カオルの不定期日記



いかした文句 2004年05月05日(水)

  2004 5/5(wed) 8:45am 静かに雨が降っている。


手術のキズが少しうずく。
雨のせいだろうか。
今日は徒然なるママに書いてみよう。
 
ゴミ収集車の音楽が聞える。
オレはあの音を聞くと虚しく息苦しくなる。
理由なんてわからない。
 
太宰治の「人間失格」。
梶井基次郎の「檸檬」。
最近のオレの心境とよく似ている。
 
小説を書いて金持ちになったやつはいるが
金持ちで小説を書いたやつはいない。
と思う。
 
背が低いと言ったってボタンの穴はくぐれまい。
背が大きいと言ったってお月様には触れまい。
ふむ。なんとなくよい文句だな。
 
のんびりしているというより
何だか定まらずに揺れているというかんじだ。
ゴールデンウイーク中は一度撮影に行っただけで
あとはずっとゴロゴロしていた。
ゲームもしたがなんか燃えない。
以前はとても熱中したもんだったがな。
 
先日電車内で3人のギャルが大騒ぎをしながら
たこ焼きを食べていて非常にうるさかった。
しかしもしかすると彼女達は悪の一味から
「電車の中でばか騒ぎしながらたこ焼き食い続けんと
両親皆殺しやで。」などと
脅かされているのかもしれないと思いむかつくのをやめた。
 
はい。今日はこれでおしまい。
 

Life in the slow lane 2004年05月04日(火)

  2004 5/4(tue) 8:40am 灰色の空。遠くのほうに大きな黒い雲のカタマリ。


古い日記より。
 
 
1995年7月 5時2分PM
川崎駅前の雑居ビル
スナックコスモス 焼鳥白夜 テレクラアップルハウス
放置自転車禁止区域 イタリア性高級腕時計2000円
「アウシュビッツ展」のプラカードを持つ男
今日の天使はどこにいる 太陽はまだがんばっている
オレはこの街で「我慢」を学んだ。
しかしそれにいったい何の意味があるのかはまだわかっていない。
 
もう10年近くたっている。
あの頃はひとり暮らしで
ネコも飼っていなかった。
肉体労働をやっていて
いつもへとへとでハラペコだった。
ピアノの弾き語りを始めたのもこの時期で
今よりずっと痩せていた。
本当に貧乏だったけれど
目だけはギラギラしていたと思う。
鬱病の気配すらなかった。
 
酒も毎日沢山飲んでいた。
マグカップに焼酎を入れて
そのまま飲んだりお湯でわったり
今思えばこれがアル中の始まりだ。
 
10年の間に色々なことがあった。
みんなもそうだろうと思う。
10年前に今の自分が想像できただろうか。
 
今はあの頃よりも貧乏で
ココロにもお腹にも贅肉がついた。
 
今朝は5時ごろメガ覚めて
久しぶりにギターを弾いて新しいメロディーを探していた。
 

一方美男 2004年05月02日(日)

  2004 5/2(sun) 5:00am 少し肌寒い。なんとなく晴れない気がする。


午前5時。とても静か。
ちょっと前の日記で
「窓ガラスを砕けば景色さえも砕けそうな
 ダリの絵のような夜。」と書いたが
ダリではなくルネ・マグリットのマチガイ。
ずっと訂正しようと気になっていたのだ。
 
今度のCDジャケットも親友のイタルに頼んだ。
予想以上に素晴らしく感激している。
ピカソ・フォロン・和田誠・バスキア・ダリ・マグリット。
著名な画家と同様イタルの絵をリスペクトしている。
オレも絵が上手になりたいもんだ。
 
午前4時半頃ワンギリの電話が。
悪人は夜も働いているらしい。
ちなみにオレはワンギリをすべてメモリーしている。
全部で16件。No5のがいちばんしつこい。
 
5月1日で酒をやめて丸2年だ。
たまに飲んでしまった夢を見るけど
普段の生活では全然飲みたくなくなった。
あ。でもライブ終了後のビールはな。
オレ知ってるぜ。それ美味いんだよな。なんて言ってる。
酒をやめていいことのほうが断然多いのだが
打ち上げの席で間が持たないのがツライ。
それに酔っ払いも嫌いになったのですぐに帰りたくなる。
まったく勝手なもんだ。
 
今年から少し自分勝手に生きてみようと思ってる。
どうもオレはよくも悪くも八方美人的傾向が強い。
それをやめて人からどう思われようと
自分の信じた価値観で作品を作り生きていこうと。
気高くなるべく本音でなるべく嫌なことをしないで。
 
今回のアルバムで持ち駒を全部使ってしまった。
ゴールデンウイークは休む。そしてカオルは新たなる道を歩き始める。なんちゃって。
 


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