カオルの不定期日記



魔のコーラ事件再び!? 2003年06月27日(金)

  2003 6/27(fri) 23:00pm 雨が降ってないので洗濯をいっぱいした。


ノートの整理をしていた。
蚊がいたのでタバコを持ったまま
叩きつぶそうと手を打った。パン。パンパン。
灰が落ちコーヒーに命中。ジュッ。ぬおっ。
逃げながら蚊のフライデー(仮名)が「無精した罰でーす」と捨て台詞。
 
新しく入れなおそうとカップを持ち上げたら
手を打った音を自分を呼んだ合図だと思い込んだトロ君が
いつの間にかそばに来ていてズリズリンと手にじゃれつきコーヒーがこぼれる。
白いズボンにかかる。入れ立てなのでとても熱い。
コーラ事件が頭をよぎる。
 
慌てるんじゃあないぞ。
 
しかしトロにも飛沫が飛び散りフギャウ〜ンと猛ダッシュ。
卓上の香水の瓶が落下し割れたのでオレの部屋はとてもいいニオイだ。
ちょっと強すぎるけどね。
 
オレとトロ君は古いアメリカのテレビ漫画のようにマヌケで仲良しでおもしろい。
今夜もいっしょに寝ようね。アタマくっつけて寝ようね。
それにしてもトロ君いいニオイだなあ。
ちょっと強すぎるけどね。さあいい夢見ようぜ。スミオヤ。
 
安直な希望はあっさり打ち破られる。
虐殺を逃れどこかに潜んでいた蚊のフライデー(仮名)は
仲間を引き連れ深夜オレを刺した。顔を2カ所。胸を1ヶ所。足を1ヶ所。
痒くて目が覚める。暗闇の中化粧ポーチを手探りでムヒをつける。
明日の復讐を誓いながら大量にニュルニュル出しすり込む。
トロ。いいか。これはオレたちに対する挑戦だ。全面戦争だ。
でも今は眠いから寝るぞ。スミオヤ。
 
朝起きて顔がガビガビなので鏡を見ると
バラエティーショーの罰ゲームのように真っ白だ。
うげ。なんじゃこりゃあ?!
お答えしましょう。
それはムヒではなく歯磨き粉だったのですよ。合掌。
 

Kaoru in the Vanilla Sky 2003年06月23日(月)

  2003 6/23(mon)  雨が降っている。


変な夢を見た時や
何かを思いついたりしたときのために
枕元にノートを置いてある。
眠れないときには暗い日記を書いたりもする。
 
他には読んでいない漫画や本・ヘアバンド。
あまり使わないが目覚ましが三つある。
以前はデカい灰皿も置いてあったのだが
すぐひっくり返すしあちこち焦がして
アブナイので最近は撤去した。
 
今朝そのノートをチェックしたら
大きな字で「カッパ商会」と書いてあり
それをグルグルと丸で囲んである。
さらにその下には小さな字で
「おかわりは自由・滝の流れ・遊び相手の」とある。
 
なんだろう。
どう見てもオレの字だしな。
我ながら腦の性能に疑問を感じる。
噂どおり狂っているのだろうか。
 
それにしても気になる。
すごいアイデアだったらどうしよう。
たぶん変な夢を見て書いたのだと思うが
まったく推測も出来ない。
以前「忘れられないことは忘れちゃいけないこと」と書いたが
これは「忘れたことはたいしたことじゃない」というかんじか。
 
そう思わなきゃ残念すぎるぞ。
 
カッパってあのカッパしかないよな。
おかわり「は」自由だから何かは自由じゃなくて
その辺が謎を解くカギなのかな。
 
迷宮入りですかね。明智さん。
 

楽しいショッピング・・・してますか? 2003年06月22日(日)

  2003 6/22(sun)   蒸し暑い1日だった。


ペーパードライバーのオレにとって
ドライブとは座っていける散歩のようなもの。
運転手さんには悪いがオレは好きだな。
だって楽チンだから。ケケケ。
 
以前関西方面にツアーに行ったとき
出発がお盆だったので嫌な予感はしていたが
大坂まで20時間近くかかったことがある。
大量に持ち込んだ酒も飲み尽くしてしまい
年中顔を合わせているメンバーだけでは話すこともない。
途中雨が降ってきたので窓を閉めるが
クーラーなどないので車内は地獄。
あまりに退屈なのでオレが運転手を志願すると
まっ赤な顔のメンバー達にあっさり拒否された。
 
