カオルの不定期日記



カオル深海より浮上中? 2003年09月28日(日)

  2003 9/28(sun) 22:20pm  今日はすごしやすいおだやかな天気。


久しぶりの日記だ。
9月11日のイベントのあと
立て続けに個人的な事件が幾つかあり
もともと躁鬱傾向のあるオレは深い海の底に潜ってしまった。
 
ある人間のプライベートに関することもあるので
事件・出来事を詳しくは書けないが
そのうちのひとつはオレが以前勤めていた
古巣ライブハウスベルズを「無期限出入り禁止」になったことだ。
もとはといえばオレが悪いのだが
やはり客としてもいけないというのはつらい。
 
ベルズ入り口にかかれている絵は
オレのCD「詩人は夜明けにガムを噛む」のジャケットを書いた親友イタル君。
とても素晴らしいのでベルズに立ち寄った際はじっくり見て欲しい。
ちなみにイタル君とはガキの頃からの悪仲間で
ちょっと前にアップした童話「コロとイタル」のモデルです。
 
ずいぶん回復したのだがそんな幾つかの事件が引き金になり
睡眠薬を飲んでも40時間ぐらい眠れなかったり
食事もほとんど摂れずに3kg位痩せてしまった。
一時は過呼吸と手にうっすらと汗をかく緊張状態が続き本当にきつかった。
 
回りを見るとオレよりはるかにヘビーなトラブルを抱えている仲間が多いのに
そういう状態の時は自分がいちばんつらいんだと思ってしまう。
でも今は文章を書けるようになったしライブも近い。
溺れている友達を助けたくても傷が痛くて泳げない。
まずオレが復活する。時間はかかるかもしれないが
必ず復活して助けにいく。
 
みんなからのメールもちゃんと読んでいる。
ただ返事はなかなか書けないのでその辺は許してね。
ずいぶん励みになっているんだぞ。
ああオレを待っている人もいるんだなあって。
新アドレスを書いておくよ。thekaox@ybb.ne.jp
kaoxだけにしたかったのだが誰かがすでに使用していた。
「ジゴロ」も「あぶく」も使われていた。
 
では今夜はこの辺で。
 

悪夢を憐れむ唄 2003年09月15日(月)

  2003 9/15 6:00am 窓を開けていないので天気はわからない。


とても怖い夢を見た。
目覚める直前大声を出してしまった。
起きた瞬間に忘れてしまったが本当に怖い夢だった。
40時間ぶりにやっと眠れたのにがっかりだ。
 
以前酒と安定剤と睡眠薬の乱用で
幻覚に悩まされていたころの夢に似ている。
しかもそれは目覚めていて道を歩いているときにも見てしまう。
眠ると悪夢。起きていると幻覚。
あれは本当に地獄だった。
 
ローリー寺西さんは怖い夢を見たあとの
ああ夢でよかった的安堵感が好きで
電気毛布2枚にくるまり思い布団をかけて
胸の上に手を組んで寝るらしい。
 
「二コパット」というタバコをやめる人のためのグッズがある。
肌に貼ってそこからニコチンを吸収するので
タバコが吸いたくなくなるという代物。
ただとても怖い夢を見るらしい。
叫ぶ詩人の会のドリアンさんや有名音楽プロデューサーS氏は
それを面白がっていたがオレにはその心境がわからない。
 
それにしても最近嫌な出来事が続く。
そして困ってる仲間に何もしてあげられない自分に腹が立つ。
銃声も演説もゴミ収集車のテーマソングも聞きたくない。
言い争いも国家権力の横暴もバラエティー番組の笑い声も。
人と話すのがとても疲れた。
どうしてオレは顔だけで笑いながら
リップサービスをしてしまうのだろう。
社交辞令なんてチンピラは絶対に言ってはいけないのではなかったのか。
 
うーどうにかなりそうだ。
ということはオレは狂ってないのだ。
そうか。狂いそうだということはオレはまだ狂ってはいないのだな。
 

カオルズ・シルヴァー・ハンマー 2003年09月12日(金)

  2003 9/12(fri) 13:13pm  今日は蒸し暑い。サンダルにしようか靴をはこうか。


我が家にはネコが6匹いる。
ネコは突然の大きな音に弱くて
真夜中ジッポのライターを床に落としただけでも
ビクってしまう。
 
イラクを始め過去の戦争の時爆弾の音はネコにとって
さぞ恐ろしかっただろうと思う。
もちろんネコだけじゃない。
犬・ウサギ・カエル・バッタ・アメンボ。
 
くり返すのはやめたい。
ナガサキ・ヒロシマの人々は原爆で
本当に残念な無念なツライ思いをしたはずだ。
今回の戦争アメリカが使用した劣化ウラン弾は間違いなく核兵器。
 
オレたちはなぜもっと強情に反対できなかったのだろう。
結果的にオレたちは戦争に参加してしまった。
イラクの人はきっとこう言うだろう。
「ジャパニーズ?ああ。アメリカの味方の国ね。」
ちょーかっちょわりい。
 
起こったことはすべてよしとするしかないと
よくなるように生きていかなきゃいけないとオレは考える。
yes. yes. yes.
 
責任追及より今後起こりうる同様のことやもっと悲惨なことに
過去の大失敗から学び少しずつでいいから
ゆっくりでいいからいい方向に変わっていくいくことだ。
sweet revolution やわらかな革命。
もちろん「いい方向」と言うのは価値観よって違う。
アメリカの政治家達もヒットラーも「いい方向」のためにあんなことをした。
しかしオレは基本的に人が人を殺してはいけないと思うし
例え殺し合いをする時にも大切なことは「思いやり」と「ルール」だと思う。
 
昨日9月11日にアメリカがテロに遭った日に
アメリカの悪口を言うとイベントをやった。
正確に言えばこれはオレ個人の意見で
出演者の総意ではないしアメリカの国民ではなく政治家どもに向けたものだ。
出演者の総意は「平和って素晴らしい。」だ。
 
本当に楽しくて素晴らしいイベントだった。
仲間・お客さん・スタッフ・戦友に心から感謝する。
打ち上げのあと家に帰ってビデオを見た。
ネコも起こしてテレビの前に座らせて見せた。
1曲目の「ルール」でオレは白旗を振りながら登場したのだが
その白旗のヒラヒラにネコがじゃれついて遊んでた。
2曲目のラブレターは退屈だったらしくてネコはアクビをしていた。
 
平和について語れるときこそ平和なんだと噛みしめながら唄った。
伝わったかなあ。
 


- Web Diary ResVersion ver 1.09 -