」を書いたり
眉毛を抜いたり写真立てを制作したり。
ネコと遊んだり映画を見たりダラダラする。

ほとんどの小説家はアマチュアから始る。
だから「他の仕事・バイト」をしている。
空いた時間に書く。風呂上がりに2時間とか。
確か村上春樹さんもジャズ喫茶経営のかたわら
深夜に書いていたらしい。それを「キッチン小説」と名付けていたらしい。
「そういう事情だから」とカオルは推測する。
初期の春樹さんの作品には「細かい章」が積み重ねられている。
それは「手法」ではなく「必然」だったのではないのかと。
とにかく「文のムードが途切れない・プライベートの感情の揺れが文に表れない」が
とても難しいことで「書く時間」より「その世界に戻る」作業というのが大事であると。
集中力・想像力・維持・意地・自信と謙虚。
要するにカオルにはまだ「長い文は無理じゃん」である。

カオルの住まいは「実家」であるがほとんどいない。
アジトや友人・愛人宅などを転々としている。
さすがに「外・路上」で夜を明かすことはないが
それに近いことはたまーにする。

テレビはまったくといっていいほど観ない。
先日のtvkもまだちゃんと観ていない。
だから「反日デモ」などは大変に驚いて
「第三次世界大戦」が始るんじゃねーのか?と。
いきなり「仲良くしろ」というのはとても難しいと思うが
「サッカーワールドカップ」などで代理戦争というわけにはいかんのか?
他にもなんでもよい。「辛いモノ平気世界大会」や「一筆書きカップ」。
「チャンネル争い」「天下り合戦」「早弾きコンテスト」など。

よってカオルを「電通」などのオブザーバーに所属させ
大金を得るのはキミの想像力次第であるぞ。

言い切っちまった。

おしまい。
 

公園詩人 2005年05月07日(土)

  2005 4/22 (fri) 13:00pm
太陽がサンサンと輝いている。


打合せの時間よりずいぶん早く到着したので
ありふれた公園で時間を潰した。カオルは「時間を潰す」のが好きだ。
余裕があればコーヒーショップなどに行きたかったが
ビンボーカオルンペンは公園のベンチを選んだ。
灰皿も水道もあるしタダなのがよい。
小鳥のさえずる声。風が強いので桜のようなピンクの花吹雪。
「絶対春が来た」と断言できるような陽射し。
ファーストフードの食事をしているスーツの男性。
子供連れのママが5名。子供は8名ぐらいかな。
公園から歩いて5分ぐらいのところに246号線があるのだが
10mぐらい離れたところで世間話をしているママ達の声が聞えるほど静かだ。

カオルは日記を書きながらちょっと迷ったけど
帽子を脱ぎ眉毛無しの顔で太陽を見つめて恩恵を受ける。
眉毛の部分がまだ白いので日焼けしたらいいなと思う。

コートを脱いでボケットを裏返し
底に溜まっている糸くずやタバコの葉を掃除する。
ノドが乾いたので水道の水をゴクゴク飲む。
カオルはヘビースモーカーなので水道水とボルビックの差がわからない。
あ。以前「硬水」と言うのを飲んだときは違いがわかったかな。

隣のベンチのお婆さんは熱心にずーっと本を読んでいる。
カオルの勝手な想像だけれどその本のタイトルは
「時間の止め方・操り方」という感じがする。

カオルはなんだか「自由」な気分だ。
基本的には寂しがり屋なんだけれど
ヒトゴミが大嫌いでひとりでノンビリするは好きだ。
とても穏やかな時間。ハダカになりたかったけれど
確実に通報されるのでそれは我慢している。

こういう時突然カネが猛烈に欲しくなる。
沢山のネコとグランドピアノがある部屋。
屋上もあってハダカで寝そべるのにちょうどいい籐製の椅子。
棚には自作の香水の瓶・写真立てや写真などを
外国の金持ちのように並べるのだ。
寝室にはウォーターベッド。

落語に「目印は昼寝しているネコ」というのがある。
目的地へたどり着く曲がり角のポイントを「ネコ」にしているのだ。
当然ネコはどっかへ行ってしまうので主人公は迷う。
なんだかそういう時代で暮らしてみたいなあと。
よし。お婆さんにその「時間の操り方」の本はどこで買ったのか訊いてみよう。

お。携帯が鳴った。
うむ。残念だが現実に帰る時間だ。
そう。いつまでも「うつつ」を抜かしている訳にはいかないのだ。


おしまい。
 

下北詩人 2005年05月03日(火)