今日のドライブは横浜へ。
ストーブスでダラダラと飯を食ったあと
生まれて初めてドンキーホーテに連れて行ってもらった。
香港の裏通りのような節操のない商品陳列。
オレも節操なくいろいろ買ってしまった。
ネコのオモチャと煮干し。携帯灰皿。
DVD「太陽の帝国」「ビッグウエンズデー」
「セロニアス・モンク」「アルタードステーツ」
「Jimi Hendrix ̄woodstock」
ライター・香水・シーブリーズ・小型扇風機。
煮干しの袋とDVDをいっしょに入れられたので
ジミヘンには少し悪いことをしたなあと思っている。
 
雨が降ってきたがこの車にはエアコンがあるので大丈夫。
ワイパーの音とFENから流れる音楽がシンクロする。
ノートを取りだしもぞもぞと何か書いてみる。
「どうしたんだベイビー
 まるでオレ達が恋人だった頃の泣き方じゃないか」
少し窓をあけてタバコを吸う。
抜け道を見つけた魂のように煙は空に消えていく。
いつのまにか街は夜だ。
 

ただ、ただ ぼんやりと・・・ 2003年06月16日(月)

  2003 6/16(mon)  晴れと書くしかないんだろうがそれにしても汚い空だ。


オレに必要なのは散歩だったのだ。
関内の病院帰りに公園で太陽を浴びる。
座る場所に気をつける。
オレは小便の上に座るのが嫌いなんだ。
 
片腕の男。目ヤニだらけの車イスの男。
段ボールの上でサイコロを振り続ける男。
水道でコートを洗濯する男。
車座で酒を飲む男達。
「アニキも1杯どうだい」
オレはクビを振って断る。
苦笑いしたかもしれない。
「じゃあそのうまそうなタバコ御馳走してくれよ」
もちろんそれは断らない。
箱ごと取られるのがわかっていたとしてもだ。
 
公衆便所と消毒液の匂い。
広場の中央にある芸術的オブジェは
男達の洗濯物が干されている。
ザマアミロ。役に立ってよかったな。
 
それにしても浮浪者にはハゲがいないな。
リンスや育毛剤どころかシャンプーも関係なさそうだし。
そんなの買う金あったら
酒買うかバクチするか飯食うかだろうしな。
 
やっぱストレスですかね明智さん。
 
色々なことがわからなくなったりした時
オレは公園や繁華街の地面に座るコトがある。
何時間もただ街や人を眺める。
タバコを吸ってコーラを飲む。
オマエは世間体とか言うけれど
世間がいったいオマエに何をしてくれたんだ。
ズボンが汚れるのを気にする余裕があるうちはたいしたことねーぞ。
 

13日の金曜日の月 2003年06月14日(土)

  2003 6/14(sat) am3:40  夜はまだ肌寒い。とても綺麗な月が見える。


素晴らしい夜だった。
そして贅沢な夜だった。
すべてやり尽くしたから放心状態だ。
心地よい疲労と深い満足感。
今夜の月の次にオレは輝いている。
 
緊張してたから前半よく覚えてない。
サタディのピアノ間違えちゃった。
朗読はよい感じでやれた。シャラララー。
ルールは燃えた。誰ハロはちゃんと唄えた。
ジェネレーションズでは短い詩を朗読した。
 
ライブハウス勤めを辞め酒を止めて
ザ・カオルとして生まれ変わって1年。
その1年の集大成のつもりでやった。
大丈夫。うまく踊っているぜ。
 
週2回のESP講師を週1回にした。
チンピラのカオルが辞めて
詩人のカオルは引き続き詩を教える。
 
ふああ。燃え尽きたなあ。
何もすることがないぞ。
 
それにしても月が綺麗な夜ですねえ。
祈ってみたら小さな願いなら叶いそうじゃないですか。
「ボクの唄を沢山の人が聴いてくれますように」
「もう少し世界が綺麗になりますように」
「ネコ達が幸せに長生きしますように」
これは小さな願いじゃないな。
 
そのためだけにがんばって
やり尽くしそれを成功させた時にだけ得られる満足感。
本当に一切の欲望が消えひたすら充実の塊。
さてつぎは何しでかそうか。
 


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