カオルの不定期日記

■ a waiting room with a view

2004年04月26日（月）

2004 4/26(mon) 22:22pm 　明日は雨になるらしい。 今日は精神科の喫煙室から 飛行機雲を眺めていた。 とてもよい天気。 久しぶりによい気分。 　 2週間ほどのレコーディング期間中に 2件の通夜に参列し2度見舞いに行った。 レコーディングが終了した脱力感もあり ライブの日まで自然と死について 深く何度も考えていた。 　 動物は決して自殺をしない。 個体数を維持するためのレミングの大移動や どう考えても自殺としか思えない行動をとるイルカなど 一部の特例をのぞけば動物は自分で死ぬことができない。 ストレスを抱えた動物は本当にかわいそうだ。 「オレつらいぜ」と言うことができない。 　 オレは自殺を完全に否定していたが 最近はわからなくなった。 10歳の子供と80歳の老人の自殺。 健康な人と重病の人の自殺。 それ以外にも様々な例があり すべてを同列には語れないなあと思うようになった。 　 生理的に嫌な音・環境などがあるように 根本的に絶対的に致命的に この社会と合わない人がいても不思議じゃない。 精神科の待合室でそう強く感じた。 　 今日はレコーディングが終ったＭＤを 曲順を考えながらずっと聴いていた。 そして初めて自分の唄で自分が癒されるという体験をした。 気がつくとハラがとても減っていて 中華そばを食べ菓子パンを3個食べた。 当然タバコがうまくまあ生きていればこそだなあと。

■ ピアノ鳴らしのライセンス

2004年04月23日（金）

2004 4/23(fri) 16:00pm 今日は風が強い。夜は星がよく見えるのかな。 レコーディング疲れがどっとでて 丸2日間ほとんどゴロゴロしていた。 まあ電話連絡やＭＤダビングなど 最低限の事はしたけれど。 歌詞カードのチェックとかもしたな。 　 それ以外にもやるべきことは沢山あるのだが なんというか気力が出ずに眠り姫。 そう言えば林檎も食べた。 きっとその中に眠り薬が入っていたのだろう。 どうせ諸々を来週やっつけねばならんのだ。 それまで王子様のキスでも待っていよう。 　 今日は妙に早起きしたので ずっと気になっていた免許の書き換えに 二俣川にある試験場まで行ってきた。 優良運転者なら警察署ですぐなのだが オレはペーパードライバーのクセに 他人の身代わりに点数をあげたりしたので。 　 どうせ時間がかかるだろうと思っていたが わりとスムーズに手続きは終り 1時間30分ぐらいで免許を受けとることができた。 　 講習の映画もちゃんと観た。 通常ああいうのは寝てしまうか 笑ってしまうカオルなのだが 今回はさだまさしのフォークソングからはじまる その映画をじっくりと観て 飲酒運転事故はマジで恐ろしいなあと思った。 　 免許証の写真は帯状疱疹の痕も しっかりとうつっているので笑える。 それと一緒に映画を見ていた人達は みんなオレと同じ牡羊座なのかなあとボンヤリ思っていた。

■ マザー・ネイチャーズ・ソング

2004年04月18日（日）

2004 4/18(sun) 6:30am　今日はいい天気になりそう。まだちっと寒いけど。 昨夜もレコーディングで遅かったのだが 脳が興奮しているらしくこんな早く目覚めてしまった。 身体は疲れているし今日は中休みなので もう少し寝ようと思ったのだけれど 昼寝の楽しみのために起きることにした。 　 詳しくはそのうちmumix magazineに書くが やはり10曲以上のレコーディングというのは大変だ。 オレにしてみれば初のフルアルバム。 オケはかっこよく録れたのであとは唄次第。 そんなプレッシャーもあり 肉体よりも精神的にかなり疲れた。 　 早い昼飯は食べていくのだけれど レコーディング中はダレてしまうので食事は摂らない。 エンジニアのCH@PPY君とコーヒーがぶ飲みでがんばった。 夜中帰宅するとオレを産んでくれた人が オニギリなどを置いておいてくれたのでずいぶん助かった。 助かったといえば帰りは車で送ってもらえたので スタッフにもとても感謝している。 　 声の状態は尻上りによくなったのだが 始めは全然ダメで1曲も録音できない日もあった。 禁煙しようと思っていたのだが ストレスが溜まるので節煙にした。 それでも普段の三分の一以下ぐらいまで減らせたかなあ。 　 レコーディングもあと明日から2日間の予定。 そのあとすぐ関内セブンスアベニューのライブ。 なんとなく燃えそうな気分。 それが終ればジャケット関係の打合せなど。 　 今日は誕生日にもらった本などを読み ネコと一緒に昼寝してゆっくり休むことにするか。 というわけでまたね。ぴゅいーん。

■ 春色のワン・テイク 虹色のベスト・テイク

2004年04月11日（日）

2004 4/11(sun) 20:05pm　よい天気でしたな。 昨夜はとても疲れていて 睡眠薬を飲まずに いつの間にか寝ていたカオル。 　 レコーディングは強行軍だが順調。 我々貧乏バンドマンは 限られた時間の中で録音しなければならない。 売れっ子のように 「今日声でないから明日ね。お疲れ。」ができない。 どんな体調でもその日にやるしかない。 だからレコーディングというのは レコード＝記録とカオルは考えている。 その日の状態でのベストテイクを 録音するしかないのである。 　 自分のコトばかり書いているが イラクで人質になってる人達のコトも 多少は気になっているカオル。 これを書いている現時点では なんの進展もないようだが 無事に解放されればよいと思っている。 　 今朝は身体中がミシミシ痛かったが 早起きして様々な雑用をこなした。 そして当然昼寝をした。 とても楽しい夢を見たようだが 起きた瞬間に忘れてしまった。 　 唄入れが水曜日から始る。 それまで禁煙しようかなあと。 でもなかなかむずかしいなあ。 　 とにかくベストを尽くすしかないし ペテン師カオルも唄だけは 煙に巻くわけにはいかないしね。

■ もりもり もくもく ぐうぐう

2004年04月05日（月）

2004 4/5(mon) 23:30　　外は寒かった。 えっへん。 40歳になったので なんとなくいばってみた。 　 当たり前の話だが何かが特別変わった訳ではない。 帯状疱疹は相変わらず痛痒いし金もない。 　 40歳は不惑といわれているし なんか言い逃れのできない年齢のような気がする。 　 30代最後のライブはひとりでやった。 とても気持ち良く唄えたし声も出た。 考えるより先に身体が動いたしな。 ステージ上でローソクを吹き消したなんて もしかすると初めてかもしれないな。 プレゼントもたくさんもらえて 部屋の中が東急ハンズのようになった。 　 5日の朝9時ごろ書き込みをした。 そのあとまだ眠かったので 夕方近くまでグースカピー。 ノロノロと起きて一服。 もらったシャツと帽子をかぶって目医者へ行った。 そこにはカオル好みのかわいい看護婦さんがいる。 生年月日を記載した保険証を渡したので 「ハピバースデー」を言ってくれると期待していたが そういうサービスはやっていないようですぐに検査。 順調に回復しているらしいがちょっと物足りない。 　 久しぶりに肉をモリモリ食べ 水をがぶがぶ飲む快感を味わった。 キング・エドワードという葉巻を買い エドワード・ゴーリーの絵本を読んだ。 気付いたらまた眠っていて こんな時間になっていたという訳さ。