  2005 4/16(sat) 20:30pm
けっこう寒かった。特に気を引かれる天気ではない。


カオルは突然「すべてのモノが敵」に思えることがある。
本当に爆弾が欲しくなる。ライフルでもいい。とにかく派手なやつ。

今日は戦友塚本との「密談」のため下北沢へ行った。
2年ぶりぐらいだったけれど「シモキタ」は
相変わらず「シモキタ」っぽいヤツらで埋め尽くされていた。
ライブを観たかったけれど時間がなかったのでリハを観た。
正しい音楽。恥を知っている音楽。どの曲も詩が良かった。

そこまでは順調だった。想定内だった。
カオルは前日ライブ&寝不足で
最近ガッツしているので体重が激減し
昨年うつ時より8kg減っていた。想定外。
さすがにエネルギー不足を自覚し
危機感を覚え2000カロリーぐらいあるモノを食べようと。

店名は忘れた。最近良くある前金制のチェーンな定食屋。
カツ丼を頼んだ。運ばれてきたのは海老カツ丼であったが。
すぐ隣のカップルが気になった。
彼らはカオルが入店してから一切会話をしていなかった。
ケンカをしているのかなあと思うほど「沈滞ムード」が漂っていた。
注文が運ばれてくる。無言のまま食べ始める。
美味しそうでもなく不味そうでもなく。会話もなく。
末期の「終っている」夫婦のように。
もちろん「ギャーギャーうるさいガキ」よりいいが
そのあまりの不気味なカンジがイヤだった。

北朝鮮の「天才少女」。
「プロ意識の消失・職務放棄」した娼婦が
目を空けて天井の方を眺めタバコを吸いながら
男子に挿入をさせているような。マグロだ。

食事が終りかけたころ彼女が彼になにか言った。
「最近マミちゃんは朝が苦手らしい」そんなカンジの話題。
彼は「相槌」を教えられなかったのだろう。マグロだった。
まばたきを2回ぐらいはしたのかもしれない。
ヨットパーカー。襟を立てたポロシャツ。
コンバースの真っ白なスニーカー。デニムのズボン。
太り過ぎた有名大学のラグビー部のような。顔はハンサム。
あと8kg痩せたらジャニーズ決定。
彼女は大量の化学兵器を使用しているにもかかわらず「それなりに」以下。
カオルが今まで目撃した中でいちばんタバコが似合わない彼女。

カオルのカツ丼(結果海老丼)が全然来ない。
有線では無害なBGM(カオルには有害)が垂れ流されている。
5曲聴いた。ちゃんと数えたので間違いない。
次の曲で注文の品が来なかったら椅子を蹴って帰ろうと思った。
その曲のサビの時に品が来たので「ギリギリセーフ」だった。

次の客はハタチ前後の2匹のギャル。
胸元の空きすぎた服。高すぎるヒール。
厚く塗れば塗るほど個性がなくなるタイプのメイク。
「その携帯カワイイね」
「うん。カワイクナイ?」
「うん。ふつーにカワイイ」

誰がだれに何を伝えようとしているのだろう。
カオルには理解できない言語。
異文化コミュニケーション。
「カオルさん。最近のシモキタではみんなテレパシーなんですよ」
そう囁かれたらカオルはあっさり信じてしまっただろう。

カオルは同席の相手に悪いと思ったが「失礼」と言い残し
我慢できずに外へ出た。階段を登ったところに「フォークのヒト」。
醜悪で偽善で音痴で「パフォーマンス」という言葉が
決定的に似合わない「ジャパーニーズ」の陶酔型粗大ゴミ。

カオルは「殺気立っている」ことを自覚。
通り過ぎる人たちをにらみながらシモキタを闊歩する。
帽子を取って血走った目で威嚇する。
むしろ「アクシデント」を期待していた。
「てめーナニみてんだよ?あ〜ん」
凶暴なカオルがいる。「やらかす」パターンだ。
でもそれより恐ろしいのは「うつ」のカオル。
「ムダだ。すべてムダだ。消えてしまおう。
 街が動かないならカオルが出ていこう」

昨年より「学習」したカオルは
「ココロの悪魔」をなだめ無事到着。
テレビをつけたらプロ野球がやっており
「さあ今年から始ったハーフタイムです。
 ヒップホップのDJ○○で〜す」。
スコアボードの上の液晶大画面に
ヒップホップな人たちが写る。
「 yo yo yo ここはジングウ。ぷろやきゅうさいこー」
手をブラブラし三つ編みのようなドレッドで
野球帽で金の太いネックレスで奇妙な節回しで。
ブリーチでお尻丸出しで変なヒゲで大量のピアスで。

プロ野球とヒップホップ。
誰の企画か知らんが
「お茶漬けにカロリーメイト」の方が断然良い。

審判のヒトは「セーフ」の時両手を「セーフ」の形にパフォーマンスする。
その動作が消滅しないかぎりヒップホップとの融合はない。
ちなみに「アウト」の時は親指を立てるが( THUMBS UP )
現代社会ではほぼ「 GOOD 」の意味で使用されている。
こういう時に心底ネコや音楽に感謝をする。
あ。正しい音楽ね。ネコは基本的に正しいのです。

