カオルの不定期日記



オヤカタはヒサカタ 2004年02月28日(土)

  2004 2/28(sat) 7:28am 窓の外はとても良い天気


今週はとても充実した1週間だった。
月曜はレコーディングの濃いミーティング。
次の日は税務署に行き確定申告。
とても混んでいて職員もとても忙しそう。
でも昼休みになると職員が全員いなくなるのはまいった。
時間をずらして飯を食うとかできないのだろうか。
その辺がお役人の融通のきかなさなのだろう。
 
水曜日は学校。
この日は朝からとても眠かった。
キャロルキングのライブを聴きながら通勤した。
授業が始ってもすぐ鬱の芽が顔を出す。
クスリを処方より多めに飲んでしまう。
生徒に課題をやらせてじっとしている時間が耐えられず
過呼吸気味になり教室をでて何度もタバコを吸いに行く。
昼休みは飯も食わず椅子を並べて横になっていた。
帰りも逃げるように学校をあとにし
電車では読書やMDを聴く気力もなく
ひたすらじっと目を閉じていた。
家について軽く飯を食いすぐに眠ってしまった。
悪い生徒はいないのにどうしてこうなってしまうのだろう。
 
木曜日と金曜日は水道の配管工事のバイト。
親方はヒサカタ君。日本一ギターのうまい水道屋だ。
ひと晩泊めてもらい子供達に遊んでもらった。
眠るときひとりで寂しいだろうからと
奥さんがネコのぬいぐるみを枕元においてくれた。
仕事自体は一瞬パイプなど重いモノを持つだけで
あとは細かい手作業になる。
思ってたよりはつらくないのだが
手の筋がパンパンにはって痛くなるのが困る。
これでも一応ピアノ鳴らしだからな。(弾きというほどうまくないので)
帰りも隠れ家まで送ってくれて
タバコも買ってくれた優しいヒサカタ君。
 
さて今日は1日寝て過ごすとするかなあ。
 

自分にピッタリの言葉 2004年02月20日(金)

  2004 2/20 5:45am  空はうっすらと晴れている。


静かな朝だ。
窓ガラスに石をぶつければ
景色さえも壊れてしまいそうな
ダリの絵のような静かな朝だ。
 
昨日は早めに布団に入ったのだが
変な夢ばかり見てあまり眠った気がしない。
1時間おきぐらいにメガ覚めて
そのたびにタバコを吸って。
節煙しなくちゃ寝タバコ危ないですよなのに。
ダメですねえカオル君は。
 
また眠りの世界に戻りたいので
睡眠薬をさっき飲んだところです。
こんなことばっかしてるから
酒も飲んでないのに肝臓の数値が
あがってしまうのですよ。
ダメですねえカオル君は。
 
昨夜松本清張の「砂の器」を見た。
確か3度目になると想う。
ずいぶん前と7年ぐらい前と。
いい映画だし景色も懐かしいし
よくできているなあという感じなのだが
今見ると少し気になるところがある。
指揮の演技がヘタだったり
オヤジに仕送りしてなかったのかよとか。
住所不定無職鬱病のクセに偉そうですいません。
 
昨夜メールで「踏ん張る」という
今のオレにぴったりのコトバを教えてもらった。
倒れないように踏ん張る。
クスリ飲み過ぎで便秘がちなので踏ん張る。
これも今年のキーワードにしよう。
それと「焦らない」「あきらめない」。
欲張り過ぎですかねえ明智さん。
 

フォーエバー・ギャング 2004年02月19日(木)

  2004 2/19(thu) 17:30 ずいぶん日がのびてきた気がする


学校へ行くとヘトヘトになってしまう。
意外と朝のラッシュより帰りの方がツライ。
生徒に課題をやらせている間は
本を読んだりたまにタバコを吸いに
教室を出たりずいぶん楽しているのだが。
講義したり質問に答えるときは
自然と全力投球になってしまうが。
何はともあれもう半期から1年続けることになった。
 
昨日も帰ってきてクスリも飲まずに夜9時には寝てしまった。
最もそのあと12過ぎに起きてしまい眠れないのでクスリを飲むのだが。
最近はよく眠れるようになった。
というか寝てばっかいる。
潰したはずの鬱の芽がニキビのように出てきて
それが大きくならないようにする日々。
やるべきことのリストを作る。それで精一杯。
どれからやっつけるか考えてる間にグースカ。
ダメですねえカオル君。
 
