カオルの不定期日記



せーじをカタル詩人 2010年06月02日(水)

  2010 6/1 (tue) 23:40pm
晴れていたが外へは出なかった。


ぽっぽー。

基地の問題や政治が気になって
チカゴロはニュースやインターネットを眺めている。

オレは「鳩山首相のままで最低2年」と想った。
アメリカの大統領は4年やる。
自民党では総理大臣がころころ変わっていた印象がある。
もちろん選挙で民主党が野党になれば別だけれど。

60年以上続いた自民党の政治と負の遺産。
たった8ヶ月でそう簡単にすべてが解決するわけじゃない。
カオル部隊政治チームの報告によると
「鳩山首相は沖縄問題にとても詳しい方」だと。
野党時代にも「地元北海道への移設」を考えていたらしい。

テレビでやっていた特集を信じるとして。
今回の鳩山首相の「沖縄の県外への腹案」というのはグアムだったらしい。
グアムは「米軍ウエルカム」で春頃に
日本とグアムの担当者が実現に向けての会合を決めていた。
だが。
日本側の「誰か/外務省や防衛省」のひと声で会合は中止。
5月末日というのはあり得た話だった。

かつて田中眞紀子さんが「外務省はお化けばかり」と言ったように
そのテクノクラートたちの優秀な頭脳でつくりあげた「仕組み」は
何重もの罠があり簡単に中心まで行けないのだろう。
それを裏付けるかのように昨日テレビのインタビューで
カオルが想うまともな政治家渡辺恒三さんが
「今回の基地の問題はわたしが総理大臣をやっていても
 同じ結果になった」と言っていた。
ただの「鳩山首相をかばう」だけの発言かもしれないけれど
オレには「外務省や防衛省の奇々怪々な壁」を表現していたように感じた。

カオルのように参議院と衆議院の違いもわからない政治音痴に
いったい何がわかるのかと言われれば黙るしかないのだが
「すぐに入れ替わる大臣や議員に比べて
 長く役人としてその省庁で働く官僚たちの
 自分たちが得をする図式をつくる感覚」はわかる。
実際にある時期から日本を動かしていたのはそのテクノクラートだろうし。

とにかくオレは民主党にまだやって欲しい。
賛否はあるけれど「こども手当/日米密約の暴露」だけでも
実現できたのだから。


沖縄から基地がなくなったら
どのくらい日本は危ないのだろうか?
実際に北朝鮮から日本へミサイルを撃たれている。
領土に着弾はしていないが何発も撃たれている。
韓国と北朝鮮もなにやらキナ臭い。


オレは想う。
「日米安全保障条約」というモノがすでに古いのではないのかと。
日本の憲法の九条は素敵だ。
「我々は戦争をしないし協力もしない」
ガンジーのように崇高だ。
世界中が同じ憲法を持てば理論上は戦争はなくなる。

しかし時代は変化している。
もしミサイル攻撃などがあった場合に対処できる機械や方法。
アメリカに頼らない日本独自で守り抜ける新しい平和なシステム。
そういうモノをつくるコトに日本人は優秀だと想う。
いったん「古い安保を破棄して新しくアメリカと条約を結ぶ」がいい。
だがこれは「強大な壁」があるのですごく難しいだろう。

オレは左翼でも右翼でもアナーキーでもない。
資本主義も共産主義も性に合わないただの「快楽主義者」だ。
レインと太陽に憧れるただのバンドマンだ。
本音を言えば自分が遭遇するコトも前提に
北朝鮮に日本本土にテポドン3発ぐらい撃って欲しい気分だ。
それぐらいじゃないと国民も政治家も目が醒めない。
携帯アラームじゃ寝ぼけたままだ。

「沖縄の基地問題を日本全体の問題として考えよう」と
各県知事を集めた会議があったけれど
欠席のヒトが少なからずいたことは本当に残念だ。

1960〜1970代の安保条約の時に
学生の活動家たちが座り込みやデモや武力闘争をした。
金子マリさんも参加したと言う「ベトナム戦争反対」にも
多くのヒトが参加した。
結果は実らなかったけれど
そういう「エネルギー」が足りない。ガッツのないガキが多い。
韓国の学生のメールから同士が増えて内閣総辞職させた例もある。
バンドマンも無関心だ。
いまジャパンは最悪なんだ。
破綻するかもしれないし戦争に巻き込まれる可能性もある。
ヒトビトに危機感と想像力がものすごく欠如している。
テレビに飼いならされて
ヤツらの思惑通り「忠実な消費者」として育っている。

なにがせつないって。
オレがいくら吠えてもなにも変わらないということだ。

あるオトコに「百姓一揆を考えている」と言われ
オレは「タイミングが合えば必ず参加する」と答えた。
いつどんなカタチでなにをやるのかわからないけれど
指をくわえて「うやむやになっていく様子」を眺めているのが
できない性分でね。

オレが意地になって歩いている道は獣道だ。
ロックの先人たちが開拓した道だ。
だんだん通るヒトが少なくなっている。
清志郎さんが大人気の頃にはヒトであふれていたというのに
いまじゃ草がぼうぼうだ。

オレはトレンディーじゃないし古いんだ。
時代が変わってもオレの「ココロの大事なところ」が
迎合することをかたくなに拒んでいる。

だから唄い続ける。
ただ唄い続ける。
それ以上でもそれ以下でもない。

ロックの申し子たちよ。
使い捨てライターのような唄をつくるな。
おのれの身の程を知れ。
そして身の程知らずをするんだ。
はみ出るぐらいがちょうどいい。

そういう不器用な暑苦しさがロックンロールなんだよ。
ジャンルじゃねーんだよ。

じゃあ。
ライブの練習すっからよ。

またな。

おりゃ
 


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