じゃあな。
 

詩人の出逢い 2005年05月02日(月)

  2005 4/16(sat) 12:37pm
そんなに晴れてはいないがまあOKだ。


いまさら思った。
つくづく思った。
「人の縁」とは不思議なものだと。

昨夜は関内セブンスアベニューでライブ。
お客さんはたぶん10人ぐらい。
でも「集中して聴いてくれているステキな人」ばっか。
CDは3枚売れた。写真立ても6枚売れた。
たぶん3/21横浜ビブレ前で出逢ったオジサマだと思うが
最前列にすわりじっと聴いてくれてCDを買ってくれた。
tvkのオーガナイザー福原氏も銀髪のカワイコちゃんを連れてきてくれた。
しかもその娘が以前カオルの追っかけだったと。
さらに「連絡先がわからず逢いたかった藤川君」や
川崎クラブチッタの宮本君に再会。
ラッキーすぎる。

その日リハーサルを終了してダラダラしてたら
電話が鳴った。英二だ。満園英二。断酒仲間。黒夢・SADSの元ドラマーで
5月2日の関内ストーミーマンデーでカオルと遊んでくれる予定。
「カオルさん。今日オレライブなんだけど来てよ。」
「ダメだ。オレも今日ライブだ夜8時半頃」
「どこでやるの?」
「関内のセブンスだ」
「え?マジ?オレは関内のCLUB24だよ」
「そうか。じゃあオレがそっち行くから。15分後に」

24の楽屋を占領し英二と語り合った。
「カオルさん。キノシタ大サーカスすげーよ」
元ZIGGY の森重さん達とやってるバンドで
黒夢のサカシタ君ともやっと逢えた。

24の予定表を見たら翌日16日が「横道坊主」だったので
壁一面に落書きのメッセージを残してきた。
「潤さん遊んで。今井さん手品教えて。中村君ネコ元気?
 成沢君金返せ」
スタッフはカオルの暴挙を見逃してくれた。
金というのはカオルが「LSD」と社名を入れた写真立てを
他の人には売れないからと強制的に押し売りしたもので
彼らにはなんの罪もないが成沢君マケるから500円くれ。

おしまい。
 

杏仁詩人 2005年05月01日(日)

  2005 4/13 (wed) 0:05am
4月にしては寒い。もうすぐゴールデンウイークか。


最近はゼリーなどが大好きだ。
その中でも杏仁豆腐を好む。
ナタデココ入りであるとさらにワクワクする。
「豆腐」と呼ばれているのだからたんぱく質も混入している気がする。
もしそうなのであれば残り人生の半分の食事を
杏仁豆腐だけでも別にかまわない。
あと40年生きるとして1日2回食事をするとして
40×365×2がその回数だ。
それに150円(税込み?)をかけた金額を稼げばいいのか?

以前暮らしてた町にわりとよい中華料理屋がある。
そこでは杏仁豆腐を金属のタッパのような容器で自家製していた。
それがものすごく美味かったというのではなく
カオルも自家製にすればいろいろ得だろうと。
ただ「杏仁」がどこで売ってるのか知らないし
高値い可能性もあるしチカゴロは少し忙しいし
まあ結局はコンビニエンスだろう。

ナタデココは一時期エリマキトカゲのように
日本ではそれなりのブームになっていた。
それが売れるので「アジアの暑い島」に
専用の畑を依頼し現地の人に制作してもらっていたらしい。
だが我々愚かな日本人はバブルが崩壊したり
飽きっぽかったり「これからはティラミスよ」等とバカだから
せっかく開拓した畑も現地の人は持て余していたらしい。

その島の家族の会話。
「残念で残酷なニュースだ」汗を拭きながらパパがいう。
「え?なにがあったの?」コドモがハエを追い払いながら訊ねる。
「ジャパンの人がもうナタデココはいらないらしい」
「だってまだ1年もたってないじゃなの」と台所しながらママが詰問する。
「オレに言われても困る。とにかく仕事を探さないと」うなだれパパが言う。
妹は黙ったまま会話は理解できないが「空気」を呼んで
聞いてないフリをして貝殻細工などをしている。
ママは嘆きながら胸元で十字を切る。
慰めるようにヤシの木が風に揺れてサラサラと。

いつか「南の島の人」をキズ付けた「ニッポンのボス」は
呪いをかけられ髪の毛が抜けナタデココが生えてくるだろう。
白魔術。ブラックマジック。精霊。

そんなワケでカオルは今ナタデココを
よ〜く噛んでいる。


おしまい。
 


- Web Diary ResVersion ver 1.09 -