最近気付いたのだがもう2ヶ月以上
まともに本を読んでいない。
今読んでいるのが田口ランディの「アンテナ」。
電車や布団の中でチビチビ読んでいる。
部屋にテレビがないのでテレビも全然見てない。
夕食のときにNHKニュースや「試してガッテン」を
チラチラと見るぐらいだ。
 
横浜坊主にも書いたが
嫌いな人もいると思うが
今のオレには「がんばれ」が必要だ。
というか「適度にがんばれ」ですな。
鬱傾向にある人は完璧主義の人が多いらしい。
確かにオレもそういうところがある。
そんなの絶対無理なのになあ。
まあぼちぼちがんばりましょうよカオル君。
 

笑顔までの時間 2004年02月15日(日)

  2004 2/15(sun) 15:30pm 寒くもないしよい天気


昨日のライブは楽しかった。
共演者・沢山のお客さんに感謝。
チョコレートもいっぱいじゃないけどもらった。
ぜーんぶひと晩のうちに食べちゃった。
紅茶をくれた人もいてなるほど気が利いてるなあと思った。
 
興奮気味で眠れなかったので
最近日課としている朝の散歩へ。
公園には老人が多い。
リハビリしている人・朝から酒盛りしている人
ジョギングをしている人・ハトにパンくずをあげている人
犬を遊ばせている裕福そうな奥様。
答えのでない人生とは生活とは何かを考えそうになる。
オレはなるべくアタマを空っぽにして
軽く走ったり早歩きしたり。
 
家に戻ると嫌でも現実へかえる。
机の上には求人雑誌。
ページをめくるまで時間がかかる。
鬱の芽のようなものが顔を出す。
やっと雑誌を見るが2ページほどでやめてしまう。
昼食までまだ時間がある。
布団に入って無理矢理寝てしまう。現実逃避。
家があるだけマシだろ。そう思っても欲望に際限はない。
じゃあいったいどういう状況になればオレは満足するのだ。
 
いつまで続くのだろう。
 
でもこんなオレのことを応援してくれる人がいる。
必要としてくれている人がいる。
同じ鬱病や多重人格障害の人達の
「カオルに救われた」というファンレター。
フラレたり離婚した人達からの
「あなたの唄が好きです」というメール。
ココロの底からありがとうと思う。
何度もいうがやるしかねえんだよな。くそ。
まだ世の悪党連中にひと泡吹かせてないじゃねーか。
へ。がんばろうぜ。
 

華麗なる約束 2004年02月10日(火)

  2004 2/10(tue) 18:00 そんなに寒くはないようだ。


今日は1日まったく何もしていない。
疲れた身体を癒すというわけでもなく
明日への気力を蓄えるというわけでもなく
ただひたすら惰眠をむさぼり
訳のわからない夢と妄想にふけっていた。
のんびりしているというより
焦点が定まらず揺れているというかんじ。
 
鬱というわけではないが
鍵盤の前に座っても弾く気力がない。
昨日は速足ウォーキングをしたのにな。
やるべきことは山ほどあるはずなのに。
この日記もやっとの思いで書いている。
 
また風が吹くだろう。
そうしたらオレは飛ぶだろう。
きっとそういう日が来るとわかっていても
何か罪悪感のようなものをかんじてる。
食事を摂るのもそうだ。
「何もしてないくせに飯ばっか食いやがって」
 
一歩も外へ出ていないから天気もわからない。
気がついたら暗くなっているし。
だいたいこんな日記に意味があるのだろうか。
 
鏡を見ていないからわからないけど
きっとヒドイ顔をしてるんだろうな。
 
えーい。
こうなりゃ今日はイジでも何もしないぞ。
アト2ヶ月で40歳だぞ。
もうすぐライブだぞ。
今日はそういう日なんだ。
仕方ないんです。
14日は華麗に舞い踊る姿を見せると約束しよう。
 

子供に会いに行く 2004年02月08日(日)

  2004 2/8(sun) 19:00 pm 今日も良い天気。雲は多いけど。


今日は横浜で
レコーディングのミーティングをした。
かなりハードなスケジュールになりそう。
まだ未定だが3月ぐらいから
録り始めることになりそう。
 
実家に戻って約1ヶ月。
栄養状態が格段に変わったせいか
4kgぐらい太ってしまった。
本格的にウォーキングでもしないとヤバイな。
 
実家にもネコが2匹いる。
トロとムグの兄妹と子供。
兄妹の方がレイちゃん。
8kgのコロコロちゃんだ。
子供がモモ。スタイルよし美人。
最近やっとなついてくれたが
まだ「人の家のネコ」という感じは否めない。
今月前の家にいく用があるので
トロ君達に会えるのを楽しみにしているが
忘れられている可能性も高い。
なんか離婚して月イチで子供に会いにいく
お父さんのようでちょっと情けない。
 
14日のリハは明日から突貫工事。
Gアオシバ Bムー太郎 Drゲッペルスというメンバー。
さてどうなることやら。
 
最近高い声が詰まるので
念のため医者にいってきた。
ポリープのようなものはできてないが
軽く炎症を起こしているらしい。
原因は長年のタバコ。
でも禁煙しても元に戻るわけではなく
歳と共に音域が狭くなるのを防ぐ効果しかないらしい。
という訳でカオルタダイマ節煙中。
 

兄貴の口癖 2004年02月05日(木)

  2004 2/5(thu) 18:30 pm 夕焼けがとても綺麗だった。月は満月。


先輩の葬式にいってきた。
なんとなく今日は泣かないだろうと思っていたけれど
遺体と対面したときには涙が止まらなかった。
鬼頭君が棺にウイスキーを注ぐ。
しずくがオレの手にはねたので
一滴ぶん舐めて最後の乾杯。
「カオル。そんなの飲んだうちに入んねえよ。」
「鎌田さん。オレ禁酒してるんでこれで精一杯ですよ。」
きっと生きてたらそう言うだろうなあと
泣きながらボンヤリと思った。
 
鎌田の兄貴と出会ったのは18ぐらいの頃。
何度か対バンしたし酒も教わった。
潰れてゲロゲロになるまで飲まされた。
「何かあったらいつでも来い。
 豚カツ食わせてやるから。」が口癖だった。
 
しばらく会ってなかったんだけど
この前のライブ自由ケ丘のハックルベリーにきてくれた。
オレの後ろでじっと聴いているので
そりゃあやりにくかったぜ。
 
ライブが終わったあと鎌田さんは言った。
「カオル。家追いだされたんだって。
 つらくなったらいつでも来いよ。
 豚カツたらふく食わせてやるから。」
 
火葬場は不気味なくらい清潔だ。
そして様々な死が手際よく焼かれていく。
オレは火葬が終るまでの御歓談が嫌で
ずっと外でタバコを吸っていた。
とても綺麗な夕焼けを見ながら
オレが死んだらやっぱ焼かれるんだよなあと
そんなことを考えていた。
 
あ。オレまだ豚カツ食わせてもらってない。
今度会った時たのむぞ兄貴。
 

All You Need is・・・ 2004年02月02日(月)

  2004 2/2(mon) 21:00 pm  今日は寒いし雨だ。


まだ雨が降ったり寒いと
手術したところがいたいなあ。
 
明日は節分だ。
「鬼っはそと うー ふくわらい うー
 パラッパラッパラッパラ パパラッチ
 鬼とこっそり泥団子 うー」
あれこれギロチン誌上ライブでやったけ?
まあいいや。
 
ガキの頃はオレ結構真剣に
節分してたなあ。
鬼のお面作って歳の数だけ豆食って。
でも結局落ちてるやつ
あとで全部食べちゃうんだけどね。
 
どうでもいいけど吉野家の牛丼が
食べられなくなってしまうかもらしいじゃないか。
オレは愛好家であるので寂しい。
金があってもわざわざ食べに行ったこともある。
紅生姜が好きだから
肉が見えなくなるほどのっけてな。
あの辛くない七味バサバサかけてな。
この一連の事件もアメリカ絡みだろ。
何やってんだかあの国は。
NASAの火星とかはすごいし
いいなあと単純に思うけど
あれも軍事目的という噂もあるし。
とにかく早く不発弾全部拾ってきなさい。ブッシュ君。
 
とりインフルエンザも怖いけど
最後は我が師匠saybowの最近のコトバを
引用して終りにするか。
 
「すべては精神力。
 精神力とは有意義な人生をすごそうとする力。」
 


- Web Diary ResVersion ver 1.